渾身の企画書でテレビの10分枠が取れた!コンテンツづくりがPRの醍醐味(イニシャル)

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企業の広報・PRをサポートする株式会社イニシャルにて、部長として活躍されている宮田有里子さん。小さい頃から続けていたダンスの経験から、表現で「人の心を動かす」仕事がしたいと考えていたそうです。そんな宮田さんが目指したのは広告業界。その中でもPRに惹かれたご自身のエピソードをはじめ、仕事をする上で大切な心持ちなどを伺いました。(2016年4月時点の情報です)

「人の気持ちを動かしたい」経験が生んだ仕事への憧れ

宮田さんのこれまでのキャリアを教えてください。

2010年に新卒で入社し、メディアに商品やサービスを紹介して記事にしてもらう「メディアプロモーター職」、PRプロジェクトの進行管理担当の「PRコンサルティング職」を経て、現在はアカウント職(営業)を担当しています。

お客様に対して、メディアを活用してどう効果的に商品やサービスを広めていくかを提案するのがアカウント職の仕事です。

元々PRに興味があったのですか?

PRに興味があったわけではないのですが、テレビや雑誌を見るのが好きで、メディアには昔から興味がありました。

小学生からダンスを続けているのですが、表現を通して人の心が動くことにも面白さを感じていて、漠然と「人の心を動かす」仕事がしたいなあと思っていました。

ダンスを仕事にしたいとまで考えていて、大学はスポーツ科学部を選びました。自分がダンスをできなくなってもダンスに関われる仕事として、最初はスポーツトレーナーに興味を持っていたんです。

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大学に入ったときには、まだPRには結びついていなかったんですね。何かきっかけがあったのですか?

当時、家族でスポーツを観戦する機会も多く、よく野球の試合を観に行きました。千葉ロッテマリーンズが強かった時期で、相手チームを面白く挑発するような広告が話題になっていました。

スポーツはそもそも人の心を動かすもの。それをさらに手を加えて発信するのって面白いなと思ったんです。広報やファンサービスも充実していたんですよね。それをきっかけに、スポーツビジネス、マーケティング、球団広報に興味を持つようになりました。

そこから広告業界に興味を持たれたのですね

そうですね。大学で広告論を履修したのですが、あの千葉ロッテマリーンズの広告に携わられていた方が講師だったんです。もう、運命だなと。その授業が面白くて、「やっぱり広告業界に行きたいな」と思いました。

PR会社を視野に入れたきっかけは何でしたか?

はじめは広告業界の合同説明会に参加していたのですが、当時はまだPR業界の知名度が低く、お堅いイメージがあってあまり興味がわきませんでした。でも、たまたま弊社の説明会に参加して、先輩女性社員の話を聞くことができたんですよ。

その方は、アカウント職として自分の好きな化粧品の案件を取り、発表会まで形にしたという話をしてくださり、「PR会社ってこんなこともできるんだ」と惹かれましたね。

私自身も化粧品やファッションに興味があったので、将来の自分と重ねて面白そうだなあと思いました。好きなこと楽しいことを仕事にしたいし、自分がいいと思ったものを広めたい。先輩の話を聞いて、PRの仕事がしたいと思うようになりました。

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3つの軸が導いたPR会社との出会い

就職活動をしていたころの軸は何でしたか?

就職活動をしていた時は、3つの軸を持っていました。まず1つ目は、「人の心を動かす仕事であること」です。ダンスをしていた経験から、自分の行動によって人が感動したりすることが面白いと思っていました。

次に、「よい意味で女性であることが活かせる仕事であること」です。就職したら、長く働きたいなと思っていたので、女性が活躍できる職場にはずっと憧れがありました。

そして3つ目は、「自分の軸を作れる仕事であること」です。弊社の代表が「頭に職をつける」とよく言うのですが、ただスキルをつけるだけでなくて、頭に知識を蓄積できる仕事がしたいと思っていました。

今の会社に入社しようと思ったのはなぜでしょうか?

3つの軸をもとに弊社の選考を受けたときに、この3つが全部叶う会社だなと思ったんです。

選考が進む中でいろんな社員と会う機会があったのですが、みんな楽しそうに生き生きと仕事しているなあという印象が強くて。繁忙期は忙しいけれど、決してその忙しさを見せない雰囲気も好きでした。

そして最初に内定をもらった縁もあり、こういう人たちと働きたいと直感で入社を決めました。

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1つ目の軸で「人の心を動かす」という言葉がありましたが、どういう力でどういう人を動かしたいと考えていましたか?

