カサブランカでモロッコのお宅に招かれた!?<海外女子ドキドキ一人旅 vol.2>

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学生記者の「さよ」がチャレンジした、海外女子一人旅!初めてのアフリカでドキドキすることがたくさんあったようです。海外一人旅をしてみたいというみなさん、まずは疑似体験してみてね!(記事一覧はこちら

到着早々鳴り響いた、モロッコ男注意警報

私にはミランダカーにしか見えないカタール航空のCAさんにうっとりし、「こ…これはもしや…油田じゃない!?」と、サウジアラビア上空を飛んでいる時に飛行機の窓から見えた光景に一人テンションが上がり、あっというまに23時間のフライトを経てモロッコのカサブランカに到着(ドーハで4時間の乗り継ぎあり)。

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初日からとても刺激的というか、モロッコの洗礼を受けました。

空港から市街の大きな駅までの移動中に、「モロッコ男は絶対に信じない!!」という決心が強まりました(モロッコ男にも良い人はたくさんいます)。

空港で自分のバックパックがでてくるのを待っていた時に、同じ飛行機に乗っていたあるモロッコ男。

彼はアラビア語とフランス語と英語と少し日本語を話すことができ、日本で語学の教師をしていたそうです。

そんなフレンドリーな彼と一緒に市街に向かいましたが、「飛行機に乗ってたし、日本に住んでたし、相談しちゃお〜。いろいろ教えてくれてよかった〜」から、「あれ…気のせいか…?」となり、「ヤバイかも…?」になって、「やっぱこの人やばいわ!」からの、「やばいやばいやばい!即まこう、即離れよう、即逃げよう!!やーばーいー!!」へ変化しました。

空港では他の乗客とフレンドリーに話したり、空港職員に日本語の勉強の仕方を伝授してあげていたりと、いい人そう。

しかし、宿の情報を聞こうとしてまだ今日の宿を取ってないことを私が明かしてしまい(いろいろ正直に話しすぎて猛反省)「自分の家の空いている部屋に泊まってもいいよ」と言い始めたあたりから、私の中で警報が。

空港から街への電車の中で隣に座っている他のモロッコ人の男の人に、街や気温のことを教えてもらっていたら、私に「そいつと話しちゃだめだ!危険だ!」と言いはじめ、その隣の人に対してすごく怒りはじめました。

相当な暴言のようで、車内の乗客は「あの叫んでいる男、やばい」という雰囲気です。

「え・・・どうしてそんな・・・え・・・!?なんで!?!?」とオロオロしていると「あの怒鳴っている人はあなたの夫なの?」と他の乗客に聞かれる始末。

車掌さんらしき人が来て止めに入りました。

とりあえず、なんの罪もないのに私と話していただけでトラブルに巻き込まれた隣の人に謝ると、「僕は君と話しちゃいけないらしい、ごめんね」と言われました。

なにこれいきなりなんなの、モロッコー!!

この人と絶対今すぐ離れなきゃだめだー!

でも、彼の近くの棚にバックパック置いてるんだったー!どうしようー!駅に着いたら逃げようー!!

でも、こんな黄色の目立つでっかいバナナみたいなバックパック背負ったアジア人女子目立ちすぎるー!

などあれこれ考えながら、駅に着いた途端に全速力で駆け出しました。

気持ちは全速力でも、バックパックを背にゆっさゆっさと揺すぶらせているので、実際それほどスピード感はないでしょう(笑)。

忍者のようにシュッシュッと(気持ちは)俊敏に、人をぬって離れていきました。

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「危ない人が沢山近づいてくるから、信じちゃだめだよ」と忠告してきたその本人が、ちょっと危ない人でした。

