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    先輩インタビュー

    「性別に関わらずやりたいことができる社会を作りたい」だから政治への興味ゼロだった私は地方議員になった (区議会議員)

    佐藤翠By 佐藤翠2021年5月27日Updated:2022年4月14日1 Min Read
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    区議会員 本目さよさん

    今回は、台東区議会議員をつとめている本目さよさんにお話を伺いました。本目さんは、「性別に関わらずやりたいことができる社会を作りたい」という思いを持って、民間企業を経て議員になったといいます。
    議員のお仕事内容や、議員としての喜びや苦労などを詳しく教えてくださいました。「政治なんて興味ない…」そう思っている方でも、きっと面白いと思ってもらえるはず!ぜひ最後まで、読んでみてください!

    Contents
    1. 新卒ではベンチャーの人事に!根底にあったのはセーラー服への違和感
    2. 実は政治への興味はゼロだった
    3. 自分の強みを生かして区民の問題を解決できるのが喜び
    4. ハラスメント・育児への無理解…若手女性議員として感じた苦労
    5. 議員の仕事は「性別に関わらずやりたいことができる社会をつくる」ための手段
    6. 取材を終えて

    新卒ではベンチャーの人事に!根底にあったのはセーラー服への違和感

    議員になる前は民間企業で働いていたそうですね。

    新卒ではNTTデータの子会社に入社し、約5年間人事全般を担当しました。社員が30名程度のベンチャーで、直属の上司が取締役でした。

    なぜその仕事を選ばれたのでしょう?

    人事として、性別を問わず社員が働きやすい環境をつくりたかったからです。元々、「性別に関わらずやりたいことができる社会をつくりたい」という思いがあったので、その軸に沿って就職活動をしていました。

    そのように思い始めたときっかけは?

    今思い返すと、高校生の時にセーラー服に対して感じた不満が初めのきっかけです。セーラー服ってあまり着込めないですし、足元も冷えます。朝礼の時には外でコートを脱がないので、本当に寒くて。

    一方で、学ランだったら下に何枚も着用できるから、「男子ずるい」と思っていました。部室に行く際にフェンスを乗り越えていくのが近道だったのですが、スカートだから注意されて「面倒くさいな」と思うこともありました。

    かなり若い段階から問題意識を持っていたんですね。

    そうですね。大学の卒業論文の調査の一環で、「あなたは女性/男性に生まれてよかったですか?」と学生たちに聞いた経験も影響しています。男性はほぼ全員「男性に生まれてよかった」と回答した一方、「女性に生まれてよかった」と答えた女性は半分程度だったんです。出産や生理など、体の問題に関して生きづらさを抱えている女性がたくさんいました。大学院では育児ストレスなどについて研究をしました。

    研究を通じて社会を変えたいと思っていましたが、非常に時間がかかることに気づきました。だから、一旦社会に出てみようと思って企業に就職しました。もちろん、研究も重要なんですけどね。

    実は政治への興味はゼロだった

    民間企業を辞め、政治の道に進むというのはかなりハードルが高いと思うのですが、なぜ議員を選んだのでしょうか?

    会社で働きながらも、周りの人たちに「性別関わらず輝ける社会を作りたい」という自分の思いは話していました。ある人に「それって、政治を通して達成できるんじゃない?」と言われ、ハッとしました。

    もともと政治には興味があったのでしょうか?

    全然(笑)。投票も毎回行くタイプではありませんでしたし、政治家への知識もほぼゼロでした。
    ただ、父親が教えてくれた民主党大学東京に通い始めると、ルールを決める立場としての議員の存在の重要性に気づき、女性議員が少なすぎる現状に問題意識を持ち始めました。
    でも、「立候補しませんか?」と言われて「じゃあやります」と言ってくれる人は少ない。だから、私がやってみようと思いました。

    なかなかできない決断、かっこいいですね。立候補を決めたのは、おいくつでしたか?

    28歳でした。若かったから、会社を一度辞め、選挙で負けても再就職はできそうだし、女性の方が当選する確率は高そう。当選すれば後進を育てられる。「10年後に女性議員の数を10倍にする!」と意気込んで立候補しました。

    自分の強みを生かして区民の問題を解決できるのが喜び

    議員として、具体的にどのようなお仕事をされているんですか?

