1人で生きている訳ではない、だから周囲に感謝していきたい(NEC Corporation)

0

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

入社から12年間営業職に携わり、その間に2度の出産。2回目の育休明けからスタッフ職に転換。会社の中枢で営業部門を支える仕事を担当。「仕事は自分の体の一部」と語る長谷部さんに、仕事への思いを伺いました。(2011年2月時点での情報です)

「一期一会の気持ちで」~長谷部さんのワークスタイルとは?~

現在のお仕事の内容を教えてください。

営業ラインのスタッフの仕事は、営業がお客様と接する活動のベースを作り、より良い営業活動ができるようサポートをすることです。そのスタッフ部門の1つである営業企画本部という部署には、企画・経理・人事・教育などのグループがあります。その中で私のグループは営業事業戦略を策定するなど、営業組織の運営の基盤となる仕事を主に行なっています。

また、兼務として経営企画部にも所属していて、経営と現場である営業部門をつなぐ潤滑油の役目をしています。会社の経営課題に対する戦略を考え、具体的な実行計画を作成し、その実行状況についてフォローアップをしています。

入社当初はどのようなお仕事をされていたのですか?

神奈川支社(現 南関東支社)に営業として配属されました。3年目から神奈川県下の製造業を担当。7年目に育休を1年間取得し、復帰した8年目からは同じエリアで流通業を担当しました。そして2回目の育休から復帰した13年目から第一線の営業部門を離れて営業を支援する部署に異動し、現在の業務に至っています。

長谷部さんの学生時代について教えてください。

夏休みを使って日本各地を車で旅しました。学生時代に四国と沖縄以外は全県走りました。また、スキー場から1時間ほどのところで学生生活を送っていたので、スキーにも没頭しました。今でも子供たちとスキーを楽しんでいます。さらにアルバイトでは、家庭教師を4年間続けました。なんだか、遊んでばかりですね(笑)。

学生時代はすばらしい友人をたくさん得て、自分を客観的に見られるようになった時期です。様々な分野で自分よりも優れた人が周りにいてコンプレックスを感じながらも素直に認めつつ、逆に自分の良いところについても冷静に考えられるようになりました。また、実家にいた頃は母親に何でも相談する子供でしたが、親元を離れて一人暮らしを始めてからは、精神的に親離れ子離れができました。

NECに入社を決めたきっかけを教えてください。

生活の中で必要とされている「もの」を作っている会社が就職活動の中心でした。その結果、5社から内定を頂きましたが、実は全て業界が違いました。でも、5社とも、「なくてはならないもの」を世の中に送り出すことができる会社でした。

その中でNECに入社を決めた決定打は、就職活動の過程で複数の女性社員に出会えたこと。私の場合は、若手や十数年目の主任から話を聞けただけではなく、最終面接にも女性の管理職の方が参加していました。将来が思い描ける会社はここかな、と感じられたのです。

「自分で自分の枠は決めない」~そう語る長谷部さんの仕事観とは?

仕事をする上でやりがいを感じる時はどんな時ですか?

会社は、社会に貢献できる製品によって、利益を生み出し成り立っています。社員の一人ひとりの活動が、どんな些細なことでも、全てが繋がることではじめて会社として成立します。私は自分の進めている仕事が、ほんの一部分であったとしても、会社が良くなっている、改善の本質に迫っていると思えるときにやりがいを感じます。営業職のころの成果は分かりやすかったのですが、今のように戦略スタッフになると目に見える成果はありません。だからこそ、今やっていることがどこに繋がっていて、何に貢献できているのか確認しながら仕事をしています。

仕事は、私にとって生きる原動力です。仕事がなくなったら生きていけないだろうし、体の一部のようなものだと思っています。

仕事をする上で心掛けていることを教えてください。

求められていることの真の意味を確認することです。何を目標にしているのか、その本質は何なのか。表面だけ見ていると、ただの作業になってしまったり、本質からずれてしまったりするかもしれない。何をやるにしても、なぜそこに至ったのか、経緯を探るようにすれば、第三者に依頼するときにも間違った指示をしなくてすみます。あとは、何をするにも1人でやっているわけではないので、周りの人に感謝や気配りをすることです。

どのように仕事と家庭を両立していらっしゃいますか?

両立はできません(笑)。家事1つ取っても、とても奥が深く、育児も深い。突き詰めればどこまででも追求できます。いくら時間があっても足りないし、時間があるからといって出来るものでもありません。一旦この割合で「両立させる」と決めてしまうと、自分の人生は固まってしまう。だから私は両立はしないし、仕事と家庭の割合は固めないことにしました。アクセル踏んで進むべきときもあるし、少しゆっくりできるときもある。その時々のタイミングに応じて様々なバランスで行動することが大切ですね。

また、子どもは自分1人ではなく、みんなで育てればいいと思います。そして助けてもらったときには感謝する。いつも子どもと過ごせるわけではないので、一緒にいられる時間は本当に大切にしています。必要とされているポイントで、向き合える時間で真摯に向き合うようにしています。大切なことは、子供たちの心にしっかりと入ってあげることです。

それから、家事も仕事もきちんと両立しなければならないと思うのではなく、できないならできないと割り切って、外部の人に頼んだりすればいいと思います。ただ、親でなければならない部分をきちんと把握しなければいけませんが(笑)。

これからどんなことがしたいですか?

会社人でいるうえでは「こういう仕事がしたい」と決めてしまわない方がいいと思っています。私はこれしかできません、と自分に枠を作ってしまうとそれしかできなくなります。せっかくこんな大きな企業にいるので、同じ会社の中にも私の知らない仕事をやっている人がたくさんいて、自分が知らない所に必要とされている仕事があるかもしれません。だから「本当にどこでも行きます、何でもやります」と言っています(笑)。会社の状態がよくなり、みんなが元気にやっていけるようになればいい。そして自分もそこに参画できている、と思えればいいですね。

これから同じ職業に就きたいと思っている人、そして学生に対してアドバイスをお願いします。

IT業界では、数年前までは誰も想像もできなかったような新しいものが、次から次へと出てきます。そういうものを一緒に作り出していける人、柔軟な発想のできる人と一緒に仕事をしたいですね。自分の枠を決めてしまわずに、豊かな発想ができるように心がけてほしいです。仕事を辞めるまでずっと成長し続けていかないとついていけなくなる業界だからこそ、今のうちから様々なものを吸収し、絶えず学んでいこうとする意識と基礎学力をつけておくといいのではないでしょうか。

自分で扉を開いていれば、必ず何かが巡ってくるはずです。どんな状況になっても必ず打開策があります。その打開策を見つけられるように、日頃から周りの人たちに感謝して、人間関係も良くしておく。そうすれば仕事もプライベートも楽しめるのではないかと思います。

インタビューを終えて( 学生記者:平井奈々子)

とにかく会社が好きで、少しでも会社に貢献していきたいという気持ちが取材をしていて伝わってきました。自分の枠は決めずに求められれば何でもやる、といったスタンスがとてもかっこよく感じました。長谷部さん、ご協力ありがとうございました。

Share.

About Author

ハナジョブ学生記者

2008年〜2016年までの学生記者たち

Leave A Reply