営業時代は3年で全国トップ成績!そして現在、グループ会社の社長を務める中村有沙さん。輝かしいキャリアですが、実は元々かなりの人見知りで就活も迷走していたとか。そんな中村さんが現在のキャリアに至るまで、どんな道を辿ってきたのか取材してきました!
水道工事営業から「スーツに見える作業着」づくり?現在の仕事に至るまで
現在のお仕事内容を教えてください。
新卒で入った水道工事のベンチャー会社に勤めて9年目で、現在はグループ会社の代表を務めています。時系列のキャリアとしては、4年間営業を務め、その後部署立ち上げから関わった人事部に3年間、そして現在は1年前にできた新規事業を行うグループ会社 株式会社オアシススタイルウェアで代表という流れです。
グループ会社で代表、ということは社長さんなんですね。すごいです…!
人事3年目で社内の技術者用ユニフォームのリニューアルプロジェクトで「スーツに見える作業着」づくりに関わっていたのですが、元々社内向けにつくっていたものを「うちの会社にもほしい」という声を多くいただいて。
事業化して「スーツに見える作業着」を社外にも販売したら、想定していたよりも大きな反響があったんです。それで、グループ会社を立ち上げることになり、親会社の社長から代表を任命されました。
「スーツに見える作業着」って初めて聞きました。どんな商品なのですか?
ワークウェアスーツという商品で、水道工事の作業スタッフのユニフォームを格好良くしようという目的で誕生しました。水道工事中に、作業スタッフがお客様の家にあがることもあり、その際作業着に清潔感があればお客様に気持ちよく感じてもらえるかなと思って。人事の仕事をしているときにみんなが楽しく働けるしくみ作りを考えていて、その延長線で考えられた商品なんです。
元々は水道工事の会社だったのが、ワークウェアスーツの誕生によってアパレルの事業ができたんですね。
ワークウェアスーツの事業化が決定し、アパレル事業が始まってちょうど今1年くらいです。私が新卒で入ったときは水道工事の事業だけでした。社長が面白い方で、創業事業の水道工事以外にもいろんな事業を展開しているんです。
海外視察で出会ったタピオカに魅了されて、2年間交渉して日本で初の店舗を誕生させたこともあります。水道工事事業って堅い職業に見えるけど、さまざまな事業を手掛けている社風が面白いし、1人1人の社員のアイデアもちゃんと聞いてくれるところが自分に合ってるなと思います。
アイデアを聞いてくれる社風っていいですね!
実は入社当時、人事部はなかったんです。新卒から4年間営業として働いてみて、もっと採用や研修に力を注げば、みんながより楽しく働ける会社になるのではないかと思いました。
そこで、後輩と2人で人事部設立の企画書をつくり、社長の家の近くまで行って直談判しました(笑)。社員と社長の距離が近いからこそ、思ったことを直接提案できて、こんな風に新しい事業を生み出せたんだと思います。