ナッチャン:こんにちは!ハナラボ学生広報チーム、3回生のななみと……。
いくみ:3回生のいくみです。
ゆま:4回生のゆまです。
しおりん:同じく4回生のしおりです。
ナッチャン:就活を終えた4回生に、実際の就活の進め方や就活を通して感じたことについて伺いたいと思い、座談会を企画しました。今日はよろしくお願いします。
ゆま・しおりん:よろしくお願いします。
道しるべとなる「就活の軸」
ナッチャン:ではまず、お2人の就活の軸と内定先の業界について教えてください。
ゆま:「日本から世界の発展に貢献する」ということを就活の主な軸にしていたので、グローバルに展開している企業を中心に見ていました。親が海外で働いていたり、自分が留学したりしていたときに、日本企業が世界に影響を与えているのを目の当たりにして、そういう働き方に憧れたんです。最終的には自動車業界に内定しました。
しおりん:私は欲張りだったのでいくつも軸があったんですが、「社会課題を解決する」ことを1番大きな軸にしていました。私は大学でジェンダーなどの身近な社会問題を学んでいたことから、社会に直接影響を与えられるような仕事をしたいと思っていたんです。いろんな業界にアプローチできることと、社会問題の解決に必要なスキルが身に付くことから、IT業界に就職を決めました。
ナッチャン:ありがとうございます。お2人とも素敵な軸を持っていたんですね。その軸をもとに、たくさんある仕事の中からどのように業界や企業を絞っていったのか教えてください。
ゆま:夏のインターンでは幅広く業界を見ていたのですが、素敵な企業ばかりだったので、どの企業が自分に合っているのかわからなくなってしまいました。その時に、企業を見ることよりも自己分析で自分の軸をはっきりさせることが大切だと気づいたんです。その後2ヶ月くらいかけて内省して、軸を決めていきました。さっき言った大きな軸の他に、「チームで働くこと」「マーケティング」といった軸をもとに、業界を絞っていきました。
しおりん:私もいくつかある軸の中に優先順位を付けて、それに近い業界や企業を見ていきました。あとは、自分がその企業や業界で働いている姿をイメージできるかどうかを大切にしていました。説明会を聞いていて、自分が働いている姿を想像できたり、ワクワクしたりしたときは絶対メモするようにしていました。
OBOG訪問で生の声を聞くべし!
ナッチャン:お2人は、どのようなスケジュールで就活を進めていましたか?
しおりん:優柔不断だということを自覚していたので、最初の動き出しはかなり早かったです。2年生のうちから合同説明会に行って、どんな業界や企業があるのかを知り始めました。新型コロナウイルスの影響で時間ができたこともあり、3年生の頭には自己分析やオンライン上でのOBOG訪問、インターンシップの応募をしていました。
夏のインターンに参加した後は、サークルが忙しかったので秋冬のインターンには参加せず、就活から離れていました。年明けくらいから就活を再開して、3月から本選考が始まり、4月の後半に内定をもらいました。選考が始まるのが早い業界だったことも関係していると思います。
ゆま:私は3年生で留学をする予定だったので、就活をちょっと早く始めなきゃいけないなと思っていたんです。そのため、2年生の時に夏のインターンを見たりしていました。その後、留学に少しだけ行ったんですが、コロナの影響で4月に強制帰国に遭ってしまい、そこから就活の本格的なスタートを切りました。7月から9月には夏のインターン、10月、11月には秋のインターンやセミナーに参加していました。
でもインターンをたくさん受けていたらどの企業が自分に合っているのかわからなくなり、12月から中だるみしてしまいました。そこで、闇雲にイベントに参加するより1回自分の中で振り返った方がいいと考え、自分を見つめ直す時間に充てることにしました。これが意外と大事な時間でしたね。年明けに就活をもう1度本格的にスタートしました。OBOG訪問や本選考を経て、6月の頭に今の内定先から内定をもらいました。
ナッチャン:先ほど少しOBOG訪問の話が出ましたが、OBOG訪問はした方がいいと思いますか?
ゆま:生の声を聞くのは本当に大事だと思います。基本的に説明会はその企業の良いところを話すので、OBOG訪問で気づかなかった点に気づくこともありました。逆に、あまり志望度の高くない企業にOBOG訪問して、志望度がグッと上がることもありました。本選考を受けるなら必ずOBOG訪問をしておきたいくらい大切だと感じています。しおりんはどうだった?
しおりん:私もOBOG訪問で志望度が変わったり、新たな企業と出会うきっかけになったりしたので、本当に大事だったなと思います。というのも、実は今の内定先は職種の話を伺ったハナラボの社会人の方を介して見つけた企業だったんです。1つの企業についての話だけではなく、会社の規模や就活観、職種などについてもOBOG訪問で聞いてみるととても参考になると思います。
それに、良くない点を含めて知ることが就活では大事だと思うので、いろいろな情報を仕入れて、自分で判断することができるのがOBOG訪問の魅力ですね。キャリアセンターやOBOG訪問サービスに登録してる人は前向きに相談に乗ってくれる人がほとんどだと思うので、気軽にやってみていいんじゃないかなと思います。
ゆま:OBOG訪問が選考に関係するのかという疑問を持つ人もいると思いますが、体感としては関係なかったかなと思っています。3回OBOG訪問しても落ちたところもあるし、逆に今の内定先は1回もOBOG訪問をしていなかったので。
しおりん:私はOBOG訪問で得た情報で志望動機に説得力を持たせることができたので、選考のためというより、その機会を自分がどう利用するのかが重要なんだと思います。
ナッチャン:OBOG訪問を「する」ことが目的なのではなくて、「そこから何を得るか」が大事だということが聞いていて伝わってきました。
就活は「どうにかなる」!
ナッチャン:就活がうまくいかなくてモチベーションがなかなか上がらない時は、どのように対処していましたか?
ゆま:ESで落ちてしまった時などは確かに悔しかったんですが、企業と相性が合わなかっただけだと思ってそんなに凹まなかったです。ただ、落ちたその日中に別の企業にESを出すなど、すぐ次の行動を取るよう心がけていました。
しおりん:私も選考がうまくいかなかった時にはショックが大きかったです。でもそれはゆまちゃんも言っているように、自分の能力が足りなかったのではなく、企業との相性がよくなかっただけだと思うんです。なので、企業があらかじめミスマッチングを減らしてくれたんだと考えるようにしていました。
私は内定だけがゴールではなく、その企業でどのように働いていくか、どのようにスキルを身につけていくかも大事だと思うんです。転職も視野に入れた上でどのような仕事をしていくかに重きを置いていたので、あまり病んだり抱え込んだりしなくて済みました。とはいえ、内定がなくて焦っている時にはESを書いたり面接練習をしたりと、何かしら行動に結びつけるようにしていました。
ナッチャン:内定ブルーはありましたか?
しおりん:実は今もちょっと内定ブルーです。いくつか内定をもらって「どこに行くのが正解なんだろう」って迷ったり、「本当にここで良いのか」と自問自答したりしていました。新卒で入社する企業ももちろん大事ですが、3年以内に離職する割合も低くないですし、転職という選択肢もあるので、新卒で入る企業はあくまでも通過点と思うようにしています。あとは、内定先の株価やニュースリリースをチェックするなど、内定してからも情報収集は欠かさないでいます。
ゆま:私は入りたかったところに入れたのでそんなに内定ブルーはありませんでした。ただ、私は海外に行く職種に就いたので、結婚や出産を見据えると生活面での不安は少しあります。でもしおりんが言っていたように、職種を変えたり転職したりして柔軟に働ける時代だと思うので、そんなにブルーになりすぎる必要はないと思います。
ナッチャン:就活が終わった後も意外と悩みは尽きないものなんですね。
しおりん:そうですね。でも、ハナラボのイベントで社会人の先輩たちが「どうにかなる」と口を揃えておっしゃっていたので、最終的にはなんとかなるんだと思います。
ナッチャン:最後に、就活を控える後輩たちにメッセージをお願いします。
ゆま:就活を終えてみて、就活は本当に企業との相性だなと感じています。私も実際に、子会社に落ちたのにその親会社に受かったり、全然受からない業界もあればたくさん受かる業界もあったりしました。なので、もし落ちてしまっても相性が悪かったんだなと受け止めて、あまり気負わずに就活を進めていけばいいと思います。最後には自分が行くべき企業に入れるので!
しおりん:私も悩みすぎないことが大事だと思います。私はテレビやドラマの影響で就活に負のイメージが強かったので、就活が始まる前は心構えていました。でもいざ始めてみると、たくさんの業界や企業を知ったり、インターンシップで仕事体験ができたりと、社会を知ることができる良い機会だと感じました。なので、社会を知りながら自分に合うところを見つけていくイベントとして就活に挑んでも良かったんじゃないかなと、今は思っています。
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