Rinaさんの就活スケジュール(人材/大手人材会社)
8月 |
ブライダルの会社のインターンの選考に応募しました。そこでのインターンがすごく楽しくて、ここで働きたいなって思いました。 |
11月 |
セミナーに参加し始めました。理念に共感した会社の説明会やセミナーには行くようにしていましたね。ブライダル業界志望でしたが、ブライダルじゃなくても私のやりたいことはできるのかなということを考えて悩んだ時期でもありました。 |
12月 |
選考が本格的に始まりました。基本的に面接は1日1社しか受けませんでした。 |
2月 |
夏のインターンに行った会社から、初めての内定をいただきました。ここも行きたい会社だったので、内定が出たことで少し心に余裕が持てるようになり、本当に行きたいところだけを受けるようになりました。 |
4月後半 |
本当に行きたい会社から内定をもらえたので、就活を終わりにしました。何の後悔もない就職活動でした。 |
ブライダルじゃなくても私のやりたいことはできると気付いた。
何社位受けたんですか?
エントリーは100社、面接は14社でした。私はブライダルや人材など、サービス業を中心に受けていて、エントリーシートを面接の時に持って行くというスタイルの会社が多かったのでエントリーシートで落とされることはなかったです。
数多くある会社の中から14社に絞って面接を受けたわけですが、どのようにして受ける会社を絞っていったのですか?
最初はブライダル業界を中心に受けていましたね。途中で人材業界でもやりたいことが出来ると思い、そこから人材の会社を見はじめました。まぁ、初めの何社かは練習で受けましたね。
練習で面接を受けたんですか!練習のための面接ってやっぱり必要なんですかね?
練習というより業界研究として人材やブライダルの会社の面接を受けていましたね。第一志望の会社は後に回して、興味はあるけど志望度が高くない会社を初めに受けていました。
ブライダル業界志望だったのに人材に興味を持ったきっかけは?
私、ここって決めたら周りが見えなくなっちゃうタイプなんです。だからずっとブライダルがいいなぁって思ってて。しかも行きたい会社も2社しかなかったんです!(笑)
でも、途中でやりたいことはウェディングプランナーじゃないなぁということに気づいたんです。私のやりたいことはブライダル業界じゃなくてもできるなって思って。
人の人生を幸せにするきっかけを作りたい。
そのRinaさんのやりたいこととは何ですか?
「人の人生を幸せにするきっかけを作る」ということです。人を幸せにできるのって絶対ブライダルだって思ってたんですけど、ブライダルに限らず色々な業界でこれに当てはまることが出来るなって思ったんです。
では、どうして色々な業界に当てはまるのに人材を志望したんですか?
仕事を決めるということは、人の転機になることなんですよね。仕事を探すサポートや、どういった仕事が合うのかを探していくお手伝いが出来るのが魅力的だなぁと感じて人材業界に惹かれました。
あとは、モノを通してではなくて、直接人と関わりたかったんですよね。
「人の人生を幸せにするきっかけを作る」っていう考えはどのような経験からそう思うようになったんですか?
中学・高校では吹奏楽部、大学ではフェンシング部のマネージャーをしていたんですね。ずっと人を支える側にいて、それがすごく自分に合っていたし、何か自分がしたアクションで人が喜んでくれるような仕事がしたいなと思ったんですよね。
あとは、いつも私が元気になるきっかけが「人」なんですよ。声をかけてもらったり、優しくしてもらったりとか。人と人との関わりを一番大事にしたいなっていうことに気づきました。
そういうところから「人の人生を幸せにするきっかけを作る」っていうものが見えてきました。
業界は変わったけど、人をサポートしたいということは変わらなかったんですね!就職活動中の面接では、会社選びの軸はどのように表現していたんですか?
社員が生き生きとはたらいていて、自分が直接お客様と関われること、そして理念に共感できることという3点です。
理念が重要なんですか!でも理念って「ただあるだけ」っていうイメージが強いんですけど…。
理念は重要ですよ!会社の考えが自分の考えと違ったら合わないじゃないですか。
確かに理念がただあるだけになっている会社もありますよね。理念があって、その理念がどれだけ会社に浸透しているかということも見ておかなければならないですよ。
社員がイキイキしているかどうかはどこで見ていたのですか?
OB訪問をして見つけましたね。みんな楽しそうに働いてましたし、なによりも人のために働いているっていうのを感じたんです。
軸はどんなふうに見えてきたんですか?
就活している中ですごく考えて、「私はどういう人生を送りたいんだろう?何がしたいんだろう?何が好きなんだろう?」ということを考えて軸を見つけました。自分を見つめなおすんですよね。
それは自己分析と関係してきますよね!自己分析はいつ頃から始めたのですか?
自己分析っていう自己分析はしていませんね。自分が何をしたいのか、どういう人なのかというのはたくさん考えましたけどね。
それは中学や高校までも振り返って考えたんですか?
