就活レポでは、就活を終えた先輩たちに「なぜその仕事や会社を選んだのか(会社選びの軸)」「学生時代にどんなことをがんばってきたのか」「就活でどんなことに苦労したのか」「女子就活の取り組みかた」などをインタビュー。単なる就活テクニックではなく、仕事選びのヒントをお伝えします。就活のスケジュールも掲載!
Haruneさんの就活スケジュール(2020年3月卒業)
2018年12月 |
興味のあったテレビ業界を受け始め、就活を意識し始める。自己分析やESの対策もこの頃からスタート。部活がちょうど代替わりの時期で、大事なミーティングとESの提出が重なったこともあり、両立に苦労していた。 |
2019年1月 |
第一志望の企業に落ちてしまう。テレビ局にこだわらず視野を広げたことで、現在の内定先に出会う。 |
3月 |
内定が出て、就活終了。 |
小さい頃からの夢だったメディア業界!
就職活動はいつ頃から始めましたか?
インターンは部活が忙しくて行けなかったので、就活を初めて意識したのは、大学3年生の12月にテレビ業界を受け始めたときですね。もともとメディア業界に行きたくて、特にテレビに関わる仕事に興味があったんです。
メディア業界に興味を持ったきっかけは何かありますか?
小さい頃、好きなバラエティー番組を見てすごくおもしろいなと思ったのと同時にどうやって作っているのだろうと興味を持ったのがきっかけです。作り手側を初めて意識したときでしたね。小学校5年生ぐらいからテレビに関わる仕事をしたいと思っていて、中学2年生にはテレビ局に就職しようと決めていました。
昔からの夢だったんですね!なぜメディア業界に就職しようと思ったのですか?
テレビがすごく好きで、ずっと人を笑わせる仕事に就きたいと思っていたからです。あと、皆で何かを作るのが好きだったからです。テレビ局の方が「毎日文化祭みたいだよ」と話しているのを聞いて、皆で協力して1つの番組を作れる仕事に魅力を感じました。好きなことを仕事にして、趣味と仕事の区別がつかないくらい働きたいと思っていたので、他の業界はあまり見ないで、最後までメディア業界に絞って就活していました。
どのくらいエントリーしたり、面接をうけたりしましたか?
6社です。実際に面接を受けたのは5社です。その中で内定を頂いたのが今の会社です。
自分が一番夢中になれることをしたい、この思いだけは絶対に変えなかった
現在の内定先へ応募したきっかけは何かありますか?
第一志望のテレビ局に落ちてしまった時に、もっと視野を広げてインターネットテレビも見ておこうと思ったことがきっかけでした。内定先が運営しているインターネットテレビに興味があったので応募しました。
現在の内定先に就職するにあたって、決め手になったことは何ですか?
「自分がこの業界の歴史を作れるのではないか」という感覚があったことですね。地上波テレビは市場が既に完成されているけれど、インターネットテレビは市場が良い意味で固まっていなくて、新しいことに挑戦して成長する可能性がまだ無限大にあるんです。
また、内定先は若手の裁量権が大きいと聞いたのもあります。実際に働いてみて、入社1年目で自分の意見で会社の企画をここまで動かせるのは、同年代で比べるとなかなか他の企業ではない経験だと思っています。もちろん分からないことが多い一方で責任が重いから辛いこともありますが、その分成長する度合いが高いと感じています。
自分が成長できる環境は魅力的ですね!会社を選ぶ際に大切にしていた軸は何かありますか?
人生で本当にやりたいことを一番実現できそうな場所に行こうと思っていました。その上で大切にしていたことは、人を笑顔にして楽しませる仕事をすることでした。それが、結局自分が一番夢中になれると思っていたので。これが当てはまらないなら働きたくないぐらいの勢いでしたね(笑)
ESを出すときに自己PRで悩むことが多いのですが、どんな風に考えていましたか?
受ける業界や会社に合わせるのではなくて、自分の言葉で自分を最大限に表現することを意識したほうがいいと思います。ESで「私はこの会社に合っていると思います。」といったことを書く人も多いのですが、結局面接官が知りたいこと、その人が会社にどれくらい合っているのかというのは、面接官が判断することなので。
書く上で何か悩んだことはありますか?
とはいえ、最初は私も企業に合わせがちで、試合に出れたとか、輝かしい経歴を書きがちでした。でも、仕事はアウトプットが1割で、残りの9割を楽しめる人を会社は求めていると先輩に言われて、試合に出るまでの過程がすごく泥臭いとか、書くのが恥ずかしいような格好悪い話が逆に評価されるんだと気づいて改善しました。
就活は夢を実現するための第一歩!
ラクロス部に所属されていたと思うのですが、どう両立していましたか?
ESの提出と部活の幹部のミーティングが重なってしまって大変だったことがあります。周りはまだ就活が始まっていなかったので両立する大変さが伝わらないのが辛かったですね。でも、自分が今できる限界を部員に伝えることで理解してもらうことができました。就活で話せることは部活の話がほとんどだったので、部活のおかげで自分は成長しているんだと思って、就活も部活もどちらも頑張る自分を肯定して気持ちの切り替えをしていました。
Haruneさんにとって、就活とは何ですか?
就活は私の中では、夢を実現するための一歩というイメージなので、いまだに就活という言葉がしっくりこないんです。就活をしているときも今も同じくらい頑張っていて、いつでも夢に対してどうあるかだと思うので、就活が終わっても正直ホッとしなくて、これからだと思っていました。
最後に、就活生へのメッセージをお願いします!
いろいろな働き方があることを大前提に考えてほしいなと思います。私のように土日がほとんどなくてずっと働いている人もいれば、平日は頑張って働いて土日はプライベートを充実させている人もいます。どちらの幸せ、人生もあるなとすごく思うので。自分にとってどちらが幸せなのか考えた上で、どうしたいか決めたら覚悟を持って就活してほしいなと思います。就活中に考えたことは、働き出して辛くなったときの指針になると思うので後々大事になると思います。あと、OGOB訪問で出会った人や面接官といった、いろんな人に出会って意見を聞けるのは就活生の特権だと思うので、その意見を働き出したときにぜひ生かしてください!
取材を終えて
就活がゴールではなく、夢を実現するための第一歩とおっしゃっていたのがとても印象的でした。自分に合った働き方や将来の仕事の選び方など、実際に働いている方の視点のアドバイスがとても参考になりました。私も自分の夢への目標を常に持って就活をするようにしたいと思います。貴重なお話をありがとうございました!
取材:加藤明日香