いきなり心拍数が上がり、どぎまぎしながらカサブランカの駅前の、安全地帯のホテルへ駆け込みました。

かなり予算オーバーだったので、無口で堅物そうだけど、仕事のできるモロッコおじさんと交渉。下げてもらって、それでも高いですが、初日は安心をお金で買いました。

心臓ドクドクのまま夕飯探しへ

その日の夜、「暗くなる前にホテル戻りたい!時差ボケですっごく疲れて眠いし、なんかこわい!」という思いで夕飯探しへ。

「夕飯いらないさ、今日は水でもオッケーさ」くらいのノリで周囲をプラプラ。

カフェには男性しかいない。ここはイスラム教徒の国なんだなと改めて感じました。

フランス語とアラビア語はみんな話せますが、英語を話せる人は限られていて、カサブランカは少ないと感じました。

「なんか『ニーハオ』って言われる…アジア顏目立つ…私のユニクロのピンクの羽織物目立つ…英語通じる人に出会えない…」そんな気持ちで歩いている時、たまたま私が声をかけた女の子。

英語が通じた!!

地元の女の子、ノハと出会う

「暗くなる前に戻りたくて、テイクアウトできるようなお店知らない?」と聞くと、地元の人が利用するお店に連れて行ってくれました。

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大人っぽく見えたけど、なんとその女の子は17歳。驚きました。

お礼を言って、お店に行きタジンとモロカンサラダをテイクアウト。

安い!なぜかパンもついています。

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タジンとモロカンサラダとパンを携え、そそくさとホテルに戻る途中、さっきの女の子がたまたま私を見かけて声をかけてくれました!

さっきもやりましたが、モロッコ風の挨拶なのでしょうか?「チュッチュッ」と言いながら(音を立ててるのかな?)、ほっぺとほっぺを右、左とくっつける挨拶みたいなものをしました。

いろいろ話をしていたら、彼女のお母さんとおばさんが現れて、彼女たちともその挨拶を交わしました。

その女の子の名前はノハ。

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将来はエルホステス(?)という、旅行者にどんなことがしたいかや、どんな旅にしたいかなどを聞いてコーディネートするような仕事につくのが夢と言っていました。とてもキラキラした瞳で。

ノハは「あなたに私の家にぜひ来てほしいわ!」と言ってくれました。

でも私は翌日の朝にカサブランカからマラケシュに移動する予定で、6:50発の切符も購入済みでした。

好奇心と警戒心の狭間でもしものシミュレート

「どうしようかな〜…マラケシュはまる2日間あるしなぁ…でも家に行くのはちょっとリスキーなことでもあるな…」と迷った結果、行ってみることにしました。

あの彼女にだまされるなんて考えたくない。でも初日のモロッコ男を思い出すと、警戒心が高まる。

でも、あのキラキラした瞳にだまされるなんて…まぁそしたらそれでもいいや!と決心。

それに、もしやばくなった時、あの女性達3人なら、まず足を思い切り踏んでひるませて、ハンマー投げの室伏広治のように自分のバックをブンブン振り回して、「えいやっ、えいやっ、えいやっ!」ってやったら、あの女性3人くらい倒せるかなとシュミレーションできました(笑)。

睡眠薬を入れられたら、「眠くなってきたかも…あぶないかも…」と思った瞬間逃げ出す。

そしてもし閉じ込められて監禁されるようなことがあったら、車が海に落ちたときに袋に小銭を入れて思い切り窓に叩きつけると窓ガラスが割れて脱出しやすいという、テレビで昔見た技を使って、窓を割って逃げるシミュレーションを!(笑)

お金も取られてこれから先旅ができなくなるのも嫌なので、二枚目のクレジットカードと分散させた現金を、ホテルに預けたバックパックの誰にも見つからないところにも忍ばせておきました。

ばっちりだ!

招かれたお宅へ一人で行くというリスクの先には

そんな警戒心も抱きつつ覚悟して向かったノハのお家……

本当に、温かな家族でした!!

私のためにクスクスというモロッコ料理を作ってくれました。

圧力鍋を使うんですね!

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ムスリムは毎週金曜日にクスクスを食べることが決まっているそうですが、「今回はスペシャルデー!」と言ってくれました。

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「何か日本的なものお土産で持っていったりしないの?」とお姉ちゃんに出国前日に言われ、「あ、そういえばカンボジアやベトナムでお世話になった人に何かお礼したかったけど、なにも持ってなかったぁ」ということを思い出しました。

そしてお姉ちゃんは千代紙セットをくれました。これが、こんな早く役立つ時がくるとは・・・!

