私だからこそできる仕事がある!仕事も子供も同じくらい生きがいです(日立ソリューションズ)

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国文学科を卒業して、出版社に入社。出版社のシステム課で働いた後、IT業界に転職して日立ソリューションズのSEになられた柏崎さん。転職後や、育児休暇の苦労をどのように乗り越えたのでしょうか? 今の仕事では、演劇の経験が活きているそうですよ。(2012年1月時点の情報です。)

「わかりやすく伝えることが私の良さ」―柏崎さんのワークスタイルとは?

現在のお仕事の内容を教えてください。

自社製品の文書管理システムであるドキュメントソリューション「ラビニティ」シリーズ、および他社製品のプリセールス(※1)、展示会の対応、お客様向けのデモンストレーション(※2)などをしています。営業と一緒に顧客先を訪問するなど、社外で仕事をすることが多いですね。お客様に提案する際は、営業の人が話す概要に加えて、SEによるシステムの詳しい説明、使い方の提案が必要となります。

また、社外だけでなく社内でも製品の説明会をしています。2010年に日立ソフトウェアエンジニアリングと日立システムアンドサービスが合併し、働く人も扱う製品も倍になりました。このため社内へ製品を紹介する活動が活発になりましたね。

(※1)システム構築やソフトウェア製品を販売・導入する際に営業担当に同行し、ITの技術的な知識を用いて、営業担当をサポートすること。
(※2)商品の説明や使い方の実際を見せること。

現在の仕事につくまでのお仕事と、日立ソリューションズに入社したきっかけを教えてください。

最初は自治体の例規集を作る法令出版社に入社しました。当時パソコンを使う人が少なく、面接でパソコンを使えると言ったところ、システム課に配属されました。この部署では自治体向けシステムを作っており、私はシステムを使って自治体に操作方法とノウハウを教授する仕事でした。現在の仕事内容と似ていますが、この時は営業寄りの仕事でしたね。顧客先に行ける嬉しさと全国の様々な土地に行けたことが楽しかったです。

結婚を機に転職を決めました。実は前職で文書管理システムの仕事をしていた時に、一緒に仕事をしたのが日立システムアンドサービス(現 日立ソリューションズ)の人だったんです。転職のことを話したら、声かけてもらい面接を受けました。面接で、私が前職でしていた仕事は日立ソリューションズではSE部署の管轄だったと聞き、ちょっと驚きましたね。

転職後にはどんな苦労がありましたか?

日立ソリューションズに経験者採用で入った直後は、理系出身や資格がある方、新人研修でしっかり学んできた方との持っている知識レベルの差に愕然としました。営業に行けばよかったのではないかと悩んだ時もありましたね。そこで、まずは普通くらいにはならなくてはと思って、半年間自分で学校に通いました。6ヶ月間の新人教育を終えたくらいまでの勉強を終え、基本情報処理の資格を取りました。

しかし、今から私が技術面で皆と同じ方向に向かうのが私の良さを生かす道なのか疑問に思ったんです。私が得意なことを考えるうちに、ある時、一緒に行ったSEよりも私が話した方が、お客様にとって分かりやすいのではと感じました。技術に詳しくない方にシステムを説明する時には、専門用語を使うよりも、わかりやすい言葉で伝えた方が良いですよね。私はもともと理系ではないので、技術をあまりわからない人の気持ちもわかります。他の人にはない、私の良さは『わかりやすく』伝えることだと思って、仕事を進めました。

柏崎さんはどんな学生時代を過ごしていましたか?

高校時代は演劇部に所属していました。実はこの経験が現在の仕事にすごく役立っています。例えば、システムの説明を、大講堂で行った際も緊張よりも『こんなにたくさんの人の前で話せる!』という楽しさの方が大きかったんです。

大学時代は、アルバイトをしていた飲食店にて紹介された調理師免許の資格を取りました。食べることが好きで料理教室に通ったり、海外旅行に行ったりしていました。
学生時代から、人前に立って話すことやいろいろな場所に行くことが好きで、それらは今の仕事につながっていますね。

「自分らしく働くことに自信をもてたのはメンバの一言」と語る柏崎さんの仕事観とは?

お仕事のやりがい、また苦労はどんなことですか?

