周りの人の力を借りて進めた、就職活動
就職活動を進めいく上で大変だったことはありますか?
記者職はあまりメジャーなものではなかったので、正直就活に対しての不安は大きかったですね。特に苦労したのが、面接です。面接はとにかく練習して、慣れておくことが大事だと思っていました。ゼミ生や友達と何度も練習したのですが、本番では詰まってしまいました。自分が用意した答え通りに言おうとすると、なかなか本番で思うように伝え切れなかったりすることがあったんです。練習して慣れておくのも大事なのですが、作り込みすぎる、気負いすぎるのもあまり良くないです。その場の状況に応じて臨機応変に対応できる柔軟性も身に付けておいた方がいいと思います。
やっておいて良かったなと思うことはありますか?
良かったことは、キャリアセンターの方とゼミの先生にE Sを添削していただいたことです。そのおかげで書類で落ちたことはなかったので、大人の力に頼るっていうのは大事なことだと思います。
就職活動で一番大切だと思うものはなんですか?
自己分析です。私は自分の話をしたり、人の話を聞いたりするのが大好きでどちらかと言えば社会的な方です。そういった自己理解が、納得する仕事に就くことにつながる近道なのではないかと思っています。自分がどんなことをしている時が楽しいのか、これだけはあんまりやりたくないなと思うことは何なのかといった自分の軸を見つけていくことが企業分析よりも大事です。自己分析の方法としては、友人とか家族とかバイト先の人に聞いて手伝ってもらって他者からの評価を取り入れるというのがおすすめです。
「今」を大切に!どんな経験も自分の糧になる
将来の夢を聞かせてください。
ゆくゆくは一人の記者として、食と農の安心安全を求める読者の方々、農業に関わっている人、そして農家の人を支えられるような、役立つような情報発信をしていきたいです。すぐには難しいかもしれないんですけど、20代後半になったら記者にチャレンジしていきたいです。今はご縁があったこの会社で頑張って経験を積んで長く働いていくつもりですが、人との出会い、その時々の興味関心や自分のやりたいことも大切にしていきたいなと思っています。
社会人1、2年目として自分を評価するなら何分咲きですか?
厳しめに言うと、3分咲きですかね。一年の中の繁忙期やその時々の時間の調整の仕方などまだまだ慣れていないことがたくさんあります。また、広告営業においても自分で新規のお客様の獲得をすることはまだできていません。何か1つでも自分の力でやったと言える成果を出していきたいですね。
最後に、就活生にメッセージをお願いします。
今って時代の変化がすごく早いですよね。キャリアプランを考えていく過程で、私自身も社会人2年目で描き切れてない部分が多くあるのも正直なところです。長い期間で自分のキャリアプランを考えていくよりも、現状をしっかり分析してどう行動していくかというのを考えることが大切だと思います。例えば、今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大のような予想外の出来事が起きる可能性もあります。どんな状況にも対応できるような柔軟性や身軽さを身に付けること、気になったことはすぐに行動に移してみるということを忘れずに一日一日を積み重ねていってみてください。
インタビューを終えて
自分のやりたい仕事とは少し違っていても、未来に繋げるために今の仕事に一生懸命取り組まれている姿勢がとても素敵な方でした。私自身、ずっと目指してきた航空会社への就職が難しいという状況に悩んでいたので、胸に刺さる部分がありました。自分が成長できるチャンスを逃さないように頑張ろうという前向きな気持ちになりました。