Allyさんの就活スケジュール (人材/人材情報サービス)
10月 |
就活情報サイト4つに登録。登録社数を増やし、興味のある分野を探った。 |
11月 |
合同説明会で全業界を一通り見る。自己PRを推敲。 |
12月 |
たくさんの説明会に出向き、自分がやりたいことを考えていく。 |
1月 |
人材業界に絞る。その中でも様々な分野があり、説明会に多く足を運ぶ。 |
2月 |
説明会、Webテスト、ESで忙しかった時期。自分の軸を固めていく。 |
3月 |
震災ですべてストップ。気分が落ちていったが、気分転換をすることを心掛けた。 |
4月 |
多くの会社の面接を受け、自分が本当にやりたいこととは何かと思い悩む。そんな中、就職先として選んだ会社への思いが強くなっていく。 |
5月 |
内定。GWの頃に悩みに悩んでから、人材情報サービスへの入社を決意。 |
「私自身の価値」を見出せる仕事とは?
就職活動でまず初めに何をしましたか?
10月に就活情報サイト4つに登録し、ほぼ全業界にチェックをつけてネットサーフィンで知っている会社を増やしました。合同説明会には5回行ったのですが、人事の方に対面で話すことが出来て質問もしやすく、1日で8社ほど見ることができて良かったですね。ただ、どの会社も楽しそう!と思えて最初はなかなかしぼることができませんでしたね。
その中で人材業界に決めたのはなぜですか?
人材が一番楽しそうで私に向いているという直感です。人材業界の仕事は、モノではなくサービスを売る仕事ですから、そこに私しか提供できない付加価値を生み出すことができるのではないかと思いました。また、人材業界は様々な業界にリンクしているので、働きながら社会のことも幅広く知ることができると思いました。
人材と一口に言っても様々ありますが、どのように選びましたか?
人材業界に決めた後、その中にもたくさんの種類があると知ったのは1月頃で、その後説明会や選考を通して人材紹介と人材情報サービスの2種類に絞りました。最初は、人材紹介会社に最も興味がありました。企業にどんな人材が必要なのか聞き、適任な人を探してヒアリングを重ね、その人を会社に入れるという「クライアントと求職者に対して直接的に関わる」仕事が私のやりたいことだと思っていました。でも面接で、「本当にあなたは人材紹介をやりたいの?」と念を押され何をしたいかが分からなくなってきていました。
GW中に自分がやりたいこと、将来的にどうしたいのかを考え直しました。結果として、「直接的にお客様と関わる」人材紹介の会社よりも、クライアントとユーザーの間に立ち「間接的に関わる」仕事を選びました。ユーザーが意思決定し、私の役目は選択肢を与えて支えることです。働く人を幸せにしたい、皆で明るい笑顔のある社会に変えたいという私の思いにはこちらの方が近いと思いました。また、情報サイトの人材会社ならそこで働きつつ企業の中の「ヒト」に関することを勉強できるので、将来もしコンサルティングに転向しても、経験は活かせると思いました。
面接でじっくり向き合ってくれた会社
今の会社に就職を決めた理由は何だったのでしょうか?
はじめは今の会社に入社を決めるとは思っていなくて、「とりあえず話を聞いてみよう」くらいの気持ちから始まりました。しかし選考が進むにつれ、今の会社への想いが強まりました。というのも、私という人間のありのままを見てくれて、本気で向き合ってくれているように感じたからです。そういう会社の姿勢がとても嬉しかったです。「どういう思いでこれまで過ごしてきて、これから何がしたいの?」にじっくり向き合ってくれたのが最終的に今の会社に決めた理由ですね。
その選考はどのようなものでしたか?
説明会、Webテスト、ES、ディスカッション、3回の面接など多くの関門がありました。面接官からの質問はぐいぐい来て、答えるだけで精一杯だったので、正直毎回自信がありませんでした。それでも私を採用してくれたので、縁があったのでしょうね。5月にいただいたフィードバックでは、「人材に対する思いがある」「困っている時に先輩・同期・後輩からの協力を得られるような、人をひきつける力がある」という評価をいただきました。一方で「押しが弱そう」という言葉もあったので、そこは頑張っていきたいです。
自分を信じて、行動し続けよう!
自己PRはどのようにしましたか?
大学4年間勤めた映画館でのアルバイトの話から、チームワークを発揮したエピソードと私の協調性をアピールしました。その映画館は社員の方々に加えてアルバイトだけでも100人いる大規模で、上下関係も厳しいところでした。毎回のリーダーが、たくさんある業務をテキパキと他のアルバイトに振り分けることで成り立っています。私も一番下の位から始めて3年後には、人に仕事を任せる側の立場になりました。この映画館の仕事が1つでなく色々出来ること、多様な人が集まっている環境がとても好きでした。また私は、出来ないこと・わからないことがあるのが楽しい!面白い!と感じるので、ここで4年間頑張れたと思います。
自己PRで気をつけていたのは、中高大が女子校という私の経歴から面接官が抱くイメージを、良い意味で裏切ることです。おしとやかなお嬢様と見られがちなので、見かけによらずガッツと好奇心があることが伝わるように工夫しました。
総合職か一般職かで迷ったことはありましたか?
職種は、最初から総合職でバリバリ働くことしか考えていませんでした。男女関係なく働いて認められたい!と思っていたのには母の影響があります。家事と仕事の両方に100パーセントの力で取り組んでいて手抜きはしない、その姿に憧れていました。だから私も一生懸命働いて、認められる人になりたいです。両親から「やるならちゃんとやれ!」と言われ、そういう姿勢で就活をしていました。また、父には面接官の目線から辛口なアドバイスをもらっていましたが、それも勉強になりました。
将来の夢は何ですか?
いつかはフリーで仕事をし、会社のブランドがなくても個人として認められるようになりたいです。自分が楽しく働いて、お金をもらえたらこんなに幸せなことってないですよね。そのために20代では、後悔なく「これで良かった」と胸を張って言えるよう頑張りたいと思います!
最後に、後輩へメッセージをお願いします。
「自分の好きなようにやり、自分を信じて」と伝えたいです。いま就活をしている人で、本気で好きな会社が見つかった人はとにかく全力で頑張ってほしいです。まだよく分からない、という人はたくさん悩んでまず1歩!小さなことでも行動を起こしてみましょう。就活がまだ先の人は、自分の好きなことを一生懸命やってください。変に「就活のためのネタ作り」をするより、好きなことを追求する方が最終的に「語れるネタ」になりますよ。これまで経験したことのない世界に思い切って挑戦してみることもいいですね!
好きなことを時間に縛られず取り組めるのは、学生の特権です。自分を信じて、行動し続ければ道が開けるはずです。