現場を支える伴走者でありたい(メリーチョコレートカムパニー)

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衣食住に密着したものを扱う会社に入社したい。そう考えて就職活動をした結果、商品も好きだったメリーチョコレートカムパニーに入社した田崎さん。現在は表舞台ではなく、縁の下の力持ちとして活躍する田崎さんに仕事への思いを伺いました。(2011年10月時点の情報です)

「伴走者でありたい」そんな思いを持ちながらお仕事をしている田崎さんのワークスタイルとは?

現在のお仕事の内容を教えてください。

量販店推進部は、社内の様々な部署と部署をつなぐパイプのようなもので、量販店営業のバックヤードとして販売に関する様々な企画を立案しています。どうすればいい売り場が作れて、購入機会を増やせるか、そんなことも考えています。会社の方針や施策を考える場作りをしたり、商品の需給の調整をしたりと、日々様々な部署や人と関わりながら仕事をしています。

現在の仕事につくまで、どのようなお仕事を経験されましたか?

入社して2年間は大型スーパーや地域の小規模のスーパーなどの量販店相手に、外回りの営業をしていました。その後、3~4年は営業に加え、取引企業の商品本部窓口を担当して、5年目から今の前身のような仕事に携わり始めました。

田崎さんの学生時代と入社を決めたきっかけを教えてください。

学生時代はオーケストラに入っていて、フルートを吹いていました。高校時代にいい演奏会にめぐり合って、どうしても大学でやりたいと思っていたんです。また、京料理屋でアルバイトをしていたので、接客の仕事に興味を持っていました。会社選びに関しては、もともとチョコレートが好きで(笑)。その中でもメリーの商品が好きでした。衣食住に密着したものを取り扱っている企業に就職したいと思っていたのと、社員の方の対応が親切だったので入社を決めました。

しっかりサポートできる伴走者になるために、成長への意欲を持ち続ける田崎さんの仕事観とは?

お仕事のやりがいはなんですか?

営業は売上があがれば達成感や満足感をすぐに得られ、また、周囲からの評価も得ることのできる職種です。一方で、今の仕事は商品企画、製造、物流、営業に関わる全てのプロセスをいかに安定させるかが重要な役割。完璧にできて「当たり前」ですから、周りからの評価も得にくいのですが、なくてはならない役どころであり、そういう意味ではとてもやりがいを感じています。

どんなことにも光があれば影があります。私の場合、表立って光を浴びるよりも陰で貢献するほうが性格的に合っていると思いますし、それが好きなんでしょうね。だから、どんな現場にも合わせられる伴走者でありたいと思っています。盲目のランナーは伴走者がいなければ完走はできないですが、同時に伴走者にとっても盲目のランナーがいなければ存在する意味がないですよね。目立つこと=活躍することではないんです。

苦労したことは?

この仕事の重要性とやりがいをどれだけ感じてもらえるのか。部下の教育には常に細心の注意を払っています。現在、私を含め6人体制でベテラン若手ともにみんな頑張ってくれています。若い社員に対しては、とにかく話を聞いてあげるようにしていますね。

仕事で心掛けていることはなんですか?

自分に同情しないこと。「かわいそうだな、私」と思わないように心掛けています。時にはそう思ってしまうこともありますが、どんなに自分に同情しても何も変わらないし、前に進みません。とにかく、吹っ切るようにしています。入社したての頃は刺激が多い毎日で、今まで遭遇したことがない場面をこなすのに精一杯でした。でも、キャパオーバーを経験しなければ、自分の枠は広がりませんし、その連続が成長につながるのだと思います。

入社2年目まで外回りの営業をされていた田崎さん。記憶に残る嬉しかった営業はありますか?

売り場を拡大してもらえたときの充実感はやっぱり忘れられないですよね。催事に協力したりすることで信頼関係を築いて、人と商品に信頼と価値を感じてもらえれば、数字の面でもお互いにいい結果が得られるんです。相手の利を考えるというのは、ただ相手の言うことを聞いて言いなりになるのではなく、相手が何をやってほしいと思っているのか考えたり、知ろうしたりすることが大切。日常の人間関係と同じで、自分が相手から、自分のことを考えてくれているんだなと思ったときは嬉しいですよね。

田崎さんにとってお仕事とは?

自分が成長するために必要なものだと思っています。学生のとき、自分は専業主婦になると思っていて、2、3年のつもりがここまで続けられました(笑)。仕事から得られるものが多かったことが、継続できた理由だと思います。とにかく、考えてやる仕事には終わりがありません。いかにその質を高めていくのか、ということが永遠の課題だと思っています。

夢は何ですか?

今の職種には満足しています。この仕事では誰にも負けない、どんな現場にも合わせられるスペシャリストになりたい。この2つが目標ですね。プライベートでは、ピアノを生涯続けていきたいと思っています。昼夜問わずピアノをひけるようなスタジオ付の家がほしいですね。

若いときはビジョンがありましたけど、歳を重ねるとそれがだんだん薄れてくるんですね(笑)。今は、何があってもその都度決めればいいし、ビジョンからはずれたことが起きても得られることがあることに気づいたので、肩肘張らずにやっています。

面接官の経験もある田崎さん。就活生にアドバイスと仕事の先輩としてのメッセージをお願いします!

学生さんには、マニュアルの見すぎという印象を受ける時があります。他の学生が話すのをしっかり聞いたり、目を見て満面の笑みで話したり・・・。でも、それは人としてやっているのではなく、面接を突破するためにそうしているように感じる時があります。

熱意はあると思いますが、メリーの商品を知らなかったり売り場に行ったことがなかったり、商品への愛着や企業のことを知ろうという気持ちは感じられないことがあります。やっぱり、企業側も自分のことを本当に思ってくれている学生を仲間にしたいと思うものですよ。

期待と不安を持って社会に出られると思いますが、2年目は誰でも悩みます。1年目は目の前のことをこなすことで精一杯で悩む暇がないんです。仕事に慣れる2年目あたりから、この会社でよかったのだろうかと悩み始めます。

もしネガティブな方向に自分の中で結論が出ても、安易に挫折したり辞めたりしないでください。最初の数年じゃ向き不向きなんてわからないですから。あとは言われたことだけをこなしていてはダメです。失敗してもいいから、自分で考えて行動することが仕事です。とりあえずやってみたら道は開けますから。

人生の先輩としてメッセージを!

自分の存在意義を感じられる生き方をしてください。賢は賢なりに、愚は愚なりに。どんな組織の中でもいいから、地位ではなく人間的に「なくてはならない人」になることが大切だと思います。

インタビューを終えて(学生記者:中村沙耶香)

営業時に培った「相手の利を考える心」を、今では現場の伴走者として活かしている田崎さん。学生は目立つこと=活躍することと考えがちな気がしますが、たとえ表舞台にたたなくても、相手の幸せを思って自分にできる精一杯のことをすることが、結果に繋がるのだと感じました。田崎さん、ありがとうございました。

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About Author

ハナジョブ学生記者

2008年〜2016年までの学生記者たち

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