「お菓子」を超えた商品やサービスを手がけていきたい。(カルビー)

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カルビーの大人気商品「Jagabee(ジャガビー)」の商品企画を担当する網干さん。商品企画の仕事に憧れる学生は多いけれど、実際にどんな仕事をしているのでしょうか?また、網干さんにとって仕事の楽しさとは?(2009年10月時点の情報です)

商品企画の面白さ~原料から店頭まで~

現在の仕事の内容を教えてください。

商品企画を行っています。商品企画は、まずお客様の声を聞いたり市場の環境の分析を行ったりします。次に商品のコンセプトやパッケージの開発。そして、中身製品のレシピ開発を開発担当者と行い、量産化するためにエンジニアとともに商品を作り出していきます。

カルビーの商品企画は原料から店頭まで比較的広い分野に関わって仕事をしています。CMや広告プロモーションを専門家と制作したり、また営業と販売戦略を練ったり、商品を売り場に出しお客様の反応を見たり、という仕事も行うことがあります。

現在はマーケティングなどを2人でこなしているので、メールをかきながら電話を受けることも日常茶飯事でとても忙しいです(笑)。

仕事で何がやりたいかではなく、自分は何が好きか

農学部にはいったきっかけは?

父親が食品関係の仕事だったので、子どもの頃から食に興味がありました。だから農学部という分野で、実際に農作物を作ったり流通させたりということを学びたかったんですね。仕事で何がしたいかというよりは、何が好きかというところを大切にしていました。

理系で大学院に進むかどうか悩むことはなかったですか?

世間では一言で「理系」「文系」と言いますが、実際には100%理系、100%文科系という人はいなくて、私自身は中間に近い人間だなと思っていました。そのため研究を極めるよりは、社会に出ていろんなことを早くみたいと思い大学院には行かずに就職しました。

どんな学生生活を送っていましたか?

学生時代はそれなりに研究をしていました(笑)。しかし、理系のわりに研究は少ない学科だったんです。それ以外にアルバイトをかなりしていましたね。塾や家庭教師などをしていました。また、新聞社で事務のバイトも経験しました。その中で初めて社会にでる体験ができました。社会に早く出たいという背景には、新聞社で仕事をした中で、自分が大学だけで見た世界、同世代の友達だけと体験することとは違う世界が広がっていることを見ることができた点がきっかけとしてありますね。

入社を決めたきっかけは?

お菓子は日常生活になくてもいいものですが、ないと寂しい。友人との何気ない会話の中にお菓子があって、あるのとないのでは違うんですね。お菓子は場を作ったり、コミュニケーションのツールの一つになると感じていたんです。食品の中でも、ただの食品でない魅力を持つお菓子に携われるのがカルビーであるということが大きなきっかけです。

また参加したセミナーで、他社以上に“カルビーだからこそ”のこだわりを感じられことが印象的だったことも入社の決め手でしたね。今では日常ですが、入社したての頃はカルビーのこだわりでもある「じゃがいも」について、50代の方々が真剣に議論していたことにびっくりしました。

入社後1年で商品企画に!!

現在の仕事に就くまでどのような部署にいたのですか?

最初は現在のシリアルを作っている清原工場(現:オイシア)で品質管理を1年ほど行いました。その後、商品企画の仕事に関わることができました。メーカーに入ったからには商品企画・開発をしてみたいという気持ちがありましたので、早いうちからこのような仕事に関わることができて嬉しかったです。

さやえんどうやおさつのスナックなど野菜素材を練りこんだ商品を7、8年担当し、2005年の8月からプロジェクトが発足したのと同時に現在のJagabee(ジャガビー)の担当になったんです。

仕事のやりがいや苦労を教えてください。

苦労は毎日あります。しかし12年間続けてこられたのは、苦労を忘れてしまう喜びがあるからです。

これまで数十回商品のリニューアルや新発売に関わってきましたが、自分の関わった商品がお客様の手に取っていただけた瞬間を見るのは何度経験しても大きな喜びを実感します。やはりこれが一番の喜びで、仕事のやりがいに繋がっていますね。

仕事場は自分を表現する大切な場所

網干さんが、仕事で大事にしていることは?

20代は、とにかく仕事を覚えたいという気持ちが強く、残業も含め必死にやってきました。
人生の中でも仕事場にいる時間は6~7割を占めることになりますので、自分を表現する場、自分の思い、自分のやりたいことを見つける場としても考えています。仕事をすることによってプライベートも充実させていきたいです。プライベートだけだと見つからない「やりたいこと」が仕事を通して見つけることができますからね。

単なるお菓子ではなく“空間をつくる商品に”

将来の夢を教えてください。

カルビーは一般的に「スナック菓子をつくっている会社」といわれるのですが、現在担当しているJagabeeはお客様には食品のように感じられている面もあるんです。スナック菓子を一歩越えた商品なんです。私が入社を決めた理由の一つでもあるのですが、「お菓子」を超えた商品やサービスを手がけていきたいと考えています。

3つの大切なこと、そしてチャレンジ

これから同じ商品企画に就きたい学生へメッセージをお願いします。

これまで商品企画の仕事を振り返ると3つの大切なことがあると思います。1つ目は「好奇心を持つこと」、2つ目は「見過ごさないこと」、3つ目は「探究心を持つこと」です。
 
仕事では、お客様が「赤が良い」といって赤にしても、商品が売れないこともあるんです。だから「なぜ赤が良いと言ったのか」を探っていく必要があるんです。そうしないと本当にお客様が望んでいるものは実は作れないんですよ。この3つは、商品企画の仕事に関わらずこれから仕事をする中で役に立つことだと思います。

それでは最後にハナジョにメッセージをお願いします。

「思い立ったら吉日」という言葉がありますが、思い立ったときに行動することを大切にして何でもチャレンジしてください!!そして、そのチャレンジを辞めずに続けてください。

実はJagabeeは香港にも進出しているのですが、私は文書のやり取りなどで言葉の壁に苦しんでいるんです。やはり語学は現地の人と直接コミュニケーションするための手段として大切なんですよね。学生時代にやっていれば良かったと思うこともありますが、思い立ったら吉日で私も行動に移していかないと(笑)。

学生の皆さんも是非頑張ってください!!

インタビューを終えて( 学生記者:鈴木陽子)

ほんわか癒し系美人の網干さん。しかし、お菓子に魂を吹き込み、世に送り出す核を担っている現在のお仕事に強い誇りや自信をもっていると感じました。就職活動で食品関係に興味があるという方、また自分の好きを仕事にしたいと考えている方に必見の内容だと思います。開発まで10年、汗と涙と笑顔が詰まったJagabeeを皆さん是非食べてください。

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About Author

ハナジョブ学生記者

2008年〜2016年までの学生記者たち

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