スケールの大きい仕事がしたい。(鹿島建設)

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鉄道の高架化の現場で、施工管理を担当する松枝さん。ゼネコンという、まだ女性が少ない職場に飛び込み、子育てしながら第一線で仕事をしています。そんな松枝さんのワークスタイルを紹介します。

スケールの大きい仕事がしたい。ゼネコンに飛び込んだ、松枝さんのワークスタイルとは?

現在のお仕事の内容を教えてください。

鉄道の軌道を高架化するために施工の計画を立てています。計画ができたら施工や材料手配の方法、どのような危険が伴いその対処法はどうするかなどを考え、作業する人に説明しています。どのように作るかという「作る方法」を考えるのが私の仕事ですね。

現在の仕事に就くまで、どのようなお仕事をされてきたのでしょうか?

設計の仕事をしていました。1、2年目は造成設計で、別荘地の開発や最終処分場などの設計をしていました。3年目からは臨海構造物を設計するグループで、羽田空港の滑走路の入札対応や古い火力発電所の耐震補強検討などをしていました。そのほかに、現場で発生するトラブルに対処する現場対応もしていました。

どんな学生時代でしたか?

旅行に行ったりサークル活動をしたり研究室の仲間と遊びに行ったりしていましたね。軽音サークルでの活動や海外旅行など、楽しい日々を送っていました。

勉強だけでなく遊びからも得るものが多かった学生生活でしたか?

そうですね(笑)。勉強ばかりしていると自分のいる学部の人としか知り合うことができないと思いますが、いろいろな分野の方と関わり友達になり、様々なものの見方を知ることができました。今でも交友関係が続き、他の業界の方の働き方を知ることができるのでフィールドを広げることも大切だと思います。

どうしてこの土木システム工学専攻を選んだのですか?

もともと家や橋など建物のことを考えることが好きで、建築か土木か考えたときに大きいものを作りたいと考え、土木を選びました。授業で景観デザインなどの授業もあり、美しい構造物を作る勉強などもできて面白かったです。

現在の会社に入社を決めたきっかけは?

設計したいということと、考えたものを自分たちの手で作りたいという思いがあったので、この点を考えるとゼネコンだなと思いこの業界に入りました。当時はゼネコンに女性が入ることが難しかったのですが、当社は女性を募集していたんです。それで応募し、入社することになりました。

会社の雰囲気はどのような感じですか?

職場は男性の方が圧倒的に多いですが、どこの会社でも同じように色々な人がいます。その中でできるだけ楽しく仕事できるように心がけています。学生時代から男性が多い中で過ごしてきたので、男性の多いこのような環境には慣れていますね。

自分の工夫で良いものができる~そう語る松枝さんの仕事観とは?

仕事のやりがいや楽しさと苦労を教えてください。

自分が計画したものがその通りにでき上がっていくことや、その過程でうまくいったときにやりがいを感じます。

作業に取り掛かる前に問題を考えておくため、その甲斐あって問題にうまく対処し、良いものができたなと感じる時に喜びを感じます。

また責任の重い仕事ですが、責任があるからこそやりがいもあります。今の現場は東京都内の鉄道構造物ですので、周辺には建物が建っていて、作業場所を広くとれません。そのため、考えなければいけない点がたくさんありますが、問題を想定して対処方法を考えておくことでうまくいったときは嬉しいです。

逆に、現場が動き出してから自分の経験不足で想定していなかった問題が出てきたときは、苦労しますね。

仕事で心がけていること、大事にしている思いを教えてください。

よく考え、がんばれば良いものができますが、手を抜いてしまうと欠陥が出てしまいます。ですから、発注者が求める品質を確保することは当たり前ですが、自分ができるプラスアルファの工夫をするように心がけています。

松枝さんにとって仕事とは何ですか?

自分の力を試すことのできる場所ですね。ありふれた方法に自分がプラスアルファを考えることで仕事をスムーズに進められたり、見過ごしていた問題点にうまく対処することもできます。施工管理では、自分が工夫したことの成果を目の前で見ることができるんですよ。

職場ではリーダーシップは求められるのですか?

今は現場に来て3カ月なので求められていませんが、実際に工事をしてくださる下請けの会社の方に、自分のやり方を貫き通せるかということでリーダーシップは必要ですね。

これからの自分の課題は何ですか?

自分で一人前に施工管理ができるようになることが今の課題です。また、次にどこの部署に配属になったとしても、技術的なバックアップができるように現場を見ておきたいです。

これからどんなことをしたいと考えていますか?

家族を増やして、にぎやかな家庭にしたいです。仕事と家庭を両立させて、楽しく充実した日々を送りたいですね。

どのようにして仕事と家庭を両立していますか?

全て一人でこなそうとすると大変なので、夫に半分手伝ってもらっています。週の半分は保育園に送り迎えに行かなければならないので、その分周りの人たちに助けてもらっています。

設計の仕事をしていたときは期限が明日までという仕事は少なかったので、自分で時間の調整をして仕事をこなすことができていました。でも、今の仕事では明日までの仕事が多々あるので、周りの人たちの助けは必要不可欠ですね。

自分の時間はありますか?

家にいるときは子供と過ごす時間がほとんどですし、平日は家に帰るのも遅いため自分の時間は取れません。でも、子供や家族と過ごす時間が自分の時間と言えるかもしれないですね。休日に家族でスキーやレジャーに行くことがあるのですが、そのときは思い切り楽しむようにしています。

これから同じ職業に就きたいと思っている人にアドバイスをお願いします。

ゼネコンというのは土木・建築を施工するという分野だけではなく、研究や開発、設計、営業などが集まった総合力・大きな技術力を持っている会社ですので、様々なことができます。

未来の技術、施工や設計に自分が携わることができ、自分の目で見ることができる点が良いところだと思います。大きなスケールは他の業界では味わえないのでやりがいもあります。

女性社員も増えてきていますし、仕事だけではなく子育てもできる環境が整ってきていますので、是非仕事と家庭を両立してほしいですね。

人生の先輩として学生へのメッセージをお願いします。

自分の専門分野にとどまることなくいろいろなことを見て、経験して知識を広めてください。次のステップに進むときに、一つずつ積み重ねた経験や知識が将来きっと大きな力になると思います。

インタビューを終えて( 学生記者:木村江梨花)

松枝さんは仕事も家庭もキッチリこなしているのだなという印象を受けました。スケールの大きな仕事なだけに、重い責任を感じながらもやりがいを感じていらっしゃるということが伝わってきました。松枝さん、ありがとうございました。

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About Author

ハナジョブ学生記者

2008年〜2012年までの学生記者たち

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