4月11日(水)に、ひみつのハナラボ#05『3年生までに知りたい!社会人女性が暴露するリアルすぎる仕事の裏事情』を開催しました。
「私は将来どのように働きたいのか?」社会人女性の本音を知って見えてくるもの。
学生の皆さん、やはり就活はとても気になるトピックの1つですよね!?
就活に関しては様々なメディアに多くの情報が溢れていますが、基本的にその企業や仕事の良い面しか知ることができません。
でも良い面ばかりでなく、「子育てと仕事の両立は本当に可能なの?」や「セクハラ・パワハラって実際どのくらいあるの?」といった実情も知りたいと思いませんか?
今回のイベントでは企業のサイトや説明会、OG訪問などでは聞きづらい「仕事のリアルな本音」をゲストの社会人女性3名に語っていただきました。
ゲスト紹介
今回ゲストでお招きした方は以下の3名です。
- Aさん(8年目) 外資系生命保険業、営業職、転職経験あり
- Bさん(5年目) 金融業、総合職
- Cさん(8年目) 建築業、総合職、施工管理、人事部、お子さんあり
また今回は事前に働く女性100名に、仕事やライフスタイルについてのアンケートに回答してもらいました。
ゲストによるトークタイム
ゲストの方にはアンケートの質問内容と集計結果に沿ってトークをしていただきました。
ゲストが仕事にたいして感じたギャップとは??
まずは「学生時代に抱いていたイメージと実際に働いてみて感じたギャップ」について。
- Aさん、Bさん:ギャップを感じた
- Cさん:最初に勤めていた会社に関してはあまりギャップを感じなかった
お話の中でもよく出てきたのが、学生時代と社会に出てからは評価の基準が違うということ。勉強ができれば評価された学生時代とは違い、社会では仕事ができるのはもちろん、コミュニケーション能力がより重要になってくるそうです。
上手にコミュニケーションを取り人脈を広げたり、上司や同僚と良い関係を築くことが自分の仕事にも生きてくるのが社会ということでしょうか。
また社風は会社全体を表すものであるがゆえ、あまりあてにならないという意見も…。
実際の職場の雰囲気は配属される部署の環境によって大きく異なるそうです。
Cさんは部署が変わると、転職したのかと思うほど環境が変わったと話していました!
インターンシップや人事担当とのやり取りで感じたイメージそのままに会社に入ると、部署によっては大きなギャップを感じることもあるのではないでしょうか。
特に説明会で紹介される社員はその会社の中で選ばれた優秀な人のため、その方が良い人だったからという理由で入社すると実際は全然違ったということもあるようなので注意です!
マイナスのギャップだけでなく、プラスのギャップに関するお話も出ました。
Cさんが働く業界は建設業のため、やはり男性が多い職場。女性が少ないからこそ一人ひとりの意見をしっかりと聞いてくれ、結婚や子育ての際には転勤に関してなど柔軟に対応してくれたそうです。
「転職=マイナス?」そんなことはありません!
次は、転職経験について。
アンケートでは100人中56人が転職を経験したことがあると回答していました!
転職はハードルが高いと思っていたので、この結果には驚きました。
実は転職は学生が思っているよりもハードルは高くないのかもしれません。
ちなみにゲストのAさんも転職経験者です!
Aさんは社会人3年目に転職を経験されたそうです。前に勤めていた会社に対して不満はなく好きな会社ではあったけれど、自分の中でやりたいことが見つかったから、また当時20代中盤で失うものは何もないという考えから転職に踏み切ったそうです。
Bさんは転職経験はないそうですが、社会に出て様々な人と出会う中で刺激を受け転職も視野に入れているということでした。転職している人は多いので、もっと楽な気持ちで気軽に転職を考えても良いのではないかとも語ってくれました。
実際どうなの?気になる職場の実態とは!?
女性が働きやすい職場に関して「セクハラ・パワハラ」「仕事と子育ての両立」という2つのトピックに対してもトークしていただきました。
セクハラ・パワハラは少なくともあるそうですが、現在は昔に比べて取り締まりがだいぶ厳しくなったそうです。実際にホットラインに訴えられて辞めさせられた事例も…。
また子育てに関してもより良い方向へたくさんの企業が動いており、制度の充実が図られ、それを使う社員も多いという意見がありました。仕事と子育ての両立のために動かなければどんどん人が辞めてしまうという危機感を企業は持っているそうです。
ただ制度はそれ自体がなくなったり、大きく変化する場合も多いため、制度ありきで入社するのはあまりオススメできないという声もありました。
またCさんによると、子育ては夫の協力が大きな鍵になるそうですよ!
