週1で空港へ。徹底した自己分析と企業研究で辿り着いた、グラウンドスタッフ(航空業界)

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就活レポでは、就活を終えた先輩たちに「なぜその仕事や会社を選んだのか(会社選びの軸)」「学生時代にどんなことをがんばってきたのか」「就活でどんなことに苦労したのか」「女子就活の取り組みかた」などをインタビュー。

単なる就活テクニックではなく、仕事選びのヒントをお伝えします。就活のスケジュールも掲載!

Ayakaさんの就活スケジュール(2016年3月卒予定)

2014年
12月

企業研究

2015年
1月

学内の面接対策講座

モチベーション上がらず、就活の実感なし

2月

中小の旅行会社のES

3月

プレエントリー開始(65社にエントリー)

説明会始まる(旅行業界、エアライン業界、ブライダル業界、金融業界、メーカーの説明会を受ける)

学内セミナー

OBOG訪問

4月

ブライダル業界 面接

エアライン業界 説明会

5月

説明会なし

ブライダル業界、旅行業界 最終面接

6月

商社、一般職 ES

7月

ES合否発表

一社一社面接対策、自己PR練る

Webテスト、SPI対策

8月

面接開始

9月

内定

企業理念は私の生き方そのもの

幼い頃、家族旅行で利用して以来ずっと憧れていた航空業界。

夢は客室乗務員だったが、内定先はグラウンドスタッフ。

後悔も不満もない。その理由とは…。

内定先を志望した理由を教えてください。

私が今まで生きてきた中で大切にしてきた価値観と、常に謙虚さを持って誰からも愛されることを目指すという企業理念が一致していたためです。

例えば、中高時代に初心者で始めたバスケ部では、副部長という立場に胡坐をかかず、常に学ぶ姿勢を大切にしていました。

また、後輩指導ではバスケの技術よりも、まずは挨拶などの礼儀から部の雰囲気づくりを心掛けました。

それと同じように謙虚さを大切にする会社の姿勢を学内説明会に来ていた社員の人柄からも感じました。

また、以前海外旅行で利用した時、現地スタッフが流ちょうな日本語で対応してくださいました。

その方は、私たちが働いているのは日本の航空会社であり、日本企業の一員として常に「おもてなし文化」を心に留めて働いていると話してくれました。

私はそうやって誇りを持って働いている従業員の態度に感銘を受け、このような人がいる会社で働きたいと考えるようになりました。

初めは客室乗務員を目指していたのですか?

そうです。

しかし、私が最終的に内定をいただいたのは客室乗務員ではなく、グラウンドスタッフでした。

ここで、自分が本当に好きなことは何か、改めて考え直してみたんです。

その答えは、人と接することであり、人のために尽くし「ありがとう」と言われるグラウンドスタッフの仕事そのものでした。

自社のサービスを受ける人だけではなく空港を利用する多くの方に、会社の看板を背負う気持ちで関わることで自分を介して会社に魅力を感じてほしいと考えています。

“自分の本当に好きなことは何か”を根本に立って思い返すことで、客室乗務員になって世界を飛び回りたいという気持ちは二の次だったということに、今回の就活を通して気が付くことができました。

どんな逆境も味方につける「外柔内剛さ」

自己PRを教えてください。

主に、バスケ部時代のエピソードについて話しました。

立場が変わっても諦めずに頑張り続ける強さや謙虚さ、周りへの気遣いなどをアピールしていました。

初心者で入部した私は、周りの誰よりも多くの練習に励みました。

しかし、ようやくプレイヤーとして板についてきた頃、思わぬケガに見舞われてバスケを続けられなくなってしまったのです。

そのとき、マネージャーとして選手を支える立場になりました。

それまで一人称だった目線から、他の選手の動き方にも視野が広がるようになり、これをきっかけに、バスケに対する熱がより高まったのです。

練習には1番早く来て、選手がすぐに練習を始められるよう準備をしたり、走れない代わりに1日5.6時間の筋トレを継続したりと、ケガを理由にせず、諦めないで地道な努力を重ね続けました。

そして、1年間のリハビリを経て無事に復帰することができたのです。

この経験から、たとえ立場が変わっても自分を信じて頑張り続ける強さを身に付けました。

さらに、周りからもその努力が認められ、チーム間の信頼関係を築くことができました。

マネージャー時代の仕事で、何か学ぶことはありましたか?

マネージャーの仕事は、決まり事が少なく、周りへの気遣いが求められます。

その場の状況で判断して、選手の要望は何か、私がすべきことは何かを考えて行動することは、内定先であるグラウンドスタッフの仕事とも似ていると感じていました。

自己PRは、企業理念との共通点が明確であることが重要だと思います。

大学に入ってからもバスケは続けたのですか?

