やりがいはクルーの成長(日本マクドナルド)

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「人を育てていく会社」で「人材育成」をしたい、と入社を決めた飯澤さん。店長の仕事やそこにかける想いについて伺いました。(2011年1月時点の情報です)

「人を育てていく会社」~飯澤さんの仕事と入社理由とは?

現在のお仕事の内容を教えてください。

店長として、社員が3名、クルー(アルバイト)は90名の吉祥寺店を任されています。

店長は、店の責任者としてクルーの採用や育成や利益管理など、店にかかわる全ての業務を行います。会社全体で決めた目標はありますが、売り上げをどのように伸ばすかといった販売戦略や予算について考えるのも店長の仕事です。店頭に立つことも、もちろんあります。 

これまではどのような仕事を経験されましたか?

店長候補として入社し、はじめは現場で店舗運営や人材育成、スタッフのスケジュール管理、店舗の予算管理などを一つずつ経験していきました。また、それらのまとめとして「ハンバーガー大学(マクドナルドのトレーニング機関)」での研修も受けました。こうして様々な経験や研修を積んだ後、2008年に吉祥寺店の店長に就任しました。

どんな学生時代でしたか?

大学では音楽学部でピアノを専攻していたので、音楽漬けの毎日でした。その中で、練習のできない朝と夜の時間にできるアルバイトをしようと思い、大学2年生の頃から3年間マクドナルドでアルバイトをしてきました。

アルバイト先だったマクドナルドに社員として入社を決めた理由は何ですか?

大学入学当初は教員になりたいと思っていました。しかし自分がクルーとして働く中で知ったマクドナルドのトレーニングシステムに魅力を感じたことがきっかけで入社を決めました。マクドナルドで働くことは、教育にかかわる仕事と「人を育てる」という意味では同じような仕事ができると思ったんです。

当社は「人を育てていく会社」です。そのため教育システムも、調理の技術だけではなく、サービスやマネージメントスキル、リーダーシップ、人間関係を構築する力まで組み込まれています。研修を専門的に行うハンバーガー大学というセクションもあります。授業で使用するテキストも、世の中にある自己啓発本やコーチングの参考書などに勝るとも劣らないと言えるほど充実しています。そのような教育システムと、アルバイトを通して出会った社員や店長にも影響を受けました。

仕事のやりがいや苦労を教えてください。

やりがいは、クルー育成の過程で感じるクルーの成長です。特に印象的だったのは入社して初めてスイングマネージャー(クルーの中でもリーダー的役割を担う存在)の育成を任された時です。自分自身もマネージャーとして一人前ではない中で、店長の求めるスイングマネージャーを育成するため、一から指導をし、育て上げた時の達成感は今でも忘れられません。

一方、店長としては利益を上げることが一番大切ですので、そのための苦労はあります。最近では近隣の商業施設が閉店して、客足が減り、売り上げを伸ばす事には苦労しました。また、自分の想いがクルーに伝わらない時も悩みます。当社は異動も少なくないので、新しい店舗では人間関係作りから始めなくてはなりません。クルーには学生をはじめ年齢の幅も広く、初めてアルバイトをする人も多いため、教え方には工夫が必要です。そのような時にも研修で学んだ人間関係の作り方やリーダーシップが生かされています。他にもほめ方など、子育ての中でうまくいった事は店でも実践しています。

「仕事はプライベートを充実させるためにも大切なもの」~飯澤さんの仕事観とは?

仕事で心がけていることを教えてください。

どんなコンディションであっても、常にプロフェッショナルでいるということです。店長である私をクルーたちはみんな見ていますので、私が気を抜いてしまえばクルーたちのモチベーションも下がりますし、信頼を失ってしまいます。アルバイト時代に自分自身がプロフェッショナルという意識を持った先輩社員たちを見てきたからこそ、そう思います。なにより、かっこよくいたいですからね。

また「人を育てていくことがビジネスを成功させる秘訣」だと思っています。そのためには、クルーのモチベーションを保つ事が大切です。年に一度店内表彰を行ったり、24時間営業で従業員の人数も多いですが、年に何度かは全ての社員・クルーでレクリエーションをしたり、就職などで卒店する社員を祝ったりもします。

自分が思い描く店を作るために、店長には必要な人材を採用する権限もあり、店舗によってカラーが出てきます。吉祥寺店は、お客様の数が多いのでスピーディーかつ「また来たい」と思ってもらえる店づくりをしようと考えています。

飯澤さんにとって仕事とは何ですか?

プライベートを充実させるためにあると思います。仕事は仕事で精いっぱい取り組むことで家族と過ごす時間や趣味などのプライベートも充実すると考えています。バランスをとる事が大切ですね。子どもが生まれても仕事を辞めることは考えませんでした。入社したからには「店長にならないと意味がない」と思い続けてきたので、産休後も必ず仕事に戻ろうと考えていました。

これからどんな事をしたいと考えていますか?

まだまだこれからこの会社で学ぶこともあるので、店長として成長していきたいと考えています。満足するところまで、続けていきたいですね。
また、人材育成という観点ではハンバーガー大学での仕事にも関わってみたいと思っています。

お休みの日はどのように過ごされていますか?

子どもと過ごす時間が多いですね。子どももマクドナルドが好きなので、連れて行くこともあります。また、仕事が立ち仕事なのでマッサージに行くことも楽しみですね。特にタイ古式マッサージが好きで、資格取得にも挑戦したいと思っています。

学生にメッセージをお願いします。

社会人になると時間に追われて自分の時間が持ちにくくなるので、学生のうちに、やりたいことはやっておくと良いと思います。また、就職活動を考える上では、自分のいろんなパターンの人生設計をしておくとよいと思います。社会に出ると人生の分岐点がたくさんあります。その分岐点に立ったときに、より多くの選択肢があったほうがよいと思うんです。その時に何でもよいので何か「強み」を持っておくことが役に立つと思います。

インタビューを終えて( 学生記者:福間加純)

24時間営業の店の店長と子育て、両立しようと考えるのではなく、どちらも精いっぱい取り組み、仕事もプライベートも充実させていらっしゃる飯澤さん。そして何よりその笑顔が素敵でした。ご協力ありがとうございました。

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福間加純

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