就活レポでは、就活を終えた先輩たちに「なぜその仕事や会社を選んだのか(会社選びの軸)」「学生時代にどんなことをがんばってきたのか」「就活でどんなことに苦労したのか」「女子就活の取り組みかた」などをインタビュー。単なる就活テクニックではなく、仕事選びのヒントをお伝えします。就活のスケジュールも掲載!
Mizukiさんの就活スケジュール(2017年3月卒予定)
2015年11月 |
就活を意識し始め学内の就活セミナーに参加したりゼミの先輩に就活の流れや考え方等を教えてもらったりしてぼんやりと知る |
2016年1月 |
合同セミナーに参加することで、どんな企業があるのかを知るきっかけになる |
3月 |
情報解禁とともに本格的に動き出し、企業の説明会に参加する |
4月 |
面接、テスト、ES並行していたがあまり忙しいという印象なし |
5〜6月 |
面接中心、内定をもらう |
7月 |
ベンチャー企業に決定し就活終える |
人と人を繋いでいくような仕事がやりたい
就活をいつごろから意識し始めましたか?
意識し始めたのは11月頃からで学校の流れに沿って進めていました。
学内の就活セミナーに参加したり先輩から就活の流れ等を聞いたりして、全体の流れやどんな気持ちで就活していたのかを教えてもらっていました。
ただ正直、学内のセミナーはあんまり意味ないなと感じました。なぜかというとセミナーで出る情報はネットで調べたらすぐわかるようなものだったからです。
だからその後それを聞くために2時間も使うのもったいないなと思ってだんだん行かなくなりましたね(笑)
あとは、簡単に今までの自分にとって重要なトピックについてまとめ文字にしていました。
例えば、横浜開港祭大使をしたこととかハナラボの市役所との協働プロジェクトについてとかですね。特にハナラボでの経験は珍しいので頑張ったこととして、どのESにも必ず入れていました!
学内のセミナー以外にも合同説明会に参加したのですか?
1月くらいにマイナビ主催の説明会に行きました。
実際に行ってみて思ったのは色々な企業が参加しているので自分が知らなかった企業を知れる点、社員さんの雰囲気がわかるという点ではよかったです。
でも、興味のある企業について詳しく知るということは難しいと感じました。人が多いので説明の時間もそんなに長くないですし、調べればわかるようなことしか情報としてなかった印象です。
インターンシップには参加しましたか?
昨年の夏にハナラボのプロジェクトに参加する前に2社応募したのですが落ちてしまったので夏はハナラボのプロジェクトに捧げましたね。
でも、結果的に一番ESで書いたトピックだったので頑張ってよかったです!
私は地域をつなげるという事をやりたいと思っていたのでハナラボのプロジェクトはピッタリでしたし結構珍しいことをやっていたので面接の時のネタにもなりました。
インターンシップは企業のことを知れるので行けたら行ったほうがいいと思いますが、私は夏も冬も行きませんでした(笑)
3月以降どんな業界を見ていましたか?
始まったばかりの時は地域活性化に興味があったので、建築系やインフラ系、地域活性化から派生して人と人を繋いでいくような企業にも興味が出てきました。
人の行動に影響を与えられるのは広告かなと思い広告業界や、ビールが好きなのでビールメーカーも見ていました。
基本的には自分が本気で関わってみたいと思った企業を中心に見ていて、エントリーしたのも15社位でした。
友達と比べるとエントリーした企業数は少ないかな、まずいのかなとも思ったのですが、私が本気で行きたいと思える企業でないとESが書けなかったのでしょうがないかなと思ってそのまま進んで行きましたね。
辛いときに頑張れる環境とは?を追求
就活中、苦戦したことは?
「自分がやりたいことを見つけること」これは就活中ずっとついてまわった疑問です。
それが実現できるかもわからないし今やりたいと思ってることは本当にやりたいことなんだろうか、他にもっとやりたいことがあるのではないかってずっと考えてました。
結論から言うと結局この答えは今も出ていないです。
でも私の中で落ちついた答えが見つかって、私はこれからも自分がやりたいことを考え続けるんだろうな、そうやって考えることが私好きなんだなって思いました。
やりたいことが明確になっていない状態で自身の軸はどうやって見つけたのですか?