特にこれといったものはなかったです。ただ漠然と考えていました。PRではいろいろな業界を扱うので、その都度ターゲットとなる企業や商品・サービスが変わります。そこで毎回、お客様に合わせて「この人の心を、こう動かす」と考えていく必要のある仕事なんです。

それを踏まえた上で当時の気持ちを振り返れば、「スポーツ好きの人の心をもっとスポーツに向けたい」だとか、「今はスポーツに関心のない人たちにも、きっかけを与えてスポーツ観戦する機会につなげたい」だとか、そうした思いはありましたね。

2つ目の軸は「女性を活かせる仕事」ですが、その軸からPR会社を選んだのはなぜですか?

もちろん先ほどお話ししたように、私自身が先輩女性社員の活躍している現場を見たということも理由の1つではあるのですが、実際に弊社は女性の部長が多いんですね。

そうしたところからも、「女性」のトレンド感覚や感性が仕事に直結させられるのかなと思いました。

企業の広報でなく、PR会社への入社を選んだ理由はありますか?

PR会社は色々な業界の仕事ができるので、面白いなと思っていました。仕事の幅を早いうちから狭めるのではなく、多くの情報・やり方に触れたいという気持ちが強かったですね。

それで、PR会社や広告代理店のような「対象を一社に絞らない会社」がいいなと思ったんです。

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新卒2年目、自分の名前が繋いだ信頼

これまで6年間お仕事をした中で、「これはやったな」と思うエピソードはありますか?

1年目から担当しているキャラクター業界のお客様がいるのですが、やはり新人時代はお叱りを受けたこともありました。

でもあるとき、「この案件はどうしても成功させたい」と、お客様周辺の情報を調べ上げて、企画書をメディアに持って行ったんです。そうしたら、私の作った原案ほぼそのままで、テレビの夕方10分の特集枠をとれたんです!このときは「やったな」と思いましたね。その2〜3年後、そのお客様の全部署の広報を弊社に任せてくださることになったんです。

さすがですね……!!

しかもその理由が「“宮田”が頑張っているから」だったんですね。「こんなに頑張っているPR会社は久しぶりに見た」とも言ってくださったんです。お客様にとってもすべての部署を同じPR会社に任せることは初の事例だったそうで、上司と泣きながら喜びましたね。

とても素敵ですね!逆に、辛いと思ったことはありますか?

あまり思い出せないんですけど(笑)、PRしてもメディアにまったく掲載されないこともあります。それをネガティブに捉えるのではなくて、掲載されなかったらどうするか、対策をいつも考えていますね。

メディアに取り上げてもらうために、PR目線で新しいコンテンツを作っていくこともあります。外食業界だったら、トレンドを取り入れた新しい宴会のプランを提案することもあります。色々な提案ができるのは、とても楽しいですね。

以前よりもPRの重要性が認められるようになったこともあって、マーケティング、宣伝、商品開発の部署も巻き込んでPRさせていただくことも増えているんですよ。

仕事の幅が広がっているんですね!ちなみに落ち込んだ時はどう切り替えているのですか?

基本的に寝て忘れますが、ため込んでしまうと苦しくなってしまうので、書いて忘れることもあります。

他にも、自分に自信をくれる人とご飯に行ったりもしますね。元部長など、自分が尊敬していて、かつ自分を信用してくれている人と会話することで元気をもらいますし、そこから新しいインプットをもらったりもします。

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「前向きに、楽しく!」が、引き寄せのキーワード

部長を任された時、どんな気持ちでしたか?

それまでは、「自分がどう成長するか」を考えることが多かったけれど、部長を任されることになった時期はちょうど、「自分が新卒の時から積み重ねてきたことを、後輩に引き継いでいこう」という意識が強くなっていたんです。だから、今がマネジメントに切り替える時期なんだなと思いましたね。

私はこの仕事が天職だと思っているので、純粋に嬉しかったですね。これからも後輩に継承できる働きができればなと思いました。

マネジメントをする中で気を付けていることはありますか?

単純なことですが、ネガティブなことは言わないようにしています。私自身が仕事を楽しんでいるので、まず自分からメンバーに楽しさを伝えたいですし、そもそもネガティブな思考はネガティブな事態を引き寄せるので一切言わないようにしています。

あとは、後輩には自分のやってきたことをそのまま教えるようにしています。会社としては今でこそ教育制度が整ってきているとはいえ、もともとベンチャーなので自分でやり方を学んでいく必要がある会社です。ですから、その都度「こういう時はこうするんだよ」と教えるようにはしています。「自分で学んで」というのではなく、考え方を教えてサポートするようにしています。

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お仕事をする上で大事にしていることはなんですか?