そうですね。面接官に話す時は自分が伝えたいことを分かり易く伝えなければいけないんですよ。その時にエピソードがないと伝わりにくいんですよね。
その軸からどうして内定先の会社にしようって思ったんですか?
理念に共感できたんですよね。話を聞いていく中で、お客様のためなら何でもする会社で、そういった人を思う気持ちがすごく好きだったんです。だからここしか見てなかったです。
そんなに絞ってて周りから「もう少し広く見た方がいいよ」とか言われなかったんですか?
言われましたし、たくさんの業界もみました。たくさん見た中でここだって思えたんです。たくさん見たのは、ある意味「本当にここの会社でいいのか」っていう確認作業でした。
家庭を持っても仕事は続けたい。仕事と家庭のことを考えて出てきた葛藤。
8月のブライダルの会社でのインターンはどうでしたか?
すごく楽しかったですよ。「ここに入りたーい!」って思うくらい魅力的な会社でした。
でもそこで葛藤が生まれたんですよ。
どんな葛藤でしたか?
ブライダルって土日が休みじゃないんですよね。私は、結婚して子供を産んでも仕事を続けたいと思っているのですが、この業界では結婚して子供を産んでも続けている人って少ないんですよね。土日に子供といられないのは嫌だなって思って。
そうですよね。仕事だけじゃなくて家庭を持った時のことも考えないといけませんよね。
学生のうちは土日が休みじゃなくても平気でしたが、この先ずっとって考えるとちょっと不安になりました。土日が休みじゃなくてもいいって本当に思えるのかどうか、改めて自分を見つめなおしましたね。
面接をしていて次に進めなかった会社もあるわけじゃないですか。その時に落ち込んだりしなかったのですか?
4社落ちてしまいました。でも落ちた会社は全部合わないなって思ったんで、特にすごく落ち込んだりとかはなかったです。
14社受けて4社しか落ちてないんですか?すごい!
いやいや、ほかの10社全部内定をもらったわけじゃないですよ。私は、どうしても行きたい会社が1社あってそこの内定をもらう前に他に選考が進んでいた会社には電話をして最終面接を待ってもらっていたんです。正直に「私はどうしてもあの会社に行きたいので待ってもらえませんか」って。そしたら待っててくれた会社がたくさんあったんです。正直に言ってよかったなって思いましたね。
正直に言えば待っていてくれるんですね!
私の受けた会社はそうでしたね。中には私の第一志望の会社に入れるようにお手伝いしてくれた会社もありました。中には「うちの会社もRinaさん欲しいから第一志望落ちたらうちおいでね」っていってくれた会社もありましたし。
へぇ!たくさんの会社からRinaさんが必要とされていてうらやましいです!どうやって自分をアピールしたんですか?
私、特別な資格はないですよ(笑)自己PRとしては「人を幸せにしたい」という大切にしている思いを伝えましたね。私の人生の中どこを振り返っても幸せだったんです。だからこれからは還元していきたいということをアピールしていました。
自己PRというと「自分はこの経験からこれが出来ます!」みたいにいうのを想像してました!
今思うと自己PRでやりたいこと言ってましたね。(笑)高校の吹奏楽部での経験を言ったこともありましたが、「人を幸せにしたい」って思うことだけは言っていました。あとは辛い時でも笑顔を絶やしませんでした。
確かにRinaさんの笑顔、素敵ですね!
どんない辛くても常に笑顔を絶やさないようにして人を不安にさせないように、不安な気持ちに気づいてあげられるようにしていましたね。
「幸せな家族がいっぱいの世の中にしたい」というのが私の大きな夢。
休みの日はどのようなことをしてたんですか?
友達と会ったり、山登りをしたりしていましたよ。就活をしていても友達とは会いたいんですよね。就活しているから毎日休みなしとかそんな風にしたくなかったんです。
Rinaさんはすべて総合職で受けていたのですか?
そうですね。自分はブライダルじゃないかもって思った時に一般職でもいいかもって思いましたけど、やっぱり自分には事務作業は向いてないなって思って。事務作業をしているより人に会いたいんですよね!
会社の人と話す時はどのようなことを話していましたか?
これからどんなことをしたいのか、働くときにどんなことを大切にしているか、これからの夢などを聞いていましたね。
将来の夢を教えてください。
すごく大きなことを言うと、「幸せな家族がいっぱいの世の中にしたい」ということです。幸せな親の下で育てば子供は必然的に幸せになるのかなって思うんです。
そのためにこれからやるのはキャリアアドバイザーで、たくさんの人を幸せにしていけるようなきっかけをつくっていきたいですね。
もちろん私も幸せな家庭を築きたいですし、子供を産んでも仕事は続けて、子供に「ママは幸せだよ」って言いたいですね。
最後に就活生に対してのメッセージをお願いします。
自分らしく自分の進みたい道に行ってほしいと思います。どうせやるなら楽しい方がいいので楽しんでやってください!