自分の感覚に素直であれ!「書きたい」を形にして地域を動かす新聞記者(神奈川新聞社)

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思いは強かったけれど、就活は不安だらけだった。

入ってみないとわからないことも結構多いのですね。そもそも、記者になりたいというのは大分前から思っていたことなのですか?

すごく遡ると、漠然と記者ってかっこいいなと思ったのは小学5年生の社会科見学のときなんですが、本当になりたいと思ったのは大学2年生のゼミのときです。元新聞記者の先生のゼミに入って取材を体験したり、毎週時事問題について文章を書いたりしてすごく楽しかったですね。

大学4年生のときに1年間オーストラリアに交換留学していたんですが、それも1つのターニングポイントでした。オーストラリアっていろいろな人種が仲良くやっているっていうイメージがあったけれど、そうでもなかった。食堂では生徒が自ずと人種ごとに固まっているのを見て違和感を持ったり、英語がうまく話せずに嫌な顔をされてしまったり。

そういうときって、自分が英語ができないから、オーストラリアの文化を知らないからいけないって思いがちなんですけど、実際そうじゃないと思ったんです。弱い立場にいる人、といったら月並みなんですが、マイノリティの人ってなかなか自分から言い出せない。だから、もう一度日本に帰って自分がマジョリティになったときに、そういう人たちの声を大きくして伝えることができればいいなと思いました。それが記者になりたいという思いが確信に変わった瞬間でしたね。

記者になるという夢を実現された佐藤さんですが、それを実現するまでに不安や迷いはありましたか?

12月に留学から帰ってきた後、まず春採用を受けましたが、まったくダメでした。新聞社は秋採用もあったんですが、夏休みは鬱々とした毎日を送っていました(笑)。だから、選択肢をたくさん設けることで自分を落ち着かせていましたね。大学院も受験していたので、就活がダメだったら大学院に行けばいいし、仮に社会人になって疲弊したらワーキングホリデーでケアンズに行けばいいし、といった感じで、逃げ道をたくさん用意してたな。でも実際はものすごく不安でしたね。

結果的に今の会社からの内定と大学院の合格、両方もらうことができたんですが、全国紙を目指していたこともあり、進学するか就職するかですごく迷いました。いろいろな人に相談して、最終的に勉強を続けるよりもとりあえず現場に出てみようと思い就職を選んで、今はまったく後悔してないです。

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About Author

関根佳穂

大学ではデザインを専攻し、最近はグラフィックデザインと編集について勉強しています。小学校は合唱、中高で吹奏楽、大学ではアカペラと、かれこれ15年間なにかしら音楽を続けているミュージックラバー。もちろん聴くのも好きで、いつかブルーノートに行くのが夢です。デザインやライティングのスキルを使って、面白いと思うこと、素敵だと思うことを伝えることで、誰かを応援できる人になりたいと思っています。

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