若い世代は内向き志向と言われますが、実際はどうなのでしょうか?
エン・ジャパンの「海外での勤務」についての調査によると、海外勤務の可能性がある企業を積極的に選ぶ人は37%で、5年前の2倍に増えていることがわかりました。海外勤務を避ける人は20%のみで、8割が海外転勤もOKと考えているようです。世代別でもほとんど数字は変わりません。
転勤して働きたい国は、この5年で大きく変化しています。2010年には「中国・東南アジア」が33%で1位でしたが、2015年は「東南アジア」が38%で1位でした。
世代別でみると、30代・40代は「北米・カナダ・ヨーロッパ」、50代は「東南アジア」がそれぞれ4割前後と最も多くなりました。30代・40代は「自分の成長にプラスになる」先進国、50代は「自分の経験を活かせる」新興国を選ぶ傾向があるようです。
全体として、内向きどころか海外勤務を避ける人は減っています。もはや、海外との関わりをもたない企業は存在せず、海外を身近に感じる人が増えているのかもしれませんね。