    議員としての活動は二つあります。区議会活動と議員活動です。
    区議会活動のひとつは、区議会に出席し、区の条例や予算を審議・決定することです。例えば、放置自転車に関するルールが良い例ですね。区民のみなさんから寄せられた相談や研修などで得た知見をもとにをもとに、予算や条例が区民の意思を反映しているかをチェックしています。

    また、住んでいる自治体の議会と私の議員としての活動内容を伝えるために、議員活動として、区議会レポートを作り、配布もしています。政治活動のほうは、政党の活動や、自分の知名度を上げるような活動でしょうか。ただ、区民相談やレポート配布、ブログの更新などは知名度を上げることもありますし、同時に議員が何をやっているのか伝えることやルール決定のための材料にもあるので明確に分けるのはとてもむずかしいです。

    仕事のやりがいや喜びはどのような時に感じますか?

    区民の方の困りごとを解決できる時にやりがいを感じます。私が議会で質問・提案したことが政策実行につながるとやはり嬉しいですね。

    例えば、多胎育児に関する相談が区民の方から寄せられたことをきっかけに、多胎育児をサポートする仕組みを台東区としてつくりました。双子や三つ子を育てるのって本当に大変なんですよ。公的な支援が必要なのではと区長に提案したことがきっかけで、多胎育児支援のための予算がつきました。

    どのような相談を受けることが多いのでしょうか?

    自分の3本柱として重点的に発信している、女性・子育て・IT関連の分野が中心ですね。事業数は1000を超え、すべてカバーすることは難しいので自分の強みを生かせる分野。

    毎日のように、区民の方から個別でメールがきます。例えば、最近は「体操服の下に下着を着てはいけないというルールどうにかなりませんか」という相談をいただきました。

    かなり忙しそうですが、働き方はいかがでしょうか?

    会社員ほど毎日拘束されるわけではなく、自分の裁量でコントロールできる仕事だと思います。職住近接ですし、議会がある日以外は平日も土日も休むかどうか、あるいは仕事内容もある程度自分で決めることができます。フリーランスとして働いているようなイメージです。

    ハラスメント・育児への無理解…若手女性議員として感じた苦労

    議員として働く中で、苦労した点を教えてください。

    私は議員になってから子どもを産んだのですが、0歳児だと、3時間ごとに母乳やミルクをあげないといけないので、ほとんど眠れない日々が続きました。特に体力的にきつかったのは、息子の生後9ヶ月に選挙に出馬した時のことです。朝8時から夜8時まで、毎日のように駅に立ってチラシ配りや演説をしました。今は幸い、保育園と夫に助けられながら仕事と育児を両立しています。

    民間から行政という環境の大きな変化にも苦しみました。今ではオンライン会議も増えましたが、私が議員になった約10年前は、会議にパソコンを持ち込むことすら不可能でした。今時、鉛筆やボールペン縛りなのかと驚きましたね。前職はIT関連の会社で、パソコンはむしろ必須だったので(笑)。

    あとは、ハラスメント。区民の方から、明らかに性的な荷物が届いたり、おかしな電話がかかってきたりしました。「私ってそういうふうに見られてるんだ」と、すごくショックでしたね。

    嫌な思いをたくさんされてきたんですね。女性の政治家が少ないことへの問題点を感じることはありますか?

    子育ての大変さを行政にわかってもらえなかったことかな。

    議員になってすぐの頃、37.5°以上の熱を出した子どもを預かってもらうための病児保育について教育長に質問をしたんです。ひとり親や共働き家庭の子どもは、0歳や1歳のころから保育園に行くのですが、37.5°以上の熱を出すと預かってもらえない。小さい子どもはすぐに熱を出すのですが、仕事は毎日のように休めるわけではない。その課題に対し、病児保育の施設を持っている都心部の自治体は多いのですが、台東区には一切なかったことに、問題意識を持っていました。

