仕事を通して、自分の人生が豊かになる!(花王)

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大学時代のゼミ活動で知った花王の魅力に惹かれ、入社を決めた関根さん。現在は、ワークライフバランスやダイバーシティの推進などの分野のお仕事をしているそうです。仕事がとても楽しいと言う関根さんに、仕事観や、仕事と育児の両立について伺いました。(2010年10月時点の情報です)

ゼロから企画、運営ができる面白さ!~関根さんのワークスタイルとは~

現在のお仕事の内容を教えてください。

人材開発部でイコール・パートナーシップ(EPS)推進担当として、社員の意識啓発をメインに企画・運営を行っています。私の担当分野は「仕事と育児の両立」です。弊社では、秋に仕事と生活の両立支援月間として、イベントを集中して開催します。

それの主担当として、今は色々な企画を考えています。たとえば、社内に向けての識者を招いた講演会や、ワークライフバランス標語を利用したポスター作成などですね。社員の皆が、見て気にしてもらえるような企画を考えて実行します。

現在のお仕事につくまで、どのようなお仕事を経験されましたか?

新卒で入社して、すぐに採用担当に配属されました。採用担当ですから、会社のことを知らなければなりません。だからとにかく勉強しましたね。その後もずっと人事部で、採用・表彰担当から、評価・人件費担当、異動担当をそれぞれ2年ずつくらい経験しました。

その間に知って、憧れるようになったEPS担当に就いたのが、異動担当の次ですね。EPS担当に就いている間にお声をかけていただいて、厚生労働省外郭団体の21世紀職業財団に出向し、2年間お仕事をしました。転職体験みたいで面白かったですね。そこでも仕事と育児の両立支援をしました。啓発をする為のパンフレットの作成や講座の運営、やむをえず退職をして今は家庭にいるけれど、いつか働きたいと思っている方の支援などをしていました。

関根さんの学生時代と、花王に入社を決めたきっかけを教えてください。

アルバイトとテニスサークルの活動に明け暮れた、普通の学生時代でしたね。家政学科で栄養関係のコースだったのですが、消費者問題のゼミに入っていました。ゼミの活動で、色々な企業の消費者に対する活動を調べる機会があったのですが、その中で花王がすごく光っていたんです。もともとメーカーに関心があり、特に消費者との距離が近いCS(顧客満足)優良企業である花王にほれ込んで、働きたいと強く思いました。

仕事の楽しさと苦労を教えてください。

社内の状況に応じて、ゼロから企画をし、運営・定着を通しコンテンツを育てていくのが、すごく楽しくて1番のやりがいです。企画の参加者から感謝されると嬉しくて、次も頑張ろうと思います。仕事の内容が日本の重点課題と繋がっているので、仕事を通して社会貢献ができるのもやりがいですね。

ワークライフバランスや障害者雇用、ダイバーシティなどの課題を自分で勉強しながら深く掘り下げ、社会の動きを把握し、社外の多くの関連する人々と交流することも、仕事の楽しさのひとつですね。さまざまな見方ができ、自分の偏見が取り払われていると感じる機会が多いです。

ただ、苦労もありますね。自分では一生懸命に啓発を行っているつもりでも、「そんな制度知らない」「なにそれ?」と言われることもあるんです。そのときには椅子から転げ落ちそうになるくらいガックリします(笑)まだまだ、頑張らないといけないですね。

仕事で心がけていることはありますか。

仕事で重要なのは成果を見せることなので、その為にブレない目的をきちんとあぶりだし、ステップを意識しながら仕事をするようにしています。

そして、効率性ですね。今は短時間勤務制度を利用しているので、9時半から5時の勤務なんです。子どもが待っているから残業は出来ないので、最短距離で仕事を進めるにはどうするかを心がけ、実践できるようにしています。子どもが出来てからは、時間に対する意識がすごく高まりましたね。

1番大事にしているのは感謝の気持ちです。自分が働けているのは、周りの方のお陰であり、上司を含め、家族やみんなが居るからだと思うので、常に感謝しています。

「自分は、過去と未来を繋ぐ鎖でしかない」そう語る関根さんの仕事観とは?

