「世の中、女性に対して不公平だな〜」と思うこともあれば、「女で得した!」と思うこともありますよね?
オウチーノ総研の「男女の『不公平感』に関する実態調査」によると、男性の53.1%、女性の56.1%が「異性と比べて不公平」と考えていることがわかりました。
不公平と感じる割合は、ほぼ同じ!でも、中身は男女で違います
男性が不公平と感じる面は、1位「仕事」(28.4%)、2位「サービス面」(27.5%)、3位「社会的役割」(16.2%)。女性は、1位「家事」(43.2%)、2位「仕事」(36.6%)、3位「育児」「収入面」(それぞれ30.0%)でした。女性の方が不公平と感じる場面が多いようです。
男性が「仕事」で不公平を感じる理由は「きつい仕事を任されるから」「要求される責任が重いから」、「サービス面」では「女性のみを優遇するサービスが多いから」、「社会的役割」では「一般的に女性以上に責任を問われるから」「男性が外で働いて、家族を養うことが当然と思われているから」などが挙りました。
一方、女性が「家事」で不公平を感じる理由は「共働きが当たり前になったにもかかわらず、家事は妻がやるものという考えは変わらないから」、「仕事」では「能力ややる気があっても認めてもらえず、昇進の機会が少ないから」「女性というだけで仕事の求人が少ないから」、「育児」では「共働きにもかかわらず、育児はほぼ妻が担っている。夫はいいとこどり育児しかやらないから」、「収入面」では「同じ内容の仕事でも、男性より給料が安いから」などが挙がっています。
男性は「仕事の重さ」、女性は「家事育児の偏り」と「仕事での不平等感」を不公平に感じているようですね。
男と女、どっちが得?
「男性で得をした」「女性で得をした」と思うことはあるかという質問に対しては、女性の64.3%が「ある」と回答。一方、男性で「ある」と回答したのは33.4%のみ。
女性は「サービス面」、男性は「仕事」で得を感じることが多いようです。女性限定のサービスや割引が多く、「ずるいなあ〜」と思う男性も少なくないのでは?
男性が「仕事」で得だと感じるのは「会社勤めでは、昇進、給与すべてで女性より有利だから」「選べる職業が多いから」「重要な案件を任されるから」「仕事に集中できるから」と、女性が不公平と感じている部分と重なります。
男性が不公平に感じている「仕事の重さ」と女性が不公平に感じている「家事」「育児」。不公平と感じながらも、双方が手放せないものなのかもしれませんね。