本格的に就活も始まり、説明会やら選考やらで心が折れそうになっている人もいるんじゃないでしょうか。就活って、自分で動かないと何も始まらない。だから、これまで受け身だった人にとっては、そうとう辛いんじゃないかと思います。
「もう就活いや、就活やめたい!」そんなふうに思っている人に向けてお届けします。ハナジョブスクール第7回めは「就活を楽しむコツ!」です。
1. 就活を楽しむと内定が早くでる?
実際、就職活動を楽しんでいる学生は、順調に就職先が決まります。
色んな要素があると思うのだけど、
- 楽しんでいると気持ちが前向きになる
- 面接で落ちても次はがんばろうと思える
- 結果、表情が明るくなって、面接でもストレス耐性が強いと認識してもらえる
って感じでしょうか。
当たり前だけど、仕事でもうまくいかないことがたくさんあります。日常的に。
でも、それを乗り越えなければ、仕事を続けることはできない。失敗から学び、改善することで失敗が成功につながります。それができている学生を採用したいのは、人事の立場からすれば当然ですよね。誰だって建設的で前向きな人と一緒に仕事がしたいはずなので。
とはいえ、うまくいかなかったら前向きになれませんよね。そんなときは、少し休んで前向きな気持ちになるまで待てばよいんじゃないかな。そして、ちょっとずつ動き出せばいいんです。
2. 希望の仕事に就けなかったら、転職もある
もちろん、就活がうまくいってるように見える人だって、何度も落とされて不安で眠れなくなったり泣きはらしたりと、落ち込んだ時期が必ずあります。全人格を否定されたように感じて、自信を失ってしまう。短期間に何度も失恋したら落ち込みますよね、そりゃあ。
でも、結局のところ1社にしか入れないわけだし、それで人生が決まるわけでもない。希望の仕事に就けなかったら、スキルを身につけて転職で狙うこともできるわけです。そう思ったら、ちょっとは気が楽でしょ?
3. 就活は視野を広げる、絶好のチャンス☆
こんなにたくさんの企業の話を聞いたり行ったりできるのも、就活生の特権。業界や企業のことを知っておくことは、将来の仕事にも役立ちます。
私は真面目に就職活動をしなかったので、受けた会社は4社くらい(汗)。あとから、もっと見ておけばよかった〜と後悔しました。だから、自分の可能性を広げるためにも、就職活動を楽しめるといいんだろうなあと思います。
4. 面接官もただの人
就職活動していると、面接官が「自分を裁く裁判官みたいな存在」に見えてくることがあります。だから余計に緊張しちゃう。でも、面接官も一社員にすぎません。何でも知ってるわけではないし、面接される人より優れているわけでもない。
あなたの言うことを全部汲み取って理解してくれるわけではありません。同じ経験をしているわけじゃないから。だから、何も知らない面接官に、自分のやっていることやその価値をわかりやすく説明してあげることが必要なんです。
5. 話を聞いてもらえてラッキーだと思う
「面接って、自分の話をちゃんと聞いてもらえるからすごく嬉しい」と言っていた学生がいました。自分のやってきたことを、企業の人が一生懸命聞いてくれるのが嬉しかったとか。
いやあ、ものは考えようですね。
6. 圧迫面接は「脈あり」?
面接で「なぜ?なぜ?それはどういうこと?」と突っ込まれて、怖かった〜という話、よく聞きます。これを「圧迫面接」とよぶ人もいますね。でも、このケースは、面接官が学生をもっと知りたいと思っただけかもしれません。
逆に、関心がなかったらあっさり終わることもあります。だから、圧迫面接は「脈あり」なんだと思います。引き出してあげようってがんばってくれてるのかもしれません。面接する方だって、一人ひとりに突っ込んで質問していたら、時間がいくらあっても足りませんよね。時間をかけるべき人にだけ時間をかける。そういうものだと思います。
あ、ちなみに儀式的な圧迫面接もあるようです。言うことをすべて否定して、反応を見る。いじわるですね。でも、仕事ではそういう状況もありますから、そのときにどんな返しをするのか確認したいんでしょう。こんな面接もあると知っていれば「あ、来た来た!」と思えるので、笑顔で受けとめましょう(渦中ではそう思えないかもしれないけど)。
7. 会社の立場になって考えてみる
会社の側になって考えてみると、会社の未来をつくる人を雇うのだから慎重になりますよね。一人雇ったら年間で数百万のコスト・・・給料だけでなく、交通費、研修費、保険その他もろもろ発生します。
しかも、一人前になるまでに3年くらいかかる。それなのに、3年で辞められてしまう。なんと切ないことでしょう(って思いませんか?)。そんな切ない企業の立場も理解してあげてくださいね!
8. 焦らずに、たまには就活以外のこともやってみる
就活一色になっちゃうと、落ち込んだときに逃げ場がなくなっちゃいますよね。だから、逃げ場をつくっておくのも大事。就活とは関係ないセミナーに参加してみたり、学年の違う友だちと話してみたり、趣味に没頭してみたり。
それも人それぞれなので、自分なりの形を見つければいいと思います。毎朝ジョギングして気持ちを引き締めてるって学生もいました。すごいですよね〜。
9. 就活友だちをつくる
就活って孤独だけど、就活について話せる友だちがいると楽です。大学の友だちじゃなくても、就活で出会った友だちでもいいと思います。愚痴をいいあったり、情報交換したり、刺激を受けたり、励まし合ったり、それだけで救われることがたくさんあるはずです。
あー、わたし、友だちいないからもうダメだ!って思わないでくださいね。まだ間に合うし、一人でも楽しめるなら一人でもいいわけだし。
10. 他人の基準じゃなくて、自分の基準で
というわけで、思いつくまま、よく学生たちに話していることを書いてみました。
自分のことだから、自分が満足できる結果であればいいんです。会社が小さいとか大きいとか給料がいいとか悪いとか、そんなのは世間の基準であって自分の基準じゃないですよね(一致してる人もいるかもしれないけど)。自分の将来なんだから、自分の価値基準で考えてほしいなと思います。
とにかく、言うほど簡単じゃないけど、就活を楽しんでね!
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