本業が変化している企業は半数!
入社した企業の本業が、ずっと同じであり続けると思っていませんか?
帝国データバンクの調査によると、47.7%の企業で「創業時の本業」が変化していることがわかりました。また、約半数の企業は、今後10年間で本業が変わる可能性があると考えているようです。一方で、今後も本業が変化することはないとする企業も3割近く。
本業が変化したきっかけは、半分以上が「本業以外の事業の拡大」でした。その他に、「本業の競争激化・競争力低下」「本業の市場縮小」が理由に上がってます。そして、変化した内容は「主要取扱商品・サービス」が80%を超えており、「業種転換」は 16.2%となってます。
本業が変化している業界、変化していない業界は?
本業が「常に変化」している業界は、1位「電気通信」2位「放送」3位「出版・印刷」。いずれも5割以上の企業が常に変化していると回答しています。テクノロジーの進歩に影響を受けやすい業界と言えますね。
「常に変わらず」と回答した業界は、1位「医薬品・日用雑貨品小売」2位「旅館・ホテル」3位「教育サービス」。本業は変わらないですが、サービスの内容は大きく変化しているのではないでしょうか。
「変化に直面」している業界は、1位「電気・ガス・水道・熱供給」2位「電気通信」3位「情報サービス」。2割〜3割の企業が変化する可能性を示唆しています。
「電気通信」のNTTを例にあげると、主要なサービスが固定電話からインターネット回線に変化していますよね。このように、テクノロジーの変化や社会のニーズに合わせて、本業が変化する可能性があるのです。
さて、あなたが入りたい企業の本業はすでに変化しているでしょうか?逆に本業が変化することはないと考えているでしょうか?
想像もつかないスピードで世の中が変化している現在、本業が変化する企業はますます増えそうです。そのときに「仕事がなくなった!」と焦らないよう、自分自身の「本業」も柔軟に変化できるよう準備しておきたいものです。
出典
帝国データバンク「“本業”の現状と今後に対する企業の意識調査」
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