はい、大学でも、サークルに入ってバスケを続けていました。

ただ、高校の頃との大きな違いは、参加が任意であることです。

参加が当たり前だった部活動とは異なり、練習にあまり顔を出さないメンバーも少なくありませんでした。

私はサークルの中で学祭係を担当したのですが、このイベントは上級生が引退してから初めてのものでした。

ですから、サークルの一体感を高め、雰囲気を作る一番重要なものだと捉えていました。

そこで、ただ選手としてチームを強くするだけではなく、メンバー一人一人が楽しめる環境づくりにも力を入れました。

メンバーに対しては学年を超えて親しみを持てるような態度を心掛け、自分自身にはどんな状況でも挫けずに信念を貫きました。

このような外柔内剛な性格は、「お客様には温かく、時間には正確に」という内定企業の理念と共通していると感じました。

これだけは言っておきたい!就活のあれこれ

業界選びコツを教えてください。

まず「非日常か日常か、モノを動かすことか作ることか…など」自分の興味があることは何かといった軸を決めることです。

私は今後働くうえで、利用者の非日常に携わり、求められる期待以上の成果を上げることにやりがいを感じたいと思いました。

そして、年齢や国籍を問わずより多くの人と接したいと考え、幼いころから客室乗務員に憧れていました。

エントリーシートを書くときに気を付けたことは何ですか?

初めは字数を気にせず、まずは書き出してみることだと思います。後から調整する際に気を付けたいことは、見た目と内容の分かりやすさです。見た目に関しては、

  1. 丁寧な字で書く。
  2. 強調したいところは“太字”して目立たせる。
  3. 箇条書きのところには番号を振る。

内容に関しては、「結果」から述べることを特に気をつけていました。

そのようにして、第一志望の企業のエントリーシートはだいたい40、50回くらい書き直したと思います。

Q、面接で心掛けていたことを教えてください。

  • 調べすぎない
  • テンプレートを作らない
  • 暗記しない

この3つを意識しました。

企業が求めているのは、人の言葉に耳を傾けられる素直な人材でだと思ったからです。

そこで、人事とのコミュニケーションを大切にし、自己PRと志望動機以外はふわっと考えていくだけにしました。

また、SPIは点数として目に見えますが、気持ちは目には見えません。

そのため、面接は自分の気持ちを表現する重要な場です。今までの人生での喜怒哀楽を振り返り、自分の思考パターンを知ることから始めるといいかもしれません。

縁は自ら作るもの!

就活で辛かったこととその乗り越え方を教えてください。

就活は最後まで何が起こるか分かりません。

一か月待たされた挙句、選考に落ちてしまったこともありました。

その時はさすがに堪えましたが、結果についてあまり一喜一憂しないことが大切だと思いました。

また、航空業界志望ということで孤独に感じることもありました。

周りには金融志望の友人が多く、選考の時期が被っていたり、結果が早くに公表されていたりしていたからです。

しかし、志望業界が違うからこそ就活に関係ない話ができたし、人それぞれのこだわりや興味が異なる面白さを感じることもできました。

よく就活は自分との戦いとも言いますが、殻には籠もらず、いろいろな人と会って話すことで気分転換や情報共有をすることをおすすめします。

就活において大切だと思うことは何ですか。

企業研究と自己分析だと思います。

私は調べるたびにその会社が好きになり、「絶対に入る」という強い意志を持って努力し続けました。

結果的に、それが内定へと繋がったように思います。

また、私の場合はモチベーションを上げるために、週1で空港へ通ってイメージを膨らませていました。

こうして企業研究と自己分析をどこまでも追究した結果、冒頭で述べたような企業理念と価値観との共通点が見えてきたのです。

就活は相性が大切です。

優秀な学生だからと言って、どの企業からも内定がもらえるわけではありません。

本当にやりたいことは何なのか、何にやりがいを感じるのか。自分に正直に向き合い、それを企業に伝えることが大切です。

そして、両者が互いに共感することで初めて内定に繋がるのだと思いました。

自分の経験を踏まえて後輩に伝えたい事は、どんなことですか。

まずは、視野を広く持つことです。

落ち込んでいるときこそいろいろな人に会うこと、そして人ら学ぶ気持ちを常に大切にすることで、自分の志望業界に対する新たな発見があると思います。

次に、面接官は敵ではないこと。面接も人と人とのコミュニケーションです。

気を張りすぎず、自信をもって素直な自分を見せることが重要だと思います。

最後に、倍率は関係ないこと。

不安を払しょくできるくらい企業研究や自己分析はとことん最後までやりきることが大切です。

私は1日も就活から意識を逸らさないように心掛けていました。

就活中にはなかなか気付きにくいこともあるかもしれません。

しかし、内定をもらえた会社こそ、自分の良さを最も発揮できる場所ではないかと思います。

どうせなら楽しみながら、悔いが残らないような就活に挑戦してみませんか?

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About Author

近藤沙季

学習院大学3年、政治学を専攻していてゼミでは教育について研究しています。好きなことは、ライブや映画館へ行くこと、ミステリー小説を読むこと。好きな作家は東野圭吾。文系ながらプログラミングを勉強中。大学4年間の指針は『何事にも挑戦』な守備範囲広め系女子。インターンでライターをやっていたこともあり、文章を書くこと、言葉を通して人に何か広めることが好きです。

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