折り鶴を作ると、とても喜んでくれました。どれも綺麗な柄の千代紙。

ノハにプレゼントしました!持ってきて本当によかった。

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へにょへにょ語で心通わす

カリムというやんちゃでかわいい、ノハのいとこの男の子も一緒に住んでいました。この子がとてもかわいい。

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「クリスチアーノ・ロナウドかと思ったよ」とか言うと照れているし、なにかとちょっかいをだしてきます。

カリムはアラビア語とフランス語しか分からないから、私がそれらを全く分からないのを知って早口でなにか尋ねてくるんです。

そして私が分かったふりをして「I see!I see!」と言って、今度はなんの言語でもないへにょへにょ語で逆に私がカリムに質問すると、カリムも分かったふりをしてきます。

そしてお互い爆笑。とてもかわいい、弟ができた気持ちになりました。

宗教と神様とおじいちゃん

ノハはイスラム教徒です。

政治と宗教の話はあまりしたくありませんでしたが、イスラム教について教えてくれました。

そして「あなたは何の神様を信じているの?」とノハに尋ねられました。多くの日本人同様に無宗教な私は、回答に迷いました。

神様はいると思いますが、何の神様を信じているのかと言われても自分でも分かりません。

私は飛行機がぐらんぐらん揺れたり、新しい街に暗くなってから到着することになってしまい、「こわい!」と感じたりする時は心の中で、とても可愛がってくれた今は亡きおじいちゃんに助けを求めます。

おじいちゃんに買ってもらい、毎日つけている腕時計をギュッとしながら。

でも、おじいちゃんは神様ではないしなぁ。

ノハは中国人と韓国人と日本人が同じところに住んでいると思っていたり、「サヨ」という名前がなかなか覚えられないらしく、聞きなれない単語があって聞き返したら全く違う名前がノハの中で出来上がっていたり、「チャイナではさ~」と間違えては「ジャパンね!笑」と私に何回もツッコミを入れさせたり、いろいろ抜けていて面白いです。

「同じアジアの家族だけど、さすがに同じところには住んでいないからね!笑」ときちんと訂正しておきました。

そんな愛らしいノハと「またいつか会おう!」と言って別れを告げ、次の街マラケシュに向かいました。

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愛らしいノハと別れて、マラケシュへ

カサブランカからマラケシュへ移動する電車では、イマドキモロッコ女子二人組とお友達になり、お世話になりました。

フランス語とアラビア語しか話せなくて、英語がほとんど通じなかったのですが、モロッコの食べ物のことや地名の発音などを地球の歩き方を見ながら教えてくれました!

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そしてマラケシュ駅についたら、イマドキモロッコ女子の友達が車で来ていて、マラケシュの中心地であるジャマエルフナ広場まで一緒に乗せて行ってくれました。

そして3人は私の安宿探しも手伝ってくれて、「ここの宿の部屋を見たい」と地球の歩き方を見ながら言ったら、人に尋ねてくれながら、その宿まで私を連れて行ってくれました。

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マラケシュという街。

ここはモロッコに来た人は必ずや訪れるでありましょう、有名な街です。

何度も写真を見ていた、ここのジャマエルフナ広場。独特の熱気と活気が忘れられません。

続く・・・

次回はマラケシュ編です!

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About Author

和田紗容子

法学部政治学科3年。まだまだ初心者ですが海外ひとり旅が大好きで、長期の休みになるとヨーロッパや東南アジアやモロッコに上陸し、ぶんぶんバックパックを揺すらせながら、この目で世界を見てみたいとずんずん冒険をしています。サークルではしっとりクラシックギターでのアンサンブルを楽しみ、行政学のゼミではがっちり日本のことをあれこれ考え、家ではちゃっかり姉のシャンプーを使いよく怒られます。