グローバルな企業で働くということ
留学後に入社した日系の会計事務所でのお仕事と、今のお仕事ではどのような違いがありましたか?
まず、仕事内容が異なります。会計事務所では、自分の会社の数字を見るのではなく、クライアントの数字を見たり税金面でのサポートを行ったりしています。それに対して今在籍しているファイナンスの部署では、自分の会社を見て数字の面でアドバイスを行います。対象が全く異なるのです。
また、企業ごとのカルチャーも全く違いました。日系の会社では、性別によって行う仕事も異なりました。今の会社では自分が男性か女性かを考えることはありません。性別が何かの判断基準になることがないのです。そういう意味では今の会社の方が自由にのびのびと働けています。
外資系の企業だと、国内外の人々と連携して働くことも多いと思います。今のお仕事では英語はどのような頻度で使っていますか?
基本的な仕事は全て英語で行っています。一緒に働いている上司はオーストラリア出身、部下は中国出身、そして同僚もほとんどが日本人ではないので、英語は日々の業務を行うのに必須です。入社して実際に働いてみると、皆さん本当に英語がペラペラだったので、カルチャーショックを受けましたね(笑)
さまざまなバックグラウンドを持った方々と働いているのですね。日々の仕事の中で文化の違いやすれ違いを感じることはありますか?
たくさんありますよ!ただ、違うことが前提で、同じ人などいないということを意識して仕事を行なっています。出身がどの国であるかは重要ではなくて、その人個人と関わるようにしています。また、勝手に「こうしてくれるだろう」と期待しすぎないことを意識しています。
現在のお仕事の中でのやりがいは何ですか?
ファイナンスの仕事は期限が決まっているので絶対に遅れてはいけないのですが、そこをやり遂げられた時は達成感を感じます。また、今の上司や周りの同僚やチームなどもとてもよい人たちなので、いいメンバーに囲まれて仕事ができるのはとても嬉しいことです。
井土さんにとって「仕事」とは何ですか?
もちろん生きていくために必要ではありますが、お金を稼ぐためだけではなくて、毎日よりワクワクするために必要なものだと思っています。自分が仕事を通して達成感を得られることも大事ですが、自分の得意なことを通して誰かの役に立てたらよいですよね。
今のお仕事は井土さんにとって得意な仕事だと思うのですが、それは同時に好きな仕事でもあるのですか?
サッカーに関わるお仕事をしていたとき「好き」とは違いますが、得意なことを仕事にするのは自分にとってしっくりとくるし、人の役に立つのは嫌いではないので、好きと言えると思います。