大佛次郎記念館と周りの地域をつなげ活性化する「ヨコハマハコいりムスメプロジェクト」から生まれた<オサラギジェンヌ>。お母さん世代には懐かしい「ハマトラ」ファッションで、横浜元町の人気スポットを紹介します♪ちなみに、大佛次郎は昭和を代表する文豪なんですよ!
今回は元町商店街に昔からあるレストラン霧笛楼を、ほーみーがお伝えします!
霧笛楼は、来年で創業35周年を迎える元町を代表するレストランです。
昨年のハコ入りムスメプロジェクト2014の「大佛食堂」の企画でお世話になったお店でもあります♪
霧笛という名前は大佛次郎の作品名でもあり、ジェンヌとしては気になるお店でもあります!!
霧笛楼の名前の由来
昔から貿易港として有名な横浜。
オリジナリティあふれる横浜にお店を構えるということで、“横浜ならでは”の名前として、当時大変人気の作家であった大佛次郎の作品『霧笛』と、横浜開港当時にあったとされる「岩亀楼」を掛け合わせてお店の名前にしたそうです。
霧笛楼といえば、横浜フレンチ♪
ただのフレンチではありません!“横浜フレンチ”です!!!!!
霧笛楼が提供する料理でこだわっているところはヨコハマらしさ。
ヨコハマらしさ、とは
ヨコハマらしさ、とは何でしょうか?
ずばり、和×洋のミックスです!
フレンチだけれどちょっと変化のあるものを、と考えてメニューを考案されているそうです。
では、たくさんある料理の中で一番横浜フレンチなのは何なのでしょうか?
料理に熱い思いをもっている料理長が考えるこれぞ!横浜フレンチ教えていただきました。
それは
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ブラマンジェ! です。
フレンチの入り口的存在のオードブルです。
注目ポイントは、横浜でとれる野菜を使っていることです。今のお野菜は小松菜です♪
横浜でとれる野菜=畑のクリーム、に色々な素材を組み合わせて提供されている「つるっ、とろっ」としているお料理だそうです。
聞いているだけでおいしそうなお料理です!
3時間煮込まれた牛頬肉とガーリックトーストの絶妙なハーモニー
昨年のハコ入りムスメプロジェクトで考案されたメニューを、今年も提供してくださっています。
大佛次郎は食通でなかでもガーリックトースにビーフシチューをつけて食べるのが大好きだったんです。
今出されているメニューは「牛頬肉の赤ワイン煮込み」です♪
りさと一緒にいただいてきちゃいました♪
なんと、お肉は3時間もじっくり煮込まれているんです!
とっても柔らかいお肉でソースとの絡みが絶妙でした。
もちろん、ガーリックトーストの香ばしい香りとソースはぴったり! ガーリックトーストに塗られているバターは、バター・パセリ・ガーリックが混ぜられたもので、フランスのブルゴーニュでは有名なものなんだそうです。
大佛次郎が、ガーリックトーストにビーフシチューをつけて食べるのが大好きだったのがよくわかりました。
そして付け合わせの玉ねぎが甘い!ものすごく感動しました。
木の実と木の密の絶妙なコントラストがたまらない、とっておきのデザート!
さらに、デザートもいただいちゃいました♪
和梨のコンポートと洋栗のアイスの組み合わせで山葡萄のソースがかかったデザートと、アーモンドのババロアメープル風味のデザートをいただきました。
和梨のコンポートはシャキシャキとした触感と山葡萄の酸味、洋栗のアイスの甘さがぴったり。
アーモンドのババロアはアーモンドが上に乗せてあるのですが、カリッとした触感がアクセントになっていてとてもおいしい!
どちらもおいしかったですが、私のお気に入りは和梨のコンポートです☆シャキシャキ感と甘さがたまらないです!
食器にも地産地消のこだわりが!
写真を見てお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、霧笛楼さんでは提供されるお料理に使われるお皿は柄が入っているんです。
これは元町にある、宝田さんと増田さんの食器。
料理長さんが地産地消にとてもこだわりをもっていて「横浜産の良いものを提供したい!」という思いから、食材だけではなく食器まで、とこだわっているんだそうです。
階ごとにテーマが違うレストラン
霧笛楼は三階建てのお店なのですが、その階ごとにテーマ・内装が違うのはご存知ですか?
1階は明治・大正イメージのカジュアルなフロア
2階は和×洋の異国情緒あふれるフロア
3階はシルクルームと呼ばれる、ペルシャ絨毯のような装飾がされているフロアです。
2階にあるお部屋のパーテーションには浮世絵が描かれているんですが、ペリー来航の図なんです。
どの部屋にある気になる方はぜひ予約をとって霧笛楼に行ってみてください♪
霧笛楼さんの理想は「1階でプロポーズ、2階で結納、3階で結婚式」。
「お客様の大切な時に使っていただきたいし、何より使っていただけてとても感謝している」とおっしゃられていました。
霧笛楼が目指すお店とは?
ずばり!“温故知新”。
霧笛楼という昔からあるイメージを活用し、ブランドアップを目指していきたいそうです。
また、ただお客さんに来てもらうだけでなく、元町のよさをもっと知ってもらいたいとおっしゃられていました。
取材を通じて…
今回は総料理長の今平さん、総支配人の布川さん、次期社長になられる鈴木さんにお話をお伺いしました。みなさんとても横浜愛が強く、お店や料理に表れていました。
特に、今平料理長の「横浜の良いものを提供したい」という地産地消の精神によって、お料理にある野菜には、ほぼ横浜で採れた野菜が使われているそうです!
葉ものはLED栽培で、なるべく農薬を使わないように気を使われているんだそうです。
みなさんも霧笛楼こだわりの“横浜フレンチ”を堪能してはみてはいかがですか?
以上、ほーみーがお送りしました!
【取材協力】
【衣装協力】
【運営】
10月4日に「ヨコハマハコいりムスメプロジェクト展(成果報告会)」が、横浜市の象の鼻パークであります。オサラギジェンヌに会える!ぜひ来てくださいね。