モヤモヤESをスッキリESに変身!学生時代に頑張ったこと編 Part1

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モヤモヤESをスッキリESに!今回は「学生時代に頑張ったこと編」です。
学生時代に頑張ったことは、一番書きやすいかもしれませんね。でも、それが落とし穴!知らない人(採用担当者)に伝わるように表現するのは、意外と難しいんです。

それでは、さっそくキコ先生にバサッと切っていただきましょう!ハナコちゃん、ファイト!!

キコ先生のプロフィール
都内大手マスコミ勤務。女子就活生のESや面接の相談によく乗り、お節介をやくアネゴ的存在。

立派なことより、地道に頑張った体験を丁寧に書こう!

こんにちは、キコです。第1回目の「志望動機」編に続き、今回は「学生時代に頑張ったこと」編です。(志望動機編Part1志望動機編Part2

ESでは、必ずといっていいほど、「学生時代に頑張ったことは?」「あなたがアピールしたい業績や実績は何ですか?」などと過去の業績を問われます。

でも、そこで披瀝するのは必ずしも「海外留学○年」とか「TOEICで○○点」「○○免許取得」などといった、カッコいいことじゃなくてもいいのです(それが一番頑張ったことなら、もちろん遠慮せずどしどし書いてください)。

そもそも企業は、若い学生にそれほど立派な業績を期待しているわけではありません。(業績を求めるなら、社会人経験者を中途採用すればよいのです)。

いかにも立派そうなスペックを無理しててんこ盛りにするよりも、地道に頑張った一つの体験を丁寧に書いたESの方が印象に残ります。その地道な体験を通じて「自分がどのように考え、どう行動に移し、何を学び取ったか」を、ツッこんで書くようにしてください。

「学生時代に頑張ったこと」は、ここに気をつけよう!

ここで再び前回登場していただいたハナコさんのESから、「学生時代に頑張ったこと」の欄を見てみましょう。

学生時代に頑張ったこと

ハナコさん 首都圏私立大4年生
志望企業 大手教育サービス

hanakotosenseiハナコ

私は大学主催の福島の子どものサマースクールのボランティアに最も力を入れてきました。ボランティアでは、子どもたちが主体的に楽しめるプログラム作りを心がけていました。大学2年の時に、「子どもたちと福島について、今どのように思っているかを語るワークショップ」を企画しました。このワークショップを企画したのは、友人が東日本大震災の時に被災し、避難した先で自分自身の経験を色んな人に聞いてもらったことで、震災から立ち直った、という話を聞いたことがあったからです。

しかし、他のメンバーと意見が割れ、私はこれに対し、まず反対の意見の人に、一人ずつ直接会って、相手の意見をよく聞き、自分の企画の意図や思いを共有しながら折り合いをつけていきました。そして企画を徐々にプロジェクトを行うメンバーと実現可能な形にしていきました。

結果として最初に考えていた企画とは形は変わりましたが、子どもたちの間の広い交流を図ることができ、今まで子ども達同士のグループワークが企画されたことがなかった中で新しい試みをしたことで次年度の企画に生かすことができたと思います。この経験は私にとって相手と丁寧に対話をする姿勢や、その上で自分の意見を伝える力が身につきました。

・・・ちょっと文章が長くて、もたついているところもありますが、前回の「志望動機編」の時と比べると、ぐっと具体的に書かれています。志望動機に比べ、学生時代のことなら実際に自分が体験してきたことなので比較的書きやすいんですよね。

ハナコさんは、ご自身のボランティア体験を通じて身につけたことについて、最後の締めの部分できちんと触れています。そう、これが超大事!「何を体験したか」よりも、体験を通じて「何を学んだか」が決め手なのです。

残念ポイント

あえて残念なポイントをあげるとしたら、全体的に具体的な情報が欠けていることでしょうか。

たとえば、こんな要素が不足しています。

  1. サマースクールとは、どんなプログラムだったのか?
  2. 他のメンバーと意見が割れたのはなぜか?
  3. どう折り合いをつけて企画を修正したのか?
  4. その後の子どもたちの反応がどうだったのか?

文章に具体性がないと、せっかくの面白そうな体験談も説得力がなくなってしまいます。
「そんなに具体的に書いたら、文が長くなりすぎて規定の行数に収まらない」と思うかもしれません。いえ、そんなことはないのです。なるべくツッこんで具体的に書き込み、漠然とした文章を省いていけば、規定の行数に収まります。

特に、今回のハナコさんの体験でアピールするべきなのは2と3です。

なぜかというと、社会人の仕事でも、チームで意見が割れることが多々あるからです。反対意見を聞き取りながら折り合いをつける「調整力」、最後まであきらめず、物事を粘り強くやり通す「完遂力」は、ビジネスパーソンにとっても非常に重要なスキルです。

またまたハナコさんから直接お話を聞いてESを改善することにしました。

次回に続く

hanakotosensei

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ハナジョブ編集部

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