長い育児休業からの復帰に挑戦!(アサヒビール)

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大学時代に偶然、アサヒビールが大好きになる経験をした丸尾さん。営業や秘書の仕事を務めたのち、4年にわたる育休を経て現在は人事部で働いていらっしゃいます。仕事との向き合い方や子育てとの両立について、お話をうかがいました。(2015年6月時点の情報です)

まずは、消費者に近い営業を経験したい

これまで様々な部署で仕事をされてきたそうですが、一番印象深いのは何の仕事ですか?

やっていることがそれぞれ違うので、1つの天秤に載せるのは非常に難しいですね。でも、入社したばかりの2年間の営業では、「今の礎」と思う経験がたくさんあります。「まずは営業がしたい」と思って入社したので、希望通りの配属でした。

どうして営業をやりたいと思っていたのですか?

大好きなビール「スーパードライ」を一人でも多くの人にお届けする仕事がしたいと思って、営業を志望しました。また、消費者の立場にあるお客様と直接仕事ができる経験は、自分のこれからのキャリアを考える上でも、必ず経験しておきたい仕事でした。

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営業の仕事で印象的だったことは何ですか?

営業では、豊島区の一般酒販店様・業務用酒販店様を担当しました。嬉しかったことは、酒屋さんの社長が、「丸尾さんの商品をここにも置こうか」と一緒に商品拡販に取り組んでくれたことですね。

また、商店街のお祭りのときには、「今年からアサヒで行こう!丸尾さん、一緒にやるか!」と言ってくださったので、「やりましょう!社長!!」と。樽をいっぱい持っていき、大きな声をかけながら、ビールを販売したことはとても印象的ですね。

そういう方たちの影響で商店街の酒販店様が協力してアサヒビールを売ってくれる、なんてこともありました。2つ目の家族ができたという感じで楽しかったですよ。

営業で大変だったことはありますか?

入社した2001年に、アサヒビールが総合酒類化をスタートさせました。ビール類のみを販売していた時代から、ウイスキーやワイン、焼酎、低アルコールなどの取り扱いを始めたのです。当時は、営業の経験値も浅く、商品提案で大変苦労しました。

結果的には勉強や市場視察で克服していきましたが、最初のうちは、担当先に何度も顔を出して足で稼ぎました。あまりにもしつこくて、「もういいよ、1ケース置いていきなよ」と言ってもらうこともありました(笑)。

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現在は人事部でご活躍されていますが、秘書の経験もあるそうですね。

秘書を6年間経験しました。秘書時代は、役員スケジュール管理・来客対応・文書作成・社内外折衝・出張調整・随行等を経験しました。

中でも、現在相談役の荻田が社長・会長の時代を通算5年担当したことは、私の成長につながる大きな経験だったと思います。荻田の秘書は、先輩の男性秘書と私の2名体制でした。

先輩が私にもどんどん挑戦させてくださる方だったので、従来、男性秘書がやっていたような海外随行などにもチャレンジさせてもらいました。

朝は仕事がはかどる時間だったので、当時は朝4時半に起きて6時半に出社していました。

社長の側で仕事ができるなんて、貴重な経験ですね!

会社がめざしていることや、そこに向かってどう経営していくのか、ということを間近で見られたことはとても良い経験になりましたし、今の仕事にも役立っています。

そして、「社長の想い」を間近で感じられたことが本当に勉強になりました。社長は営業畑の方ですが、社員にも人気があり、お客様に気配りや心配りというのが大変細やかで素晴らしい方でした。

二人目の妊娠が分かり、連続育休で会社にご迷惑をかけることを報告した際にも、「あなたが今一番大切なことですから、大丈夫です。元気なお子さんの誕生を祈っています」と言ってくださったことは、とても嬉しかったです。

大学時代からアサヒビールのファン!?

どんな学生時代だったのですか?

高校時代はテニス部で、大学に入ってからもテニスサークルに所属しました。高校の部活との一番の違いは、自分たちで運営していかなければならないということです。

限られた時間・人・予算のなかで、いかに満足度の高い企画にしていくかということを、特に3年生の幹部時代はいつも考えていました。社会人になる前にこの経験ができたのは、今に生きているのかもしれないですね。

3年生になってからは、コーポレートガバナンスのゼミに入り、企業研究を中心とした勉強をしました。

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就職活動はどのように進めていましたか?

もともと食品業界に興味がありました。ただ、説明会はあらゆる業種をみました。

私は、仮に方向性が決まっていたとしても、最終判断は未知の部分も見てから判断する、という信念があるんです。

色々な業界をみた結果、やはり食品業界に行きたい!という気持ちになり、選考の段階では食品のみに絞って活動しました。

食品業界に興味があったのはなぜですか?

大学3年生のゼミで、一人一社の企業研究をする企画があったのですが、たまたま私に割り振られた企業がアサヒビールだったんです。

主な研究内容は、アサヒビールがコーポレートアイデンティティを宣言した1985年からスーパードライの発売を経て、ビールでトップシェアを獲得した躍進の時代に関する内容でした。身近な商品の熱いドラマに感動しました。

ゼミで食品業界を学べたことが、食品業界に興味をもったきっかけですね。

※コーポレートアイデンティティ:経営理念をもう一度立て直し企業の風土を変えようという取り組み

入社してみてギャップはありましたか?

