仕事はとても楽しい、仕事よりもママ業の方が大変!(WOWOW)

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WOWOWの制作局では初めて育児休暇を経て復帰したという水本さん。番組を一から立ち上げる制作の仕事はとてもハードですが、「ママをやっている人は本当に尊敬!」と、育児の大変さも語ってくれました。水本さん流子育ても交えながら、どのように、ワークとライフの充実をはかっているかをお聞きしました。

「仕事はとても楽しい、仕事よりもママ業の方が大変!」~そう語る水本さんのワークスタイルとは?

現在のお仕事内容を教えてください

演劇の舞台を中継して、放送する仕事を行っています。どの作品を放送するかを決め、権利交渉をしたり、ディレクターと相談の上、ベストな状態で収録・撮影できるように気を配り、編集にもっていきます。

他にも、役者さんのインタビューなど、広告・宣伝も手がけます。月に1~2本担当し、1つの作品に最初から最後まで、関わっています。

最近は松たかこさん主演の「ジェーン・エア」や「ディズニー・オン・アイス」、「印獣」、堤真一さん主演の「バンデラスと憂鬱な珈琲」の中継を担当しました。

現在の仕事に就くまで、どのような仕事をされてきたのでしょうか?

最初に就職したのが損害保険会社で、2年間営業補助をしていました。でも、例えば、夫が会社をやめたいと思ったときに、自分自身が手に職をつけていた方がいいかなと思うようになったんです。

話すことが好きだったので、結婚式の司会ならできるかなと思って、退職してアナウンス・スクールに通いました。その後、地方のテレビ局にアナウンサーとして入社しました。

2年後に家の事情もあって東京に戻らなければなったのですが、ちょうどその頃にWOWOWが開局して、募集があったんですよ。それで、WOWOWにアナウンサーとして入社したんです。入社してしばらくして、舞台の放送を担当する機会がありました。

そのときに、番組に一から関わることのできる制作の仕事って面白いなと思うようになり、現在の制作局に異動しました。

水本さんはどんな学生時代を過ごしていましたか?また現在の会社に入社を決めた理由を教えてください。

当時、女子は4大卒では就職がなかったので、短大を選びました。学生時代は・・・あまり自慢できるようなものではないです(笑)授業をサボりたくて、先生の誕生日会を開いてみたり(笑)

テレビ局のアルバイトをしたり、ゴルフサークルに所属したりしていました。けど、ゴルフがあまりうまくなかったので、先輩から、サークルの名前を出さないでくれと言われたくらいでした!

堅い職業に就こうと思っていたので、放送業界は当時全然興味がありませんでした。WOWOWに就職したのも、アナウンサーの経験が生かされるからと、たまたま募集があって、縁があったからですね。

仕事の楽しさと苦労を教えてください

舞台の権利元の要求が多くて、WOWOW側のディレクターと折り合いがつかないときは苦労します。特に、演出が海外の方の場合は、ニュアンスをくみとるのが大変だったり・・・(笑)

ディレクターも、作品の魅力を最大限に引き出そうとプライドをもって仕事しているので、そこをうまく調整するのが大変です。あとは、「別撮り」という、観客を入れない撮影は普段の倍の労力がかかります。

その分クオリティーもあがるので出来上がった瞬間は喜びもひとしおですが・・・・。出産前は、とても忙しかったですね。12月20日に出産で、12月1日まで働いていました!

苦労して作った作品を納品する瞬間が一番嬉しいです。好きな演劇に関わることをしているので、仕事は基本的に楽しいですね。

仕事で心掛けていること、大事にしている想いを教えてください

「仕事を自分1人でしない」ということですね。自分1人の力はそんなに大きなものではないと思っているので、プロデューサーという立場に奢らずに、ディレクターをはじめとした技術陣や、舞台関係者など皆の力で番組が成り立っていることを常に意識して、感謝して仕事することを心掛けていますね。

特に、産休明けは、夜遅くまで働くことができなかったので、同僚が本当に助けてくれました。人の支えなしではできない仕事だなと思っています。

「将来はなるようになっていく」~そう語る水本さんの仕事観とは?

水本さんにとって仕事とは何ですか?

「仕事とはこうだ!」と単純には決めることは難しいです。自分が開放できる場ではありますね。

育児休暇中は、仕事をしていなかったので、とても閉塞感がありました。やはり、働いているのが、本当の私なんだと実感したんです。

「生きること」と同じですね。人に守られているより、自分自身で強くなりたいと思っているので、仕事をすることによって強く生きていたいです。子供にもたくましく育ってほしいと思います。

水本さんはどのようにして仕事と家庭を両立させているのでしょうか?

仕事をしている時間、子供は保育園とベビーシッターさんにお願いしていますね。以前は私1人で完璧にやろうと思って、子供のためにといろいろやりすぎてしまったんです。

初めてのことばかりで自分を追い込んでしまって・・・ですので、プロの方の手を借りるのが一番だと思いました。

私が思ったのは、「ママは1人ではない」んですね。自分の子供がいろんな人にママと同じくらいの愛情を注いでもらっているので、とても幸せなことだと思っています。子供は社会の預かりものだと思いますので、社会の皆様から支えてもらっている、という気持ちです。

水本さんの将来の夢を教えてください

私は、「将来絶対こうなりたい!」という信念を持っているわけではなく、人生はなるようになっていくと思っています。

私は出産のときに、高齢出産のためお医者さんに帝王切開を薦められたんですが、出産ということを体験したいと思って、麻酔で陣痛の痛みを緩和する無痛分娩を選択しました。

しかし、出産のときにトラブルが起きて、急きょ帝王切開をすることになりました。産まれたばかりの子供の顔を見ると、青紫色だったんですね。その時に、自分の出産計画ばかりに気をとられてしまって、子供のことを考えてあげられてなかったなととても後悔しました。

もっと自然体の自分を受け入れて、今ある現実にしっかり目を向けていこうと思いました。

水本さんの休みの日の過ごし方を教えてください

休みの日は実家に行って、父の介護や家の手伝いを子供と一緒にしています。基本のんびりして過ごすことが多いです。
趣味はお酒を飲むことです。仕事が終わって、子供を寝かしつけた後に飲むお酒は最高ですね!(笑)

これから同じ職業に就きたい人にアドバイスをお願いします

演劇が好きな人には是非お薦めの仕事です。あとは、面白いことが好きな人には、是非放送業界に挑戦してほしいと思います。

女子学生に対してメッセージをどうぞ

子供がいる人生もいない人生もどちらも面白いと思いますが、子供が欲しい人は早く作ることをお薦めします。現在は親の介護問題もあるだろうし・・・私は43歳で出産を経験したんですが、「子育て」は自分への修業だと思っています。

出産前は子供が苦手だったんですが、出産を経て価値観も変わりましたし、「守るべきもの」がある幸せと責任を感じています。

インタビューを終えて( 学生記者:中並沙緒理)

飾らず、気取らず、ありのままを話してくださった水本さん。「人生はなるようになっていく」「私は来たものを受け入れてただ転がしていくだけ」という言葉はとても心に染みわたりました。これからも、自然体で、水本さんらしい番組ができ上がることを期待しています。ご協力ありがとうございました。

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About Author

ハナジョブ学生記者

2008年〜2012年までの学生記者たち

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