就活レポでは、就活を終えた先輩たちに「なぜその仕事や会社を選んだのか(会社選びの軸)」「学生時代にどんなことをがんばってきたのか」「就活でどんなことに苦労したのか」「女子就活の取り組みかた」などをインタビュー。単なる就活テクニックではなく、仕事選びのヒントをお伝えします。就活のスケジュールも掲載!
Yoshieさんの就活スケジュール(2019年3月卒業予定)
2017年10月 |
就活アプリをダウンロード。情報収集を中心にしていた。 |
2018年2月 |
本格的に就活開始。説明会に行き始める。 |
3月 |
使用していた就活アプリの開発担当者と話す機会があり、就活の軸が固まるが、就活自体は行き詰まっており、ストレスがたまっていた時期。 |
4月 |
うまくいっていなかった状況を親友に相談し、心機一転。第一志望の会社に内定。 |
5月 |
内定先でインターンを開始。その現場は想像以上に厳しく、この先会社でやっていけるのか不安になり、他の会社も見ることに。 |
6月 |
就活再開。同じイベント系の会社のインターンに行き比較 |
11月 |
今の内定先に就職しようと決意。現在に至る。 |
「明日も頑張ろう」というチカラを与えてくれるエンターテインメントに魅力を感じて
就職活動を始めた時期はいつからですか?
大学3年生の2月から本格的に始めましたが3年生の10月には就活アプリに登録して情報収集は始めていました。業界ははじめからエンターテインメントに関わる業界に行こうと決めていました。
なぜその業界に決めていたのですか?
私が大学1年生の時に、あるテーマパークに行って夜のパレードを見たことが大きく影響しています。それを見て涙が出るほど感動してしまって。というのも、私の生活は大学に入ってから授業とバイトの同じような日常を繰り返していてマンネリ化していました。そういった変化のない日常の中でそのパレードを見たら、ふと明日も頑張ろうという気持ちが湧いてきたんです。
オリンピックの閉会式とか開会式も好きで、みんながひとつになったり、ひとつのものを作り上げるそういう催し物やイベントに携われたらという思いを以前から持っていました。
なるほど!ほかにも学生時代に取り組んで就活に影響を与えたことってありましたか?
オープンキャンパススタッフの活動ですね。オープンキャンパスが終わった後、大学職員を交えたスタッフ全体で懇親会を行うのですが、いつも立食会になっていてなかなか交流が深まらなかったんです。できるだけその場を華やかにしたいと思って、仲間に呼びかけてゲームを企画したり、BGMを流したり、司会進行や賞品を準備してもらう係など分担しました。大変だったけどみんなから「本当に楽しかった」って声をもらってとても嬉しかったのを覚えています。その経験から自分が人と協力してイベントを企画する楽しさとか、運営に向いているのかなって気づくことが出来ました。
会社に入ってから、どんなイベントを企画してみたいですか?
それはよく聞かれる質問なんですが、正直今も模索している段階です。会社に入ってから見つけていけたらいいなと思います。
百聞は一見に如かず!?説明会よりインターンが重要だった
会社選びの軸にしていたものを教えてください。
就活を本格的にはじめた3月に、就活アプリを開発した人と話す機会があって、「新卒が3年以内に3割辞めてしまう」という話を聞きました。その原因として会社と学生のミスマッチがあるからだと。そのミスマッチを減らすために就活アプリを開発した、という話から、私も自分の考えを尊重してくれたり、受け入れてくれたりする、自分と合う企業を見つけようと決意したことが会社選びの軸になりましたね。
インターンを重視しようと思ったきっかけって何ですか?
4月に第一志望だったA社から内定をもらって、その時に社長から「とりあえずインターンには参加してほしい、ギャップがあると思うから」って言われたことがきっかけです。
ゴールデンウィークから2週間ほどインターンしたところ、とにかくギャップだらけでした(笑)。実際の現場は想像以上に過酷で、荷物が重かったり、働いている人が厳しかったり、ビックリして初日は泣いてしまいました。この経験をしたときに、説明会で言っていることって本当に一部の側面だけなんだ、と思いましたし、「自分の目で見て自分の頭で考えなきゃいけない」ということに気づけました。
内定先以外にもインターンは行かれましたか?
第一志望の会社のA社のインターンが終わった後にもう一度就活を再開しました。その時に別の会社のB社のインターンに行って、そこは人間関係も良くて、ここで落ち着こうかなって思っていました。だけど、自分がやりたい分野ではなかったので、迷っていました。その時にA社からまた声をかけていただいて。その時はイベントの担当をさせてもらったんですけど、不思議と楽しく働けて、ここにしよう!と決められました。そうした決断が出来たのも、2社のインターンを経験して比較することができたからだと思います。
インターンで得られた学びはどんなものがありますか?
「自分で動いてみたいけど失敗したらどうしようと思って動けない!」という不安を持った人は少なからずいると思います。でも人生に失敗はつきものだし、だから失敗してももう一度挑戦しようという場面が出てきて、その中で成功することは必ずあると思うんです。成功するかどうかよりも行動することが大事ということに気づかされました。
就活は終わりがない、あくまで「通過点」
将来的にはどんなことにチャレンジしたいですか?
演出とか、ダンサーとか、要はイベントの表方も裏方も経験してみたいです。
また、「教育」という分野にも興味があります。小学生から高校生までの子どもたちに、自分が経験したことを伝えて、いろいろ選択肢をひろげてあげたいな…と。でもこれは自分がおばあちゃんになってからでもいいかなとは思っていますけど(笑)
常に自分がやりたいことを追求していきたいと思っているので、就活は自分が何をしたいかを見つける通過点で、ある意味終わりがないかなって思っています。
最後に就活生に対してメッセージをお願いします!
ご縁もあったおかげで今はどの就活生よりも内定先の会社を知っている自信があります。入社してから辞めることはないとは言いきれませんが、少しでも入社後のギャップをなくすために、事前にやれることはやってきました。
みなさんも是非この機会に自分が何をしたいのか、どう生きたいのかを考えてみてください!
取材を終えて
Yoshieさんへの取材の中で、自分がどう生きていきたいのかを自分の頭で考えること、それを信じて行動に移すことによって結果として自分の進みたい道が見えてくるということを学ぶことができました。この取材経験を、自分の就活の時に活かしていきたいと思います!
Yoshieさん、ありがとうございました!