10月17日(日)にハナラボで2回目となるオンラインイベント、『Withコロナ時代の夢の見つけ方』を開催しました。
大学2・3年生の学生メンバーが主体で企画をしたこのイベント。「自分は将来何がしたいんだろう…」と悩んでいる女子学生22名が参加し、自分の夢の見つけ方やキャリアの築き方について理解を深めました。今回のイベントでは様々なキャリア経歴を持つ3名の社会人の方にゲストとしてお越しいただき、自分の夢を見つけて行動するまでのプロセスやキャリアへの考え方を伺いました。
まずは、ゲストのみなさんから、どんな学生時代を過ごしたのか、現在の仕事に至るまでの経緯について詳しくお話をしていただきました。
Makoさん
大学生時代からNPO法人ハナラボの活動に取り組み、大学4年生の頃には運営にも携わるようになる。現在は人材紹介の会社で個人と法人双方に営業活動を行っている。「働くだけではなく、もう一つ別の自分の軸を持っていたい」、「社会の課題解決に取り組みたい」という思いから、ハナラボの理事も務めている。
Yuiさん
学生時代は、日韓関係について学んでいたことから、将来はグローバルな環境で働きたいと思い、客室乗務員として活躍。しかし、気圧で耳を悪くしてしまったことから勤務が難しくなったため、現在の地方公務員に転職。客室乗務員の頃から変わらない「人を笑顔にしたい、幸せにしたい」という思いを胸に、住民の幸せに着目した町づくりの企画制作に取り組んでいる。
Azusaさん
リーマンショック後の就職氷河期を乗り越え、医療機器メーカーに就職。しかし、「自分をもっと成長させたい」という思いから、3年後に外資系生命保険会社の営業職に転職。現在は、1児の母として育児に奮闘中。
自己紹介の後は、ゲストの方のフリートークに移り、自分にとっての夢やコロナ渦のキャリアの選び方、転職活動などについて詳しくお話を伺いました。
特に転職の不安についてお聞きした時に、Yuiさんから「社会人になって分かった、自分の得意・不得意に沿って転職しようと思えました。」、Azusaさんからは「今の会社にずっといるよりは、転職したほうが自分が成長できるはずと思って転職を決意しました。」というお話も。「転職は大変、不安」といったマイナスのイメージではなく、転職を自分のキャリアをより良いものにする手段の一つとして、プラスに考えているのがとても印象的でした。
やりたいことを見つけるには?
フリートーク後の質問コーナーでは、参加者の学生から今回のイベントのテーマでもある、「やりたいことを見つけるにはどうしたらいいですか?」という質問も出ました。
ゲストのみなさんの回答は・・・?
◆Makoさん
学生の頃はやりたいことがなく、この手の質問をされると固まっていました(笑)。そんな私でも今ではやりたいことだらけなったわけですが、それはいろいろなことを試してみたからです。ずっと家にいて自分と対話しているだけでは見つからなかったと思います。「やってみたから好き!」と気づくこともあると思います。まずは小さいことからで良いと思うので、自分が少しでも面白そうと思えたことは行動に移してみることが大切だと感じています。
◆Azusaさん
自分のやりたいことを見つけるのは難しいことだと思います。正直、自分がのめり込むほどの趣味を持つ人が羨ましいくらいです。私は人と話すことがとても好きなのですが、その会話の中でこの価値観は私に合うな、逆に合わないなと思うことがあります。その時に、なぜその価値観が自分に合うのか、合わないのか分析するようにしています。自分が喜びを感じることや挑戦したいことに向き合うことが、やりたいことを見つけるためには大切だと思います。
◆Yuiさん
高校生の頃、自分が唯一好きだったことはダンスでした。ダンサーになりたいぐらい好きだったのですが、ダンスが下手だったんです(笑)。自分の好きなことと仕事が結びつかないなとずっと思っていたのですが、なぜダンスが好きなのか考えた時に、いろいろなお客さんの笑顔を見ることが好きで、幸せを感じていることに気づきました。自分が好きなことに対して、なぜ興味があるのか考えることで、そこから仕事に結びつくこともあると思います。
お話を聞いて、自分のやりたいことを見つけるためには、自分の好きなことや興味のあることに向き合って、行動することが大切なんだと新たな気づきがありました!
質問コーナーの後には、小さなグループに分かれて今日のイベントで得た気づきを共有しあいました。最後に参加者全員で、好きなポーズで記念撮影をしてイベントは終了しました。
イベントに参加をして(学生記者:加藤明日香)
様々なキャリアを持つ3名の方からお話を聞くことができ、同じ悩みを学生同士で共有できた、とても楽しい2時間でした。私も将来の夢について悩んでいる部分がありますが、このイベントに参加することで、自分の興味について向き合おう、行動してみようと前向きになれました。このレポートが同じような悩みを抱えている方の手助けになれば幸いです。
お知らせ
ハナラボでは、今後もオンラインイベントを開催する予定です。