HATACHIの想い#2「ハタチノハナシができるまで~女子大生のサードプレイスとして~」

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ハタチノハナシプログラムの完成

社会人には「大学生のうちに、色々経験しておくと良いよ」と何度も言われますが、「じゃぁ、経験したものをどうやって自分の将来に活かせば良いの?」という疑問が湧いてきます。そのためにも、プログラム設計をするにあたり大切にしたのは、自分の経験と感情をしっかりと結びつけ、そこから無意識のうちに大切にしていたことに気づき、自分のありたい姿を深掘りすることでした。

そこで、ワークショップやオンラインツールに慣れていない人にも分かりやすく思考を整理しやすいシンプルなプログラム設計に。なおかつ1時間の短い時間で、自分の過去の体験から現在地を認識し、未来を想像するワークを5つ準備しました。

第1期参加者との面談で聞こえてきた、女子大生の悲鳴

8月にプレスリリースをしてから、定員15名でしたが、かなりのスピードで応募がきました。応募者のほぼ全員と30〜1時間の面談を実施する中で、女子大生の悲鳴がたくさん聞こえてくることとなりました。今思うと、ハタチノハナシのプログラムは面談からスタートしていたと言っても良いかもしれません。

面談で聞こえてきたのは、HATACHI Communityを立ち上げる理由でもあった自分の価値にまだ気づいていない女子大生の悲鳴。

・自分が持っている素敵な一面があるにも関わらず、自分の中で評価できない

・就活で、エントリーシートに自信を持って書けることがない

・自分に対して「こうあるべき」が強く、自分らしさを殺してしまう

・結局自分ってどんな価値があるんだろうと自己内省をするけど、ひとりで考えると不安のサイクルに入ってしまう

・自分と他の子を比べてしまうし、自分のできないところばかりに目がいってしまう

今まで彼女たちがやってきたことを引き出しながら、ありのままの自分を肯定することで自分に自信を生み出していってほしい。この場が何か正解を見つける場所ではなく「こういう自分でもありかも」と、新しい自分を彼女たち自身で見出す場をつくっていきたい。面談を通して一層、自分の心と向き合い、しっかりとケアしていくこの場所に、必要性を感じました。

1期生で行ったワーク「自分の好きを深掘る」「価値観に触れる」では、参加者一人ひとりが同じワークを受けても全く違う答えが出てきます。そして、今の自分に何かしらの課題を感じていたり、変わりたいと思う女子大生ほど、この1ヶ月間のプログラムで感じることは本当にたくさんあります。ワークを通して、自分と向き合うのと同時に、一緒に活動をおこなうペアの相手の子の価値観にふれ、刺激される。

「こういう自分でもいいんだ」

「他の子と自分を比べると、こういうところが違う。だからこそ私はここを伸ばしていきたい」

誰かと比較することで自信を失ってしまうことはありますが、比較すること自体が悪いのではなく、比較した上で「違い」ではなく「差」と捉えてしまい、自分を下げてしまうマインドが原因だと思っています。他の人と自分の違いを意識したことで見えてくる自分の姿は絶対にあるので、そこをいかに肯定的に捉えられるのか、これはハタチノハナシのグランドルールにしっかりと落とし込みながら場を設計していきました。

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About Author

かなつな ななみ

2000年生まれ。HATACHI Community代表。 2019年、横浜市の起業家支援を行うコワーキングスペースmass×massにてコミュニティ作りを学んだ後、創業0〜2年のスタートアップ企業にて広報に従事。2020年より新規事業立ち上げを伴走する企業に参画。人と人とを丁寧に繋ぎ、魅力を最大化するコミュニケーションと場づくりを行う。現在は文学部英文学科言語学コースに在籍し、ジェンダーと社会言語学の関係性を学ぶ。

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