軸はゼミの先輩に色々相談をしていく中でだんだん明確になっていきました。
先輩から「どんな環境だったら辛くても頑張れるのか」を考える宿題を出されて(笑)。それでずっと考えていました。
その時に気がついたのは中・高の部活も大学のゼミもそのコミュニティーに愛着を持ってる人が多かったなと思ったんです。
更にただそのコミュニティーに所属するだけでなくて、現状をもっとより良くしようとする人が多いところなら頑張れるなと思いました。
頑張っている人が多いから私も頑張ろうと思える、みたいな感じですかね。
逆に辛いと感じた時は大学入学当初で沢山のサークルに入ったのにどこもあわなくて辞めてしまって、自分の居場所がないなと感じた時です。だから愛着を持て自分の居場所になる企業がいいと思いました。
企業を選ぶときに重視していたことは?
結論からいうと社風を重要視していて、自分がやってみたいと思えることを実現し実感できるかどうかを大切にしていました。
具体的にどこをみて判断していたかというと社員同士の関係性や雰囲気を見ていました。
例えば説明会に行った時に、人事ではない方が登壇している時は、それ以外の部署の人が出てくるときのその人の雰囲気って大切だと思います。
そこから、この企業はエネルギッシュな人が多いのかなとか、ここはゆったりとした雰囲気の企業なのかなとかわかると思います。
あと私は一緒に面接を受けている人の雰囲気も気にしていて、もしかしたら一緒に働くかもしれないので入社したあとのことを想像する材料にしていました。
結局、就活って”縁”だと思っていて最終的に大切なのは自分の直感的に良いか悪いかってところだと思います。
行くたびにどんどん好きになった企業
ベンチャー企業にした決め手は?
大手よりも小規模企業のほうが自分のやりたいことを早く形にできると思ったからです。
最初はあまり志望度が高くはありませんでした。
しかし、何回も社員の方とお話しているのに全く嫌にならず自分の興味のある部署の人に合わせてくれたり、最終面接の時に社長さんとお話したりして社長の声が届く距離感がいいなと思いました。
また、オフィスはワンフロアでほぼ全社員が働いているので、みんなで頑張っていく雰囲気が感じられたことも魅力でした。
他に内定をもらっていた企業とどちらにするか悩んだりしなかったのですか?
めちゃくちゃ悩みましたし悩み過ぎて体調悪くなりました(笑)。
最終的にベンチャー企業とメディア系企業の2社で迷って、どちらも自分の中でひっかかる所があったからです。
メディア系企業は結構大手で面接の控室で待っている時に社員の方々から「面接頑張れ」と声をかけて頂いて、その社員同士の関係性が良いなと感じたからです。
また安定もしているし親も喜んでくれました。ただ、内定者座談会に参加した時に内定者60人位がいて自分がその中の一人かと感じ、自分のしたことの結果を実感できなさそうと思いました。
一方でベンチャー企業の方はやはり不安定さが懸念点で、さらにチームで色々作業したいと思っていたけど個人で作業することが多いと聞いてちょっと不安になりました。
でも先程言ったように自分の行動の結果が形として表れやすいほうがいいなと思いましたね。
悩みを解決したきっかけは?
一人旅です。悩み過ぎて一人で沖縄にいっちゃいました!
期間は3泊4日でゲストハウスに泊まって色々なバックグラウンドを持つ人と接しました。
なかでも印象的だったのはゲストハウスを経営されているお兄さんで年齢が近いのにしっかりと自分を持っている人でした。
その人に言われたのは「現実逃避も現実だからね、それを自分の中でどう捉えるかだよ」と言われて意外となんとかなるのかも、考えてみれば私は今まで自分が楽しそうと思う方を選択して後悔したことないと気づいたんです。
それでやりがいのある方をとろうと思いましたね。
就活を通して思ったことは?
自分のいいところも悪いところも理解できるようになりました。一皮むけたのか、母にふけたと言われました(笑)
たぶん、就活で成長できたんだと思います。また、終えてみて自分でもびっくりするくらい、すっきりと終わることが出来ました。
自分の人生だし妥協はしたくないと思っていたので満足に終わってよかったです。社会人になったらバリバリ働きたいですね。
できれば結婚とかしたいと思いますが、なるようになるだろうし楽しく働きたいです。しんどそうに働いてる人だけにはなりたくないです。むしろ仕事を楽しむ為に頑張る人になりたいです。
後輩へアドバイス~大切なのは考え続けること~
最後に後輩へアドバイスをするとしたら?
考えるのをやめないこと。
最初から自分はこれしか興味がないとかこれは嫌いという思い込みをしないことが大切だと思います。
常に考えつづけることでもしかしたらこっちの業界があってるのかもとか、これにそんなにこだわりがないのかも、など発見することがあります。その時に軌道修正できるように一つのことにこだわりすぎないことが大切だと思います。
あと、遊ぶこと!
就活だけに集中するのは気が持たないしバイトも遊びも並行してやることが良いリフレッシュにもなり、人に会うことで自分の考えがまとまってくると思うのでおすすめです!