やりがいはいろいろな人とお話ができ、お客様と長い関係で仕事ができることです。何か困ったことや相談がある時に、まず私に連絡が来る時に喜びを感じますね。また、実際に提案をしていて、大きな案件が取れたときも達成感があります。

苦労は、チームのメンバーが夜遅くまで仕事をすることになった時でも、子どもがいる私は先に帰らないといけないことです。私の部署のSEのメンバーで子どもがいる女性は私が初めてなので、周りの方は戸惑いがあったと思います。でも今は、『私はここまでできます、ここから先はできません』ときちんと伝えるようにして、ご理解いただいています。

育休復帰後は、仕事が間に合わなかったり、思い通りにいかないことに悩んでいました。それを乗り越えられたきっかけは、半年に1度開かれる”段々飛び”という部長と話す時間でした。この場では、今どんな仕事をしていて、どんなことに悩んでいて、これからどんなことをしたいかを話し合います。私が『子育てしながらの仕事がうまくいかず、皆に迷惑をかけていると思う』と悩みを打ち明けたら、メンバーが『全然そんな風に思っていなかった』と言ってくれたんです。それを聞いて『自分らしく働いていい』、『仲間に甘えても大丈夫なんだ』と気づき、いきいき働けるようになったと思います。

柏崎さんにとって、仕事とは何ですか?

子どもと同じくらい、生きがいです。私にとって仕事と家庭は5割5割だからこそ上手くいっています。仕事をする上で、子どもがいることがハンデになることは否定できませんが、精神的な支えになっていると思います。夜、子どもの寝顔を見ながらこの子も頑張っているから私も頑張ろうという気になります。

現在柏崎さんは、2歳の男の子のお母さんとしても頑張っていらっしゃいます。どのようにして仕事と家庭を両立させているのでしょうか?

平日はどちらかと言うと仕事中心ですね。7時にお迎えに行き、ご飯・お風呂を済ませて一緒に寝る、という忙しい毎日です。フレックスや在宅勤務制度を利用しながら、時間をやりくりしています。その分、休日には仕事をしっかり休んで、家族との時間を大切にしています。夫や実家の協力もあって、両立できていると思います。

復帰したての頃は子どもに申し訳ないという思いや、慣れない生活のリズムに影響されて仕事が上手くいかずに鬱々として、子どもにもそれは伝わり、悪循環になったこともありました。今のように仕事が順調になると、自然と家庭の方も上手くいったので、2つはシンクロしていると思います。

これからどんなことをしたいですか?

後輩が悩んでいる時に、自分の経験を通じて手助けできたらいいなと思います。また、子どもを通じて知り合った地域のコミュニティと、積極的にコミュニケーションを取っていきたいですね。子どもが生まれてから、社会のニュースにより関心がいくようになりました。特に、子どもの虐待防止の『オレンジリボン運動』について何かできないかと考えています。

私自身、子どもだけにつきっきりの1年間、ふいに泣きたくなる気持ちや、社会から離れている寂しさを経験しました。このように悩むお母さんは決して少なくないと思います。そんな時は、『お母さんはイライラしちゃいけない』と固定観念を持って1人で悩まずに、コミュニティを持って、誰かに相談することが大事ですね。

これから同じ職業につきたい人、そして就職を考える学生に、アドバイスをお願いします。

仕事の楽しみやできることは自分で見つけていくものだと思います。私もSEが合わないと思って悩んだ時期はありました。それでも、皆にはできない『何か』がある、と発想の転換をすると、自分の仕事のやりがいが見つかります。今、SEを目指してない人にも是非もう一度考えてみてほしいですね。特に文系の人は敬遠しがちかもしれませんが、文系だからこそできるSEの職種もありますよ。これまで固定観念で『できない』と思っていた仕事で、意外にも自分のやってきたことや特性を生かせるかもしれません。

学生の皆さんは、職業のいろんな部分を見てください。OBOG訪問や、会社説明会を聞いてみることで、仕事の幅広さやそれぞれの面白さを知ることができると思いますよ。それから、大学やアルバイトや様々な活動で出会った人との『縁』を大切にしてください。チャンスっていろんなところから飛んでくる、と私は思います。それをキャッチするために、アンテナを高く張ってみてください。

インタビューを終えて(学生記者:酒井くらら)

IT業界の知識のない私にも、わかりやすい言葉で優しくお話しして下さり、チャンスは飛んでくるから、アンテナを高く張っていると良いというお言葉を胸に、これからの学生生活を過ごしてゆこうと思います。柏崎さん、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました!

柏崎さんのお仕事(SE)

営業と一緒に顧客先に出向き、システムをどんな時に、どのように使えるかを、デモンストレーションします。展示会対応や資料作成などの販売促進活動も担当しています。また、SEと一口に言っても、常駐してシステムに携わる形態や様々な仕事があります。

日立ソリューションズ

日立ソリューションズは、生活を便利にするシステムや最新技術を用いた先進的なプロダクトの開発等、幅広い事業で社会の発展に貢献しています。私たちは変化するニーズにスピード感を持って対応し、革新的なソリューションを世界に向けて展開していきます。(サイトはこちら

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ハナジョブ学生記者

2008年〜2016年までの学生記者たち

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