社会のために、夢や目標のために行動している女子学生に「行動を起こす原動力」についてインタビューする新企画!何か新しいことを始めてみたい人、挑戦してみたいことがあるけれど、一歩踏み出す勇気がなかなか出ないみなさん、必見です!
今回は、大学生3年生のタイミングで起業をした株式会社クレフォーム 梅村里奈さんにお話を伺いました。
「解決したい!」という思いで、起業に踏み切った
昨年、大学に通いながら起業をされたと伺いました。どのような事業内容なのですか?
ホテルや民泊など宿泊施設の清掃に対するスキルシェアサービスとして、2019年の11月、事業を立ち上げました。具体的には、主婦の方や学生が空き時間に清掃を行い、清掃業界の人手不足を解決するようなサービスです。オリンピックによりますます需要が高まると思っていた矢先にコロナウイルスの感染拡大が起こってしまったので、時代に合わせた事業が出来ないか、今改めて考えているところではあります。
1年前はこんな日々を送ることになるとは思ってもいなかったですよね。次に考えているアイディアも気になりますが、そもそもなぜ清掃業に着目したのですか?
実は、父親がホテルの清掃業に携わっていて、人手不足や非効率性など、清掃業界の問題について聞いていました。清掃業界って古い体質で、若い人がいない業界なんですよね。そこで、若い力でなにか解決できないか、と思いたったことがきっかけです。
梅村さんにとって、清掃は身近なテーマだったのですね。とはいえ、「学生起業」というと、ハードルがすごく高いイメージがあります。
思っているよりは、高くないと思います。というのも、社会人に比べて学生の場合は、背負うものがないんです。社会人の場合は会社を辞めなければならないけど、学生の場合は、失敗しても就職できます。だから逆に、学生の今が一番チャンスなのかもしれないですね。
確かにそうですね!
清掃のスキルシェアサービスのアイデアも当初はあまり起業につなげよう、とは考えていなかったんです。ただ、大学の友人と出場したビジネスコンテストでありがたいことに賞をいただきました。そこで、「これは事業として伸びる可能性がある」と考え、起業をすることにしたんです。結構、学生のノリによるところが大きいです(笑)。