Akiさんの就活スケジュール(小売・流通/総合GMS)
10月 | 業界研究をする学生団体とつながって、金融業界チームに所属。 |
11月 | OBOG訪問を積極的に行った。 |
12・1月 | 選考開始。卒論と就活でスケジュールがびっしりで、最も大変だった時期。 |
2月 | ESを書いては、友達や社会人に見てもらいフィードバックを受けた。 |
3月 | 面接中心。通販会社が最終まで進むも、自分の気持ちを正直に話したことが裏目に。 |
4月 | 気持ちを切り替え、食品会社を受ける準備を開始。 |
5月 | 面接を受けつつ、4月に業界を絞りすぎたことを反省して、見る幅を広げた。 |
6月 | 小売業界に目を向け始め、小売会社3社に内定。 |
7月 | 悩んだ末、最も考え方の合う総合GMSの会社に気持ちを決めた。 |
チームでの業界研究・OBOG訪問が役立った!
就職活動を始めたのはいつですか?
交換留学先のフランスから帰国した4年の7月で、1ヵ月くらい就活しました。でもその時期は残っている会社が少なくて、英会話の会社に内定したものの気持ちが向かなかったんです。もう一度しっかり就活に取り組みたいと思い、10月から再び始めました。
まず、業界研究をチームごとにする学生団体の、金融チームに入りました。実は、業界の中でも金融は1番入る可能性が低いだろうと思っていましたが、先入観だけで決め付けず実際に調べてみたんです。そこで業界研究をして、やはり自分が行きたい方向とは全く違うと再確認しましたね。ただ、金融の中でも「攻め」の社風がある損保は面白いと感じて、エントリーしました。また、この団体から業界研究とOBOG訪問の大切さを学びました。ホームページを見るだけではどんな会社かわかりませんから、実際に目で見て、社員の方にどんな仕事をしているのか聞いてみることをオススメします!私は週1くらいでOBOGと会っていました。ESを書く頃になると、持参して見ていただいたりもしました。就活中はこの学生団体の仲間と共に頑張ることが多かったですね。後に震災で就活がストップした時も、友達と会って改めて自己分析をしました。
自己分析は、1人より友達とする方が良かったですか?
私の場合は、1人では無理だと思いました。ちゃんとした理由もなく「私はダメだ…」と自己否定をしてしまうからです。人に自分の良いところを言ってもらったり、フィードバックをしてもらったりするのは良かったですよ。それから、私は目指している業界が違う友達と集まっていましたが、それも良かったと思いますね。お互いの業界をよく知らないから、「わかりやすく説明する力」がついたと思います。
働くことに誇りを持てるか?は「自分」視点で!
Akiさんの会社選びの軸は何でしょうか?
その会社で働いていることに誇りを持てるか、です。実際に社員の人に会い、説明会や面接の雰囲気を見ながら、自分と合うか考えていましたね。大手か小規模かは関係なく、やはり自分が「好き」と感じて誇りを持てる会社にいきました。業務内容はもちろんですが、社風・社員の魅力が何よりも大事でした。
インターンはしましたか?
11月に2日間、通販会社のインターンを経験しました。グループワークで、データを分析しながら新しい事業を企画し、プレゼンをしました。とても楽しくて、この会社に是非エントリーしようと思いました。でも面接で「うちで働く覚悟はありますか?」って言われたときに、「はい」と即答できなかったんです。そのとき他に第一志望の企業があったので。就活においては嘘をつくことも必要なんですけど、私自分の気持ちに嘘はつけないんですよね。結果はもちろんダメだったんですけど、気持ちを切り替えて第一志望の会社に向けて準備を始めました。
第一志望はどんなところが良かったのですか?また準備は何をしましたか?
食品卸しの会社でした。リテールサポートのような売り場を考える仕事をしつつ、メーカーの商品企画もするというものです。私がやりたかった「小売とメーカーの間をつなぐ仕事」ですね。準備は、学生団体を通じて知り合ったスーパーの店長と、実際にスーパー巡りをしました。プロの視点では「店に入ってすぐに何をどう並べているか?」「オススメ商品など、ポップはどうなっているか?」「売り場の溝に埃がたまっていないか?」など小さな点も厳しくチェックしていることを学びました。
最終的にその食品卸しの会社に内定はせず、とても落ち込みましたが、ここで学べたことはとても良かったと思います。その後、ずっと落ち込んでいてもどうしようもないし、他を見てみることにしました。学生時代の接客バイトから小売には関わっていたし、6月の段階で狭めすぎずに改めて色々やってみようという気持ちになり、小売に目を向けるようになりました。その中でもこれまで興味を持っていた食品分野から3つの内定がでました。
今の会社に就職を決めた理由は何だったのでしょうか?
まず、事業範囲の広さです。私は色々なものに興味をもって行動するので、1つに特化しているより、総合的に仕事ができる今の会社が向いていると思いました。次に、「お客様第一」という理念を掲げつつ、社員も大事にする社風なので働きやすい環境だと思いました。そして実は1次の個人面接で、会社のことをもっと勉強してくるように、とお叱りを受けたことがありました。その時自分では落ちたと思っていたのですが、合格通知が来た時「この会社は私のことを受け入れてくれたんだ!」と思ってますます好きになりました。
就活は楽しめるもの!あまり気負いすぎないで臨もう。
自己PRはどのようにしましたか?
2つありました。情報を集めるために自分の足を使って動けること、新しいことに躊躇せずに飛び込むこと、です。まず前者では、フランス留学時に、授業の課題でホームレスについて調べたエピソードを使いました。フランス人のメンバーを集めて、ホームレスの支援機構にアポを取り、自分一人で取材に行かなくてはならない事態に直面した時のことです。自分から直接出向いたり、協力してくれる人を探したりすることで、調査結果をまとめて発表する、という完成形までもっていくことができました。
後者では、飲食系接客から郵送業の事務まで幅広くたくさんのアルバイトを経験したことを話しました。好奇心旺盛で、直感で「これやってみたい!」と思ったら躊躇せずに飛び込んでいける、という長所につなげました。
Akiさんの将来の夢は何ですか?
地方を元気にしたい!という思いが就活当初からあります。私は地方出身なんですが、昔からなんで私がいるところと東京ってこんなに違うんだ?って思ってたんですね。地方には地方の良いところもあるんですが、そこをもっともっと魅力的に見せていけたらと思っています。最近は「地域が熱い!」というのも聞くので、その流れに便乗して何かできたらいいですね(笑)ともあれ、そのためにはまず内定をいただいた会社で何かしらのスキルを身につけて、どこにいても生き抜く術を持っていたいです。まずは同期NO.1目指します!そして子どもが産まれても一生働いていたいです!
最後に、ハナジョブを見ている後輩にメッセージをお願いします。
「就活!」とあまり気負わないで、楽な気持ちを持っているのが良いと思います。修正がきくものだし、なんとかなるから!と伝えたいです。それから「楽しんだもん勝ち」ですね。例えば、OBOG訪問を「やらなきゃ…」と思うのと、「色々な話を聞けて、おいしいご飯をご馳走してもらえて、楽しい♪」と思うのでは全然違いますよ。私は、就活も留学も「どう楽しめるか考える人」になることがポイントだと思います!