    すると教育長が「病気の時ぐらいは、保護者の方が子どもの面倒を見たほうがいいという考え方もある」と答弁したんですね。要は母親が面倒を見るべきだという回答ですよね。現状への理解のなさに唖然としました。約5年後に、訪問型の病児保育の補助を制度化することはできましたが…。

    辛いことに数多く直面し、やりきれない思いをしても10年間政治家を続けられたのですね。

    2期目の選挙は、出馬するか正直迷いました。1期目はほとんど政策実現ができず、すごく辛かったです。こんなにも時間と体力を使っているのに社会を変えられないと無力感を感じ、しんどさもありました。議員を辞め、会社員に戻るあるいは起業するなど、別の道を選ぶべきなのではと自問自答しました。

    その後、議員として活動を続ける上で、本目さんの背中を推したのはなんだったのでしょう?

    「2期目になると、できること増えるよ」という周りの議員からの声や、応援してくれる人の存在が大きかったです。それと、1期目はずっと孤独だと思っていたのですが、同年代の女性議員と話したことがきっかけで、多くの議員が同じような悩みを抱えて苦しんでいることに気づきました。だから、2期目も当選したら、女性議員同士が支え合える仕組みを作りたいと思い、立候補しました。

    議員の仕事は「性別に関わらずやりたいことができる社会をつくる」ための手段

    今後取り組みたいことや将来の夢はありますか?

    性別に関わらずやりたいことができる社会に、少しでも近づけていきたいと思っています。将来やりたいことは、すでにやっていますね。

    議会での提案や政策実行を通しての取り組みはもちろんですが、ママの視点を議会に取り入れるための「ママの議員インターン」という仕組みや、女性議員のネットワーク「WOMANSHIFT(ウーマンシフト)」もつくりました。理不尽な校則や制服をどうにかしたいと考えている区民の方と、子供たちがのびのび過ごせる学校を作るためのプロジェクトも始めました。

    目標に向かって様々な手法を試されてるんですね。本目さんにとって議員の仕事とはなんですか?

    私にとって、議員の仕事は「性別に関わらずやりたいことができる社会をつくる」ための手段で、ライフワークです。10代-20代の頃に見つけた北極星に向かって、自分にできることを色々チャレンジしています。

    ありがとうございます。最後に、学生にメッセージをお願いします。

    もし議員の仕事に興味がある方がいらっしゃれば、ぜひ一緒に社会を変えていきましょう。20-30代の女性地方議員の割合が依然として著しく低い状況をどうにかしたい。

    そのためにはまず、議員という職業の選択肢があるということを1人でも多くの人に知ってもらいたいですね。比較的融通が効く仕事なので、女性にも向いていると思います。

    やる気がある学生であれば、長期インターンシップも受け入れられるので、良ければご連絡ください!(笑)

    取材を終えて

    「性別に関わらずやりたいことができる社会を作りたい」という熱い思いが伝わり、感動で鳥肌が立ちっぱなしだった1時間でした。
    こんな議員さんを応援したい!こんな議員さんを選びたい!心からそう感じました。
    本目さん、ご多忙にも関わらず快く取材を引き受けてくださり、ありがとうございました!

    写真提供:本目さん

    本目 さよ(ほんめ・さよ)
    東京都台東区議会議員

    大学院修了後、(株)NTTデータイントラマート人事職を経て2011年より東京都台東区議会議員。台東区では唯一の30代女性議員。キャッチフレーズは「子育て、本命。─やさしい政策─」

    「政策を実現できる女性議員を増やし、地方議員を女性のキャリアの一つにする」ことをmissionとする超党派の若手女性議員ネットワークWOMAN SHIFT 代表。

    新しい政治参画の仕組み、ママの議員インターンを全国展開中。1児の母。

    地方議員 政治
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    佐藤翠

    兵庫県出身、現在はオランダの大学に在学中。大学では国際政治や歴史、ジェンダーを中心に学んでいます。輝いている女性の存在を伝えたい、取材経験を積みたいと考えてハナジョブに参加しました。スポーツ全般、ドキュメンタリーや海外ドラマ鑑賞が好き。超好奇心旺盛です。

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