社会の価値観を変えていきたい(リクルートエージェント)

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自身の就職活動がうまくいかなかった経験からこの業界に興味を持ったという指宿さん。「これまで自分が経験してきたことを、仕事を通じてたくさんの人に伝えていきたい」と語る指宿さんのワークスタイルについてお伺いしました!(2010年11月時点の情報です)

「社会の価値観を変えていきたい」―指宿さんのワークスタイルとは?

現在のお仕事の内容を教えてください。

新卒で理系の大学・大学院、海外の大学を卒業する学生の就職をサポートする部署で、グループマネジャーをしています。主な仕事は、キャリアアドバイザーとして働く部下の育成と、業績形成のための戦略立案です。

グループメンバーの日々の行動プロセス確認やメンバーがやりがいを持って働けているか、自分の積みたいキャリアに沿って仕事に取り組んでいるかについてを見ています。難しいことですが、メンバー一人ひとりの志向や持ち味、経験年数などに合わせて、マネージメントの仕方も変えるように心がけています。

理系大学生を担当する部署とおっしゃいましたが、文系ではなく理系にターゲットを絞った理由はあるのですか?

ある程度の専門性を持っている理系学生の方が、人材紹介というビジネスモデルでは新卒学生の力になれる可能性が高いためです。具体的には、理系学生が抱える就活課題(進学・推薦など検討項目の多さ、情報の少なさ、研究が多忙なため活動時間に制限があること)に対して、アドバイザーがつくことで学生の就職支援に役立つと考えました。

現在の仕事につくまで、どのようなお仕事を経験されましたか?

実は、新卒のときに入社したのは関連会社のリクルートスタッフィングという人材派遣会社だったんです。そこでは法人営業を担当していました。その後、2003年からの2年間、現在働いているリクルートエージェントに出向し、2005年に転籍しました。

リクルートエージェントでは、まず最初に社会人1~3くらいのいわゆる第二新卒世代や45歳以上のシニア世代のお客様のキャリアアドバイザーを担当しました。その後、現在の部署に配属されたんです。今年で社会人9年目ですが、新卒で入社してからずっと人材の仕事に携わっていますね。

指宿さんはどのような学生時代を過ごしていましたか?また、現在の会社に入社を決めた理由を教えてください。

私は生まれてから15歳まで海外で暮らしていました。タイ、シンガポール、アメリカで生活した経験があって、中でも一番長く住んだ国はタイでした。タイには10年住んだのですが、アメリカンスクールに通っていたので、タイの歴史などについて学ぶ機会はほとんどありませんでした。日本に戻ってから、「私ってタイのことをあまり語れないんじゃないのかな。」と思い、大学ではタイの歴史や政治・経済を勉強しました。あとは、旅行が好きだったので、国内外いろんな所へ旅行しましたね。

就職活動では、女性かつ文系の院生ということで、書類選考すらなかなか通らない状況でした。海外生活で培った語学が評価され面接に進むことができても、「女の子はいらないんだよねぇ」って言われてしまうことも。自分には働きたいという強い気持ちがあるのに、性別や年齢だけで判断されてしまうことに不満を感じて、そのような社会を変えたいと思うようになりました。そんなときに、「転職を前向きなものに変えた!」とリクルートが紹介された雑誌の記事を読んだんですよ。この会社なら社会の価値観を変えられるのではと思い、興味を持ったのがきっかけです。

なぜ、リクルートスタッフィングからリクルートエージェントへ転籍されたのですか?

リクルートスタッフィングは人材派遣の会社ですが、派遣社員の方の多くはキャリア形成よりも、まずは時給や勤務地の条件を重視される方が多いんです。

働く上ではそういったことも大切なことだと思いますが、私は学生時代の自分のように、就職や転職で悩んでいる人の力になりたいという気持ちが強かったんです。もっとひとりのお客様に深く入り込んでサービスできる仕事がしたい。そう思い、リクルートエージェントに転籍しました。

「何事にも妥協しない!」そう語る指宿さんの仕事観とは?

仕事の楽しさ、苦労は何ですか?

キャリアアドバイザーの楽しさは、お客様の人生の転機に関わることができることですね。転職を考える人はすごく悩んだり迷ったりされています。家族がいる方は特にそうですよね。私がアドバイスすることでその方の悩みや迷いが解消されたときは、私も少しは人の役に立つことができたんじゃないかなって嬉しく思います。

ただ、お客様も人それぞれなので、コミュニケーションをとることに苦労することがあります。シニア世代の男性のお客様だと、私のような年下の女性にキャリアについて相談することや、アドバイスを受けることに抵抗感を抱かれる方もいらっしゃいます。お客様と信頼関係を築くのは簡単ではありませんが、この仕事には欠かせないことですね。

グループマネジャーとしては、メンバーの育成が私のミッションなので、メンバーがキャリアアドバイザーの仕事にやりがいや楽しさを感じ、成長していく姿を見ることが私の喜びにもなっています。

仕事で心がけていること、大切にしている想いを教えてください。

妥協しない・覚悟をするということですね。仕事には楽しいことばかりではなく、辛いこともあります。人間、辛いときはもう諦めようかなって思うこともありますよね。諦めてしまうのは簡単ですが、私は、「ここで踏ん張ってもう一度ぶつかってみよう!」という気持ちを忘れないよう心がけています。ただ、出来ていないことも多いです。でも、心がけることが大事だと思うので、ベストを尽くせているかどうか、自問自答するようにしています。

お客様や同僚に対して言い難いことがあった場合でも、この人のためになるならと自分の正直な気持ちを伝えるようにしています。

「妥協しない」、大切なことなんですね。それでは、指宿さんにとって仕事とは何ですか?

自分を成長させてくれる場だと思います。私たちはお金をもらって仕事をしているわけですから、その分を会社に還元できるだけの成果を出さなければなりません。仕事というのは一人でするものではなく、大勢の人と関わりながらするものです。だから、自分の仕事に対してきちんと責任を持ち、やりきることが大切ですよね。そうやって、責任を持って仕事をすることが人を成長させてくれていると思います。

今後はどのような仕事をしていきたいですか?

学生さんにとって、今はまだ就職活動は就職情報サイトを利用するスタイルが定着していると思うのですが、今後はキャリアアドバイザーに相談しながら就職活動をするのが当たり前という社会にしていきたいですね。そして、一人でも多くの学生さんが納得のいく就職ができるようサポートしていきたいです。

「働く」ということに携わる人間としては、学歴・性別・年齢に関係なく働き、夢を追うことができる世の中になればいいなと思います。

これから就職活動をする学生へのメッセージをお願いします!

就職を考えるときに、自分はどんな仕事がしたいかわからないと悩む人が多いですが、若い頃から「自分の天職はこれだ!」なんて決められる人のほうが少ないと私は思います。実際に仕事をしていくなかで、自分の向き・不向きややりたいことが見えてくるというほうが自然なことだと思うので。ですから、やりたいことがわからないからといって焦る必要はなくて、まずは自分に与えられた仕事に一生懸命取り組んでほしいですね。

就職活動では、どんなに些細なことでもいいので、学生時代に自分が頑張ったことをきちんと言葉にできるよう準備することをおすすめします。

インタビューを終えて( 学生記者:岩城茉莉江)

指宿さんのお話を伺って、相手のために自分は何をすべきかということを常に考えながらお仕事をされていると感じました。何事に対しても妥協しないという姿勢も、働く女性として素敵だと思いました。指宿さん、ありがとうございました!

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ハナジョブ学生記者

2008年〜2016年までの学生記者たち

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