関根さんにとって仕事とは何ですか。

社会とのつながりが持てる場ですね。
自分の関心のある分野を仕事にさせて頂いているので、お金のもらえる趣味のような感覚もあります。ただ、楽しいばかりではなく、期限までに仕事を仕上げなくてはならなかったり、交渉事を行わなければならなかったり、怒られることもあるので、自分を鍛えることの出来る場でもありますね。

どのようにして仕事と家庭を両立させているのでしょうか?

自分の中では両立させている意識はあまりありません。与えられた環境の中でがむしゃらにやっています。

短時間勤務を1時間利用させてもらえていることは、大きな支えになっていますね。義父母の協力や、上司の理解も大きいです。人材開発部のなかにはワーキングマザーも多く、色々な面で相談に乗ってもらえるので有難いです。色々な要素が組み合わさって両立ができているのだと思います。仕事があるから、家庭も頑張れるので、両方があってちょうど良いのだと思います。

仕事を辞めようと思ったことはないのですか?

仕事が面白く、周りも辞める人がほとんど居ないので、辞めようと思ったことは一度もありませんね。夫の母親が働いていたこともあり、仕事を続けることを後押ししてくれたのも心強かったです。ですが、働いていると時間がタイトでストレスも溜まるので、2カ月に1回は旅行にも行きます。子どもがいても、自分がやりたいと思えば、やり方次第で行動範囲は広がります。寛容な社会にもなっていると実感しますね。

これからどんなことをしたいと考えていますか?

今は、目の前の仕事をこなすのに精一杯ですが、子どもが大きくなり手もかからなくなった時には、色々なことに取り組みたいですね。今は夕方からのセミナーや勉強会には参加できなくなっているので、また以前のように参加して、外部ネットワークの構築ができたら良いなと思っています。

中長期的には「社会問題への貢献」を軸に業務の展開ができたらなと思います。

これから同じ職業に就きたいと思っている人にアドバイスをお願いします。

ワークライフバランスやダイバーシティの推進は、今後、人事のみならず、経営的にもますます重要な課題になると思います。女性にとっては親しみやすいテーマであり、他社の担当者も多くが女性です。専門性も磨けますし、女性にはすごく合っている仕事だと思います。他社や行政、NPO、識者などとの交流も盛んです。

会社の業務は、通常は内向きなものが多いですが、この分野はすごく外向きですね。驚くほど垣根がないので、同業他社の方とも親しくさせて頂いていて、コミュニケーションも盛んです。共通の課題解決に向け連携できるのは魅力だと思います。

学生へのメッセージをお願いします。

誰かに頼ることを考えず、自分の足で人生を歩いていくことを意識してください。私はずっと、将来は結婚したら家庭に入るのかなと思っていましたが、沢山の方のお話を聞いていくうちに、「それって女性にとって幸せな生き方なのだろうか?」と考えるようになりました。人生は何があるか分からないので、やはり自分の足で立つことがすごく大事だと思います。

そして、自分の生き方を考えすぎないでください。考えてもキリがないし、明確な答えがある訳ではありません。私が感じるのは、「自分は、過去と未来を繋ぐ鎖でしかない」ということです。そう考えると、自分は、より良い将来が続くように生きていくことが大事なんだと思います。その為には、仕事も、未来を繋いでいく子供の出産も大切です。そういうことを大事にしながら、感性のまま生きていくことが良いのだと思います。

インタビューを終えて( 学生記者:丹羽倫子)

「自分は、過去と未来を繋ぐ鎖でしかない。だから、より良い未来が続くように仕事をすることが大切」とおっしゃっていたのが印象的でした。明るく、笑顔が素敵で、仕事もプライベートも充実しているのがすごく伝わってきました。関根さん、ご協力ありがとうございました。

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About Author

ハナジョブ学生記者

2008年〜2016年までの学生記者たち

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