Yuiさんの就活スケジュール (メーカー/総合電機メーカー)
12月 |
留学経験者向けの説明会・合同説明会に行き、様々な企業を見る。 |
1・2月 |
メーカーを主としていろいろな説明会・OBOG訪問。 |
3月 |
ESを書いている頃に震災があり、締切や面接は延長。 |
4月 |
落ち着いて考え、見る幅を広げた。 |
5月 |
面接を受けていく中で、やりたいことの軸がはっきりしてきた。 |
6月 |
内々定。その後、航空会社の客室乗務員職を受検。 |
7月 |
総合電機メーカーへの入社を決める。 |
メーカーの魅力は、人が何かをするための基盤となること!
最初からメーカーを希望していましたか?
1・2月の説明会では、メーカー業界を全般的に見ていました。最初は特に、オフィス関係メーカーや素材メーカーに興味がありました。ハナジョブの取材で様々な企業を訪問する中で「オフィスの環境が面白くて居心地が良いと、仕事もより楽しく、働き続けやすくなるのでは?」と思ったことから、オフィス環境に携われるメーカーに惹かれていたんです。素材メーカーも、取材に行った会社が面白かったのがきっかけです。メーカーの中でも色々ありますが、この2つに共通するのは、「人が何かをするための基盤となるもの」に幅広く関われるというところですね。
メーカー以外にも興味があったところはありましたか?
人材の大手を1社を受けていました。ただ、そこの社風に合わせて自分を演出してしまっていたので「どうも合わないな」と感じ、選考を途中で辞退しました。また、今の会社に内定した後で航空会社の客室乗務員職も受けました。憧れの職業だったので「受けなかったことを後悔しないように」という気持ちがありましたね。ただ、今すぐにやりたい仕事ではないと感じたこと、中途採用で今後もチャンスはあること・内定式の雰囲気から私には合わないと考え、そちらには進みませんでした。
日本の素晴らしい「ものづくり」を海外に発信するには?
電機メーカーに惹かれていたのはなぜですか?
実は父も電機メーカーで技術職として働いているのですが、その話を聞きながら、ものづくりに日本の企業の良さがあることを知り、その日本の良さを海外に発信していけることに魅力を感じました。私の会社選びの軸は「ものづくり」「海外」「色々な人の生活の基盤」の3つで、電機メーカーはそれらがぴったりと当てはまった感じですね。一方で、オフィス関連は国内中心であまり海外には出ていかないから違ったのだと思います。ただ、このようにはっきり言えるのは、就職活動を終えてしばらくした今振り返って思うことで、当時はたくさん悩みながら色々なところを受けていましたよ。
その中で、大手・中小・ベンチャーなどにこだわりはありましたか?
私は大手への志望度が強かったです。「海外とつながる」には大手の方が可能性が大きいですし、実際に海外にいても日本の大手総合電機メーカーの影響力を体感したんですよね。それから、私は1つに集中をするより色々なことに同時にチャレンジする方が好きなので、将来「あれがやってみたい、これもやってみたい!」とイメージすると大手の方が良いと思いましたね。
今の会社に就職を決めた理由は何だったのでしょうか?
将来的に海外で働くことができる制度が導入されたこと、世界的に影響力がある会社であること、社会インフラ・電力・情報通信など事業の幅広さ、にとてもワクワクしたからです。ES・Webテスト・グループワーク・1次面接・2次面接と、会社を知るうちに、1つ1つの細かい仕事が積み重なって、大きなことをやっている!というイメージに惹かれました。OBOG訪問をした際には、個々の仕事内容よりも社風について詳しく伺ったのですが、自分の仕事に情熱を持って取り組まれている様子、地味だけど堅実で一生懸命なところに共感しましたね。
会社でどんな仕事をしたいですか?
私が一番魅力に感じた「大きいことをしている」イメージって漠然としているんですが、だからこそ、この会社のことをもっと伝えたいという思いがあり、現時点では広報を希望しています。どんなに素晴らしい「ものづくり」が行われていても、発信されていなかったり、アピールがベタで伝わりきれていなかったりしたら、もったいないですよね。だから私はその「イメージ」のところの第一歩に関わりたいと思っています。
相手の知りたいことを誠実に話す。楽しむことはいつも忘れないで!
自己PRはどのようにしましたか?
留学・ハナジョブ・就職四季報制作などいくつかありましたが、結局は面接官が興味をもつものに左右されると思います。私の場合は、アメリカへの留学について聞かれることが多かったですね。どうして留学したのか・現地で一番苦労したことは何か、などですね。実は幼い頃から父の仕事仲間の外国人がよく家に来ていたりしたので、外国人への抵抗はなく、英語も好きでした。ただ、言語が出来ないとどうしようもない一方で、言語が出来てもどうしようもない時があるんですよね。この2つを乗り越えるために海外で生活しようと思ったんです。
1番大変だったのは、アメリカの田舎町でアジア人の私が周りの人と友達になるにはどうしたらいいか、でした。見た目から判断されたのか、私にだけゆっくりと易しい英語で話しかけてくれる現地の学生がいたんです。そこで「私は人種は違うけれど、あなたの話がわかるし、ここで共に学ぶ仲間なんだよ」ということをアピールする必要がありました。実際に、食堂に行って色々な人と話す、など小さなことを積み重ねるうちに友人の和も広がっていった話をして、コツコツ頑張れる人であることを伝えました。自己PRをする時は、あれもこれもと話しすぎずに、相手から聞かれたことに対して誠実に答えるのが良いと思います。
Yuiさんの将来の夢は何ですか?
私の存在が、周りの人に安心感を与えられるようになっていたいです。先輩・同期・後輩から「あなたと一緒だから大丈夫」と思ってもらえる人になりたいです。
最後に、後輩へメッセージをお願いします。
まず、就活はあくまで通過点です。特別な期間だと思って力んだり、周りの変な熱に惑わされたりしないでください。自分のペースを大切にして、楽しみ方を見つけましょう!楽しくないと自分らしくいられなくて、つらくなるからです。何でもいいので、合否以外に目的を持つと楽しくなりますよ。例えば私は「オフィスを見られる」ことを楽しみにして、モチベーションを落とさないようにしていました。自分らしく楽しんで、頑張ってください!