就活レポでは、就活を終えた先輩たちに「なぜその仕事や会社を選んだのか(会社選びの軸)」「学生時代にどんなことをがんばってきたのか」「就活でどんなことに苦労したのか」「女子就活の取り組みかた」などをインタビュー。単なる就活テクニックではなく、仕事選びのヒントをお伝えします。就活のスケジュールも掲載!
Mikaさんの就活スケジュール(2017年3月卒業)
2015年6月 |
9ヶ月のイギリス留学から帰国 |
7月〜8月 |
就活開始。就活支援サイトに登録する。外資系企業の就活支援サイトにも登録。夏期インターンに応募。旅行会社のインターンに参加 |
9月 |
マスコミを意識し始める。マスコミと一般企業の会社説明会に20社ほど参加。OB・OG訪問を行う(マスコミ中心に10名ほど) |
2016年1月 |
通信社のインターンに参加 |
3月~5月 |
マスコミ企業(記者職)を中心にエントリー。この時点で外資企業から内定を得ていた |
6月 |
放送局・新聞社に内定を得る(最終的に4社に内定)。就活終了 |
念願の記者職、選んだのは放送局の報道記者!
内定先は複数あったそうですが、最終的に放送局を選択されたのですね。
はい。新聞社か放送局の二択で悩んでいました。新聞は文字で伝えることができますよね。一方で放送局の場合はアナウンサーの読む原稿を書いたり、もしくは自分自身の口で伝えることもできます。加えて、ラジオや英語のニュース、ネットといった幅広い伝え方がある点が魅力的に映りましたね。
もともとは「自分で取材して、自分で伝えたい」ということに軸を置いていました。でも、文章のみで伝えることにこだわりはなかったんです。結果として、いろいろな伝え方のできる放送局を選択しました。
そうだったのですね。マスコミが第一志望だったのですか?
最初は英語の使える業界に就職したいと考えていました。それこそ観光業界やホテル業界、外資系の保険会社を中心に見ていましたね。当時アルバイトでホテルのフロントスタッフをしていたので、ホテル業界面白いなとも思っていました(笑)。
かっこいいです!ではマスコミに興味を持ったきっかけは何だったのですか?
記者になった友人がいたんですよ。その子からマスコミ業界に関して話を聞いているうちに記者への関心が高まりました。そのうち、マスコミに就職したいと思うようになっていましたね。
友人で記者になられた方の影響が大きかったのですね。
そうですね。そして、所属していたゼミには、マスコミ業界、特に報道を志望する人が多かったんです。だから周りの影響も受けていたのだと思います。でも記者になった友人の話を聞いて、なおさら関心を持つようになりました。これが記者に興味を持った一番のきっかけです。
何度も推敲を重ねて挑んだ本命企業!
就職先に応募したきっかけを教えてください。
やっぱり報道に携わることのできる記者に関心がありました。なので、新聞社や通信社の記者職を中心に見ましたね。その中で、現在勤めている会社もいいなと思っていました。
記者職への就職はハードルが高い印象がありますが、何か対策はされていたのですか?
ESは提出前に添削をお願いしました。例えば、提出先に内定を得た方や、その企業で記者をされている方にアドバイスをもらいました。「もっとこういう伝え方があるよ」と教えてもらいながら修正していきましたね。
あとは、大学の就活支援コーナーも活用しましたよ。余裕がないときは自分で確認して提出したこともあります(笑)。とは言っても本命の企業の時は添削してもらい、ある程度推敲して提出しました。
さすがですね!自己PRではどういった点を伝えていたのですか?
ゼミでの経験が中心です。あとは、留学に行ったことを書きました。でも留学に行っている人はたくさんいるので、プラス何か私ならではのエピソードを付け加えることを意識しましたね。「留学に行って何を学んだのか」、「どのように成長できたのか」という流れでまとめました。
自分の言葉で、自分をアピールする大切さ
就活を振り返って何か思うことはありますか?
正直、就活中はESや筆記試験よりも面接の方を重視していました。面接では「どういう点に問題意識を持っているのか」、「自分はどういう人間なのか」、「どういう働き方がしたいのか」といった点をしっかり自分の言葉で伝えられるようにしていました。
そのため、「覚えてきました!」というより、つたなくても一生懸命自分の言葉で伝えることが大切です。自分で考えて自分の言葉で伝えることができる、という姿勢をしっかりアピールしましたね。
最後に就活生に対するメッセージをお願いします!
まずは「後悔しないように就活を終えること」ですね。面接で落ちるのは仕方ないと思います。自分を責めるというよりはその企業と合わなかった結果だと考えていました。ですが、筆記試験を落とすのはもったいないです。筆記試験対策はやるかやらないかで結果が変わってきます。自分の努力が足りなければ、当然落とされます。だからこそ、後悔のないようにしっかりやりきることが大事だと思いますよ。
なんだかんだいって、「新卒」というカードを切れるのは一回きりです。もし本命の企業があるのであれば、出来るだけのことはした方がいいと思います。後々、自分のためになると思いますよ!
取材を終えて
インタビュー後、改めて記者の魅力を伺ったところ「やっぱり楽しいですね」と話すMikaさん。ハードな仕事ではあるものの、名刺ひとつで普段入れない場所に行けることや色々な方に会ってお話を聞けることは記者だからできる、と魅力を語ってくださいました。「後悔しないようにやれるだけのことはやりきること」は心に響いた一言でした。憧れの先輩であるMikaさん。多忙な合間を縫ってご協力いただき、本当にありがとうございました!