ギャップはなかったです。スーパードライの「挑戦」の歴史と社風が、自分にもマッチしていたからだと思います。

説明会や面接など社員のみなさんとお話をする機会が何度かありましたが、「なんて人に優しい会社なのだろう」「なんてあたたかい人が多いのだろう」と、人への優しさに溢れる会社に、志望度もあがっていきました。

また、選考が進むにつれて顔見知りの学生も増えていき、未来の同期に対しても「この人たちと一緒に仕事がしたい」と強く思いました。

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4年3か月の産休・育休を経て、復職

お子さんがいらっしゃって、復職されたばかりだとうかがいました。

子どもが2人いるのですが、通算で4年3か月、2子連続で産休・育休を取得しました。2014年12月に復職して、現在は時短や在宅勤務の制度を活用しながら、人事部で採用・研修の仕事をしています。

途中で戻るタイミングはなかったのですか?

子どもは2人欲しかったので、連続で育休を取れたら良いな思っていました。出たり入ったりしたら中の人にも迷惑がかかるだろうという思いもあったので。

子どもが生まれても働き続けたいと思っていたのですか?

思っていました。しかし、私の母は専業主婦でしたので、子供を育てながら働くことがどれだけ大変なのか想像もつかなかったので、その点で不安な気持ちもありましたし、子供はさびしい思いをしないのかということなど悩むこともありました。でも、迷っている私を後押ししてくれたのも母だったんです。

昔からどんなときでも「やりたいならやったらいいじゃない」と、背中を押してくれる母親でした。先にレールを敷かれたこともありません。今も近所に住んでいるので、サポートをしてくれています。

育休取得中に復帰を迷うこともあったのでしょうか?

会社が大好きだったので、産休を取る際は、迷うことなく復職を希望していました。

ただ、育休を3年半くらい経過した頃には、退職しようかと悩む時期もありました。育休中に会社がホールディングス化するなど、会社を取り巻く環境変化があったため、復職して会社で成果をあげられる自信がなくなっていたんです。

ただ、今までの信念として、挑戦しないで辞めるのは後悔するのではないか、という思いがありました。それならば、やってみて無理だと感じたら辞めればいい、と思って復職を決めました。

旦那さんは家事・育児にどのように関わっていらっしゃるんですか?

主人は会社の同期で、良き理解者でもあります。私の帰りが遅くなるときは、子供の迎えや夕飯作り、お風呂に入れて寝かしつけたりしてくれますし、休日は公園に遊びにいったりと、協力的にやってくれます。

ただ、主人は業務用営業をしているので、平日夜はお客様との予定も入ります。一方で私も仕事で遅くなったり出張があることも。子供のことがあるので、お互いのスケジュールは数か月先まで共有して、更にこまめに情報共有しながら予定が重ならないように工夫しています。どうしても2人では対応できないときには、母に頼みます。

みんなが笑顔で働ける環境を作っていきたい

これから、どのような仕事にチャレンジしたいですか?

私どもの会社は、グループ会社の拡大とともに、一緒に働く仲間も増えました。しかし、課題もあります。私はグループ会社の皆が働きやすく、高い成果があげられて、笑顔で仕事ができる環境を作ることにチャレンジしたいです。

丸尾さんにとって、仕事とは何ですか?

自分が成長できるところであって、毎日をワクワクしてくれる存在ですね!

最後に、学生へのメッセージをお願いします!

バイト、部活、サークル等々、今取り組んでいることに、一生懸命になって、たくさん考えてもらいたいです。一生懸命考えると、そこから知恵や新しいアイデアが生まれて、未知の可能性がどんどん広がっていくと思うんです。

そして、勉強もがんばってください。私が学生時代に戻るとしたら、英語の勉強をしたいです(笑)。

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取材を終えて (学生記者:大石真子)

お話をうかがっていて、会社のことが好きで好きでたまらないんだろうなという印象を受けました。こんなに素敵な会社に、大学時代に出会えたことは運命だったのだろうと思います!!

「迷ったらやってみてから判断する」との信念のもと、日々挑戦をしながら働いている丸尾さんがとてもかっこよかったです。お忙しいなか、ありがとうございました!

アサヒビール株式会社 会社概要

ビールシェアNo1の「スーパードライ」をはじめ、洋酒・ワインなども扱う総合酒類企業。「すべてはお客様の”うまい!”のために。」というものづくりへの想いを大切に、お客様の期待を超える新しい価値を提供し、進化し続ける企業を目指します。

アサヒビール株式会社のWebサイトはこちら

先輩インタビュー vol.96「日本の「良いもの」を日常へ届けたい(KARAFURU)

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About Author

大石真子

興味があるのは、ジェンダー、「働くこと」に関するあれこれ。高校生のときに運命的に出会ったハナジョブ。一人ひとりの想いが伝わるような記事を書いていきたいと思います!中高の6年間、女子校で育ちました。趣味・特技は、始めて9年目になる華道。よく、笑顔を褒められます!