こんにちは。インターンのおかみゆです。
3月のキックオフから約2ヶ月間、富士通×ハナラボのプロジェクトに参加しました。このレポートでは、プロジェクトで生まれたサービスをご紹介します!
テーマは「2020年の東京オリンピックに向けて来日する外国人観光客への新サービスのデザイン」
プロジェクトは3月にスタートし、2ヶ月間で5回のワークショップが開催されました(ワークショップの様子)。
キックオフでは、観光客の行動を「来日・宿泊・観戦・観光・食事・帰国」という6つに分類して、チームを結成。その後、女子大生が中心になって、チームごとにサービスやプロダクトを考えていきました。
そして迎えた、5月15日の最終発表。富士通フォーラムにて、50人もの企業のみなさんを前にプレゼンテーションを行いました。私は同じくインターンのちゃきと「宿泊」のアイデアを考え、総合優勝をいただきました!今回はそのサービス内容についてお伝えしたいと思います。
繋がりがある国ってまた行きたくなるじゃない?
私たちは「繋がる」をコンセプトに、観光客と高齢者、宿泊施設のマッチングサービス「ふるさとまり」を考えました。
旅行の価値って何だろう。そう考えたときに、観光や買い物、食事など、商業的な関わりだけではなくて、現地で暮らす人との交流も1つの旅の価値だと思いました。
実際に外国人に取ったアンケートでは、「独特な文化に魅力を感じる」というのが日本へ行きたい理由の大多数。文化と言ってもたくさんあるけれど、私たちが何気なく暮らす日々の文化も、外国人にとっては「変ナモノ」で興味深い部分もあるのではないでしょうか。(日本の家は狭くて天井の低いのが面白かった、なんて友人の話を思い出しました。)
そこで、団地や空き家を活用して、リアルな日本を体験してもらうサービスを考えました。空き室活用はAir B&Bなどの類似サービスが注目されていますが、新規性は「おもてなし」のプロとして高齢者を巻き込むことです。
観光客のためのサービスですが、彼らが意識することなく日本の社会問題である「少子高齢化」「空き家問題」を解決してしまうのです。不動産だけでなく、自治体や国も巻き込んだとても大きなスケールのビジネスモデルでした。
発表時間の関係でこのモデルには組み込んでいませんが、もっと多くの企業や人々を繋げられたらいいなと思っています。この点は、発表後のワークショップで多くのフィードバックをいただきました。
例えば、高齢者以外にも、アニメやゲーム好きの引きこもりの人とアニメ好きな観光客を繋ぐとか。異文化交流を目的にホームステイのホストになりたいけど、自分の家に泊めるのは抵抗がある家族をターゲットにするとか。たくさんのアイデアが出てきました。
アイデア創出まで
4月にはSNSで英語のアンケートを取ったり、浅草で街頭インタビューを行ったりと、早い段階でターゲットの声を聞き、アイデアに活かすことができました。
調べた結果を共有して、富士通の方々と一緒にコンセプトを考えていきました。最初はラブホテル活用なんて案もあったくらいで(笑)本当にたくさんのアイデアが出ていたんです。その中でも団地や高齢者を巻き込んだサービスにしたのは、漠然と少子高齢化やコミュニティの減少などの社会課題に対する意識があったんじゃないかと思っています。
プロジェクトは発表を終えて一区切りしましたが、近いうちにぜひ実現させたいです。もし、私が海外旅行いくときにこんなサービスあったら使いたいと思うから。みなさん、一緒に実現しませんか?気になった方は、ぜひお問い合わせくださいね!
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