前向きに楽しんで仕事することですね。弊社には『vector’s ROCK(ベクトルズロック)』という企業理念があって、それに最近追加された「波に乗ること」を大切にしています。

仕事を前向きにやる中で、運は大事だと思うんです。それを逃さないようにするためにも、常に前向きにやっていくということは、仕事だけでなくて人生でも大切なことだと思っています。

もう1つ大事にしていることは、「カメレオン」になること。お客様にはいろいろな業界の人がいます。例えば報道系なら硬い人が多かったり、新聞社なら勝てないほどの知識量を持った人がいたりします。

ですからお客様に合わせて、自分もアプローチの仕方や雰囲気を変えるようにしています。例えば服装を変えたり、話し方を変えたり。自分を演じるという部分も大切にしていて、それも楽しさの1つですね!

もちろん、お客様に提案するためにはまずはインプットしておく必要があるので、メディアをよく見たりトレンドや時事を頭に入れたりするようにしています。業界のことはお客様の方が詳しいですが、メディアのプロとして自信を持って提案できるようインプットは心がけていますね。

ご活躍されている中で、今後の結婚や出産についてどうお考えですか?

正直なところ、仕事を選ぶときには、出産して仕事を続けられる環境かどうかは考えていませんでした。社内でも結婚・出産をして時短勤務で戻ってきている女性もいるので、そうした希望は受け入れてもらえる環境だと思っています。

もしその環境がなければ自分が最初の事例を作っていけばいいと思いますし、ゆくゆくは最強のPRママになれたらなと思います!

宮田さんにとって、お仕事とは何でしょうか?

「自分の軸を作るもの」ですね。就職活動の軸としてもお話ししましたが、そこかなと。自分の成長や学びって学生時代で終わっていると思いきや、実は社会人になってからのほうが学ぶことって多くて。

社会人として仕事をする中で自分が成長していくのが楽しいという思いから、仕事とは、私自身がそれを軸にすることで成長し立っていられるものだと思っています。

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最後に、学生へのメッセージをお願いします!

直感や勘を大切にしてください。私は今までやってきた中で、直感を信じて後悔したと思ったことはないと思っています。万が一間違えたにせよ、それは自分にとって糧になることであって、「あ、違ったんだな」って思う程度のことで。

反対に、固定観念に縛られて自分の方向性を固めてしまう方が怖いと思うんです。すべてのことに素直になることが大切だと思います。そういう気持ちで、頑張ってください!

取材を終えて……

ご自身も様々なお客様と対話しながら、部長としてチームをまとめ上げている宮田さん。お話を伺った中で、何よりも印象的だったことはポジティブな言葉の多さでした。

ひとつひとつの経験や思いを糧にして、次へ活かし結果を引き寄せていらっしゃるお姿から学ぶものが本当に多かったです。今後もよりご活躍され、いつの日か「最強のPRママ」となった宮田さんにもぜひお目にかかりたいです!

「とにかく前向きに、楽しんで仕事をする」

私自身、忘れることなく自分自身のこれからに向き合っていきたいと思います。

学生記者:富永みずき

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企業紹介

株式会社イニシャル( http://initialinc.jp/ )

株式会社イニシャルは、株式会社ベクトルのグループ会社です。株式会社ベクトルは、戦略PRを強みとする総合PR会社です。
基本的なPRのみならず、Web領域(ニュースサイト、ソーシャルメディア、ブログ等)や最新のアドテクノロジー、さらには動画コンテンツを活用した立体的なコミュニケーション戦略の設計からアウトプットまでをワンストップで提供しています。
複雑・多様化する顧客のニーズに応え、経営理念である「いいモノを世の中に広める」を実現するコミュニケーションテクノロジーファームです。

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About Author

富永みずき

都内女子大学に在学中。大学では「子どもの笑顔」をテーマに絵本と教育について学んでいます。 趣味は音楽鑑賞、お散歩、そして文章の読み書き。愛読書は『星の王子さま』。 将来は文章でお母さんと子どもたちを繋ぎたいと考えており、ハナジョブではその第一段階として、同世代の女の子の「あっ!」を応援する記事を書けるようになることを目標にしています。 大学三年目の今年は「現状打破」の年。星の王子さまで言う「目には見えないこと」を追いかけながら日々修行中です!

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