プライドを捨てて見つけた自分の価値観に合う会社(人材)

0

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

就活レポでは、就活を終えた先輩たちに「なぜその仕事や会社を選んだのか(会社選びの軸)」「学生時代にどんなことをがんばってきたのか」「就活でどんなことに苦労したのか」「女子就活の取り組みかた」などをインタビュー。単なる就活テクニックではなく、仕事選びのヒントをお伝えします。就活のスケジュールも掲載!

大石真子さんの就活スケジュール

3年生6月

インターン版ナビサイトに会員登録、インターン探し。

8月

インターン4社参加、その後はゼミが忙しくてあまりインターンには参加せず。

3年生2月

会社説明会に行き始めた。

3月~

会社面接スタート。6月が一応面接のスタートのため、そこから面接の会社あり。

7月1日

内定承諾書を書いた。

きっかけは人事の一言

どのような会社に入社するのでしょうか。

私は人材紹介をする会社に入社します。人材業界は、派遣業、広告業、紹介業と大きく分けられますが、その中でも人材紹介業は転職したい人と人材を求める企業を仲介する会社です。企業の求人希望を伺い、転職希望者と面談を行って、それをつなぐのが仕事内容です。

高校生の時に女性の働き方が気になってから、人材業界という働く人を扱う業界で、人に関わる仕事がしたいと思っていました。

この会社にしたきっかけは何でしょうか。

この会社に決めたのは、最初に受けた会社の面接がきっかけですね。別の人材会社の最終選考で、人事の方に「なぜこの会社に入りたいか言える?」と聞かれたんです。そのときに、人材業界の他の会社をしっかり見ていないことに気づいて。私の価値観と照らし合わせて、説明会に参加する会社を探し直しました。そして出会ったのが、今の内定先です。

それはいつのことですか。

4月のことでしたね。探し直していなければ出会えなかったでしょう。決め手は、性別や年齢関係なく自分の頑張りがきちんと評価されること、就活生にも丁寧な対応をしてくれたことですね。

学生への対応があまり丁寧ではない会社がある中で、この会社は就活生にも丁寧でした。そのことから、誰に対しても真摯な対応ができる会社だろうと思いました。会社の意見を押し付けず、私のことを第一に考えてくれる熱心なところに惹かれましたね。

女性の働き方に興味があるとおっしゃっていたのですが、会社を選ぶときに大切にしていたことはありますか。

はい。「女性が働きやすい」というよりかは、性別関係なく働ける会社を選ぼうと思っていました。そして、居心地の良さや実力主義ということも大切にしていました。説明会や面接では、話を聞いたり面接官の態度を見たりすることで、自分の価値観とその会社が合うかを探りながら就活していました。

面接やエントリーシートでの、自分なりの工夫はありましたか。

私が意識していたのは、その情景が相手に伝わるような文章を書いたり、話をしたりすることですね。これは、学生生活について新聞のコラムに書くという機会をいただいたときに新聞記者の方に教えていただいたことです。

自分の経験を述べるときだと、どうしても前提が抜けていることがあるので、きちんと相手に分かるように伝えることを心がけました。

具体的にはどのようなことでしょうか。

私はハナラボのプロジェクトに参加したことを学生時代頑張ったこととしてアピールしました。その際に、単に規模やプロジェクトの概要を書くのではなくて、「私はこのような場面に遭遇したときに、こんな人の力を借りてなんとか乗り越えられました」というように、私の行動がみえるようにしました。その活動において自分が何をしたのか、を伝えるようにしましたね。

成長の礎となったハナラボ

大学では法学部で労働法を専攻されていたそうですね。また、学外で様々な活動をされていたと伺いました。どのようなことをされていたのでしょうか。

私はこれまでに人材紹介の会社でのアルバイトをしました。また、国際NGOの活動や国連での話し合いの機会に参加したこともありますね。厚生労働省のイクメンプロジェクトでは賞をいただきました。ハナラボは大学1年生からずっと関わっています。

その中でも一番印象に残っていることは何でしょうか。

ハナラボの活動は特に印象に残っていますね。活動に参加し始めたのは、先にお話ししたように、高校生の時に女性の働き方に興味を持ったことがきっかけなんです。

それまで自分はアイデアを生み出すことに向いていないと思っていましたが、ハナラボの文学館プロジェクトに参加したことで、アイデアを出すことに抵抗がなくなりました。そのことで自信がついてイクメンプロジェクトなどにも積極的に関わることができましたね。そして社会人の方と会う機会が多くあり、様々な働き方を知ったのと同時に、社会人との会話に慣れることができたのは大きな経験でした。

順風満帆に見えた就活。しかし…

とても順調そうに見える就活ですが、一番の苦労は何でしたか。

受かると思っていた会社に落ちてしまったことです。実は、私の第一志望は3年生の夏に見つけた人事コンサルや研修を売っている会社でした。その会社を知ってからは、内定者と話したり、単発のアルバイトに参加したりしたこともあります。絶対この会社に入りたいと思っていたし、受かると思っていました。だからそこに焦点を充てた就活をしていました。でも、その会社に3次面接で落ちてしまって。

それはつらい出来事でしたね。

今振り返ると、合っていない会社なのに自分に言い聞かせて頑張って合わせようとしていたと思います。それがとても落ち込んだことでしたね。その時、今の内定先だけ内々定が出ていました。でも、なかなか踏ん切りがつきませんでした。リクルーターの人とも話して気持ちが整ってきたけれど、まだ承諾書にはサインできませんでした。

サインできない理由は何だったのでしょうか。

長い期間、その理由を考え続けましたね。そうして、その会社の知名度の低さが決断し切れない理由だと気づきました。でも、もう一度私が大切にしていることを考えました。私は、無理せず働ける居心地の良い会社を就活を通して探していることを思い出して。

そこで、私が周囲に対する変なプライドを持っていることに気づいて、それを捨てようと決心しました。ようやくサインをして就活を終えました。

悩みぬいた末に決心し就活を終えた今、10年後どういう働き方をしていたいと思いますか。

働いて10年たったころには自信を持てるものがきっとあると思うので、それを見つけていたいです。それと、元々人事制度や働き方をより良くしていくことに興味があったので、そういうことも挑戦してみたいですね。働く人全員にとって、より居心地の良い会社にしていけたら、という思いがあります。

最後に、後輩へのアドバイスをお願いします。

就活によって、多くの人が自分と向き合わなければならない時期を迎えると思います。飾っている自分ではなく、本当の自分が何をやりたいのかを探すことが、これから自分らしく生きることにつながると思います。就活がプラスになるように、自分と向き合う時間を作ってほしいです。

それと、自分の趣味などでリフレッシュすることも大切ですね。スケジュールにゆとりを持たせると、気持ちの面でも余裕が生まれると思いますよ。

Share.

About Author

西河茜

経済・経営と英語を中心に学ぶ大学2年。現在ボストン留学中。音楽とアートと空気が澄んでいる空間を愛してやみません。特に、音楽ホールや舞台の香りにわくわくします。20歳という節目の年、多くの場所へ足を運び、自分の目で多くのものを見て考え、国や考えに関係なく、多くの人との関わりを持ちたいです。新たな挑戦である学生記者の仕事では、読者のみなさんにインタビューでの発見を新鮮さをもってお届けします。

Comments are closed.