業界の将来性・成長性について
次にお話していただいたのは「どんな業界に将来性や成長性を見込めるか」について。
まずAさんはどの業界もなくなることはないという意見を出してくれました。
業界の将来性・成長性よりも自分がその会社で生き残るためにスキルを身につけ成長し、力を発揮することが大切だということです。
Cさんの勤めている会社は建設業ですが、現在では食品に関する事業も行っているようです。このように企業は様々な分野に進出しているため、社員も1つのスキルではなく様々なスキルを身につける必要があるとお話してくれました。
Bさんは金融業界で働いていますが、ここ5年で機械化が進んだことを実感されているようでした。現在ではAIの導入によって、金融窓口はいらなくなるのではないかと言われています。このような流れを踏まえて、今後重要になってくるのが機械にはできない「人と話す能力=コミュニケーション能力」ではないかと語ってくれました。
学生からゲストへの質問コーナー
ゲスト3名の盛りだくさんな本音トークの後は休憩を挟み、学生からの質問コーナーへ。ゲストトークでの感想なども踏まえて周りの学生と意見をシェアし、各自疑問に思うことを付箋に書いていきました。
「学生時代にやっておいたほうが良いことは何?」
インターンについて
ゲストの方からは、多くの学生が行くインターンについてそこでは企業は良い部分しか見せないのでより深い部分についてはわからないという意見が出ました。
その企業をより詳しく知るためにはプライベートで知り合った社会人から情報を得ることが良いようです。
大事なのは行動すること!
他には学生時代に、ハナラボでの活動のように自分の意思で何か新しいことに挑戦することが大切だということです。
女子学生の皆さん、何か新しいことを始めたいときはぜひハナラボで活動をしてみませんか?
「学部で専攻している分野と関係ない業界に勤めることは可能?」
この質問には皆さん可能だと答えていました。
金融業界で働いているBさんも学生時代は観光に関して勉強されて、ホテルで働きたいと途中までは考えていたそうです。
総合職・一般職について
ここでは一般職と総合職についての話題も出てきました。
いまだに多くの企業で総合職・一般職の区分があると思っている人も多いのではないでしょうか?しかし社会人曰く、現在では総合職・一般職という区分がある企業は少なくなってきており、このような区分があるのは金融業界や商社くらいしかないそうです。
この他にも多くの質問が出ましたが、どれに対してもゲストの方々は本音で語ってくれました。実際に働いてみて大変だったことや学生ではイメージしづらいことも、みなさんが丁寧にお話してくれたので、就活や働くということについて具体的にイメージがしやすくなったのではないかと思います。
最後は参加者全員で記念撮影!
19時30分から始まったイベントもいよいよラスト。最後は参加者全員で記念撮影を行いました。写真撮影の後イベントは自体は終了しましたが、イベント終了後もゲストの3人は会場に残ってくださり、学生の個別の質問に丁寧に対応してくださいました。
今回のイベントは普段社会人の方と関わる機会が多くない学生にとって貴重な時間になったのではないでしょうか。
ゲストの皆さん、また参加してくださった学生の皆さん遅くまでありがとうございました!
レポ執筆者感想
会社に入ってギャップを感じたかや、セクハラ・パワハラについてはOG訪問や企業説明会ではこちらからも質問できないですし、企業側も正直に教えてくれないようなことではないでしょうか。
しかしこれから働く会社を決める上で、社会人の方の正直な意見はぜひ知りたいですし、それを参考に就活を進めていきたいです。そのような思いがあったので今回のイベントでゲストの方に本音で多くのことを語っていただけて、とても参考になりました。
特に私はセクハラ・パワハラに対してメディアの報道などでマイナスのイメージが強くあったので、現在では取締り自体も厳しく、ホットラインで処分されている人もいるということを知ることでき、安心できました。
ハナラボの活動には多くの社会人女性の方が関わっています。そのため社会人の方との交流の機会が広がりキャリアについて相談に乗っていただくことができます。またハナラボでしかできない企業取材などの活動もあるので学生生活をより充実させることができます。
新しいことを始めたい人、社会人とのつながりを持ちたい人はぜひハナラボの活動に参加してみてください!
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