若いからこそ、たくさん「失敗」できる!
そうだったのですね。起業にはもともと興味があったんですか?
大学1年生の時に参加した女子学生向けのキャリア構築支援プログラムを通して、大企業の現役社会人の方に、0から1を生み出す面白さを教えていただき、興味を持つようになりました。いつか自分自身で0から1を生み出してみたい、と思っていたので、その目標は在学中に起業という形で達成できたかな、と思います。
では、実際に起業してみて苦労したことはありますか?
チームをまとめること、ですかね。起業のきっかけとなったプロジェクトは、私を含め大学の友人5名でスタートしました。その中で清掃のバッググラウンドを持っているのは私だけで、友人達は、「ビジネスコンテストに出てみたい」だったり、私のことを応援する、という意味で一緒にやってくれていました。だからそこで、みんなの清掃に対するモチベーションを保つことが難しかったですし、成功したとは言いきれないですね。
逆に、起業にチャレンジしてよかった、と思えるのはどんな時ですか?
社長や投資家など、大学では会えないようなかたとお話しできることは、とても大きな価値だと思います。学生として事業をやっていると伝えると、興味を持っていただけることが多いんですよ。あとは、「失敗を早いうちから学べる」こと。最初の起業は失敗することがほとんどだと、経営者の方から聞きました。今、失敗を知っておくことで、将来の自分の力になると思っています。