どんな職種でも生きる学生時代の「リーダーシップ」経験。顧客の成功体験を作る”カスタマーサクセス”とは

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転機は、「生活者に価値をダイレクトに届けられるサービスに関わりたい」

 「営業をやりたい」という思いが転職へのきっかけとなったのですか?

いえ、そうではないんです。1社目の会社で営業に転じるチャンスはありました。しかし、そこでは顧客の依頼に正確に応えることが一番に求められていて、「もっとこうしたらエンドユーザーにとってよりよい形になるのではないか?」と思っても、それを形にすることはなかなか難しいように感じていました。

もともと、顧客に伴走しながら何かを作りたいと思っていましたし、自分が携われる業務の範囲に限界を感じたことから、より生活者に価値をダイレクトに届けられるサービスに関わりたいと思うようになりました。そこで、新卒で入社した会社を2年で辞めて、ユーザーファーストを掲げていたクックパッドに転職を決めたんです。

 新卒で入った会社を2年で辞めて転職されたんですね。

そうです。25歳までに、自分に何ができるのか、どんな実績を残したか、を言えるようになりたいと思っていました。2年足らずで転職というのは早すぎるという考えもあると思うのですが、女性の場合、出産・育児などで仕事を中断する期間もあるかもしれないので、決断するなら早いほうがいいと思いました。

クックパッドに転職し、やってみたかった営業の仕事についたものの、いざ実際にやってみると未経験の私には大変なことばかりでした。しかし、努力しなければ周りに追いつけないと覚悟していた分、頑張れたのかもしれません。営業職について書かれた本を読んだり、Webサイトで情報を集めたりする一方で、ひたすら先輩の真似をしながら、営業スキルを身につけていきました。

 その後トクバイへの転籍し、カスタマーサクセスの部門立ち上げをされたんですね。職種や役割が変わる経験はいかがでしたか?

 営業の仕事では、最初から数値目標が決められています。しかし、部門の立ち上げは文字通り立ち上げるところ、ゼロからで、数値目標はありません。まず、リーダーシップを持って部門のミッションや目標を決める必要がありました。

トクバイという買い物情報を掲載する新しいサービスが、どうやったら企業・店舗にとって有益なものになるかを日々考えていました。常に自分なりに「企業・店舗にとっての成功とはなにか」を徹底して考えながら、最終的に目標を設定しました。

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About Author

関根佳穂

大学ではデザインを専攻し、最近はグラフィックデザインと編集について勉強しています。小学校は合唱、中高で吹奏楽、大学ではアカペラと、かれこれ15年間なにかしら音楽を続けているミュージックラバー。もちろん聴くのも好きで、いつかブルーノートに行くのが夢です。デザインやライティングのスキルを使って、面白いと思うこと、素敵だと思うことを伝えることで、誰かを応援できる人になりたいと思っています。

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