大佛次郎記念館と周りの地域をつなげ活性化する「ヨコハマハコいりムスメプロジェクト」から生まれた<オサラギジェンヌ>。お母さん世代には懐かしい「ハマトラ」ファッションで、横浜元町の人気スポットを紹介します♪ちなみに、大佛次郎は昭和を代表する文豪なんですよ!(2015年10月時の情報です)
オサラギジェンヌのまりなです♪
昨年度のヨコハマハコいりムスメプロジェクトでもお世話になった「ポンパドウル」さんへ、取材に行ってきました!
お話を伺ったのは、企画部の新井さんです。
ポンパドウルのオリジナリティとは?
ポンパドウルさんのコンセプトは「最高の場所で、最高のパンを」です。では、なぜ元町でお店を開くことになったのでしょうか?
オリジナリティ
それが、元町が出店場所として選ばれた一番の理由でした。
元町は、外国文化流入の地であり、ファッショナブルで流行(当時はハマトラファッションが全盛期)の最先端の街だったのです。
つまり、今で言えば表参道のような場所だったのですね!
「一工房一店舗制」というオリジナリティにこだわりたい、というポンパドウルさんの思いをかなえてくれる街が元町だったのです。
ポンパドウルさんのオリジナリティは、一工房一店舗制にとどまりません。
1.ポンパドウルレッドの導入
「食品に赤なんて…」という当時の常識を覆したのは、ポンパドウルさんでした。
渋谷で女性にアンケートをとり、店の内装、レジ袋などを「ポンパドウルレッド」に統一。
「ポンパドウルレッド」には決まった配合があり、指定されているそうですよ!ただの赤じゃないんです。
2.日本オリジナルのパン
パンの都であるフランスでは、パンは食事に添えるものであり、「シンプル」が命とされていました。
ところが、ポンパドウルの創業者の方は、邪道だと言われていた、フランスパンの中にチーズをいれたんです。
これが原因でフランスのパン職人と大喧嘩! 結果は・・・・・・大ヒット!!!
創業者の方には先見の明があったのですね。
ポンパドウルらしさを守るために
もちろん、創業以来「変わらず」引き継がれているものも多くあります。
1.こだわりのフランスパン
開店当時からの製法を守り続けています。材料メーカーも1回も変えていません。
一つのパンを作るのに6時間ほどかかるため、仕込みは夜中の3時から始まります。
この製法にこだわるために、レストラン・洋菓子部門をたたむことにしたほどです。
2.月に一度の勉強会
品質を保つために、元町本店で定期的に勉強会が行われています。
工房で働く職人ごとに味が変わってしまうのを防ぐ目的があります。
3.商品開発
毎月6種類ほど新商品を販売しています。
この新商品開発の際、なんと、社長自らがすべて試食して決定します。
2か月に一度開発会議をひらくのでとても大変とのこと。
最近の流行は塩パン♪
でも、ただ流行にのるだけではなくて、ポンパドウルらしさを追求して他との差別化を図っているんだそうです。
これからのポンパドウルと元町
これからのポンパドウルと元町について、新井さんにお聞きしてみると…
「元町の空気がポンパドウルを育ててくれた。豪快でこだわりが強く、かつ繊細な元町商店街の仲間とともに、これからも元町のために働いていきたい。
また、良いパンを提供するには良い人間でないと作れないから人材育成にも力をいれたい。
例えば、あんぱん袋に30秒で何個包めるか競うとか。
そうすることで速く・丁寧な仕事ができるようになる。高級志向でポンパドウルをつくっていきたい」
というすてきなお言葉が返ってきました!
取材の最後に、元町本店のみに併設されている開発室で作られた、パンを2種類お土産にいただきました♪
とっっっっっても美味しかったです!(詳しい感想は述べないので、店頭に並んだパンを召し上がってみてください!)
お客様の声のリサーチから生まれる新商品は、毎月12日に販売されます。来月もお楽しみに!
ぜひ、ポンパドウルレッドのお店で「最高のパン」をどうぞ(^^)-